2008年

9月30日(火)

台風やなにがそんなに悲しいの

目を、耳を、心を閉ざして絞り出した「答え」などあまりにも脆い。
自分に都合のいい「答え」だけを抱えて、
どんなに頑張ってみても、
社会とうまく折り合いなどつけられないでしょ?
だって、そういうものなんだもん、たぶん、ね。

たいふうや なにがそんなに かなしいの
季語=台風

ねずみ、ミュージック、栗、利口、魚の目、目くじら、楽、苦楽、口先三寸、ん?
いつもありがとうございます!


※台風、上陸するでしょうか?
※台風は、ご存じの通り、英語のTyphoonを漢字にあてたもの、でもないそうです。
諸説あるみたい。それぞれに理由があるんですね。おもしろいものです。


9月29日(月)

秋の蝶ふとたのしげにさみしげに

きのう、個人サイトやブログのことについて、
熱心に論じている方たちがいましたよ。
ま、あっちにもこっちにもいるけどね。
曰く、まめに更新できる人は希なのだとか。
そりゃまあ、そうかもしれないけれど・・・・。

あきのちょう ふとたのしげに さみしげに
季語=秋の蝶

※秋になってから見かける蝶のことです。
※すっかり秋らしくなりましたね。街中で見かける孤蝶の姿は・・・・どう映るんだろう? どう? 教科書通りなら、寂しげとか、もの悲しいかな? もちろん、それを否定しているわけではないですよ。
※飽きることはけっして悪いことじゃない。たぶん、それが普通だ。
※きょう合気道というものを、さわりだけですけど体験してきました。前々から興味があってさ。
「表があれば裏がある」のだそうです。なるほど。はじめてみようかなぁ〜。
※休日はときどき潜りに行くんですけどね。スキューバーダイビングってやつね。昨日は風が冷たくて、ちょっと体調を崩したみたいです。大したことないけど・・・・、とにかく子どもの頃から温度調整がヘタみたいです。
※ぼくは、まだ飽きてないですよ。いつもありがとうございます。


9月28日(日)

さようなら色なき風となりましょう

大切なものは頭の中にはない。
馬鹿らしく矛盾したことを言っているような気もします。
でも、近ごろ、どうしてもそんな気がしてね。
なんの根拠もないのだけれどね。
そうなんだけどね・・・・、なんとなくね。

さようなら いろなきかぜと なりましょう
季語=色なき風

※数日前にも書いたけど、秋風は無色透明なのだそうです。もちろん、感じ方は人それぞれですよ。
※まるっと受け売りです。古代中国の五行思想の中で、秋は白となっているそうです。五行思想ってなんだ?
※詩人・北原白秋の名前の由来でもあるそうですよ。


9月27日(土)

あなたにはあなたの夢をえのこ草

プロとアマの差ってなんなのかしら?
その能力でお金を稼げること?
確かにそうかもね、ある一面は。
自信があるか、ないか?
それもあるかもね。
根拠のない自信を振り回す人などごまんといるけどね。
条件などいろいろありそうだ。
でもさ、
そこになんらかの基準を求めようとすること自体が、
「まだまだね」ってことなんのかもね。
馬鹿ですね、ぼくがね、しずかに、かんばろう。

あなたには あなたのゆめを えのこぐさ
季語=えのこ草

※狗尾草(えのころぐさ)、その傍題が、えのこ草、猫じゃらし。猫じゃらしの方が一般的ですか?
※秋の代表的な雑草かも。狗尾草は子犬の尾の見立て。中国名も同じなのだそうです。どう読むは知りません。
※エノコロは、おそらく、犬ころ。エノコは、たぶん、犬子。犬子草(いぬこぐさ)とも呼ぶそうです。
※アワの祖先で、農耕伝来とともにユーラシア大陸から日本に入ってきたと考えられています。
※本当にやりたいことなど、天からは降ってこない。偶然も必然。自ら探さないとね、と思います。
※いつかみていろ、ぼくだって! いつもありがとうございます!


9月26日(金)

運命がわずかにうねり葉鶏頭

あったらあったで便利だけど、
マニュアルなどはやはり参考程度のもの、と、思います。
基礎は、基本は、外せないものだけど、それでも例外のないものはない。
ま、自分だけは例外だ、
などとは夢にも思わない方がいいみたいだけど。
意外と難しいんですけどね、それが。

うんめいが わずかにうねり はげいとう
季語=葉鶏頭

すべてを人様のせいにして、
気持ちよく解決できることなどあるのかしら?

※ハゲイトウは、花ではなく赤や黄色に色づく葉の美しさを鑑賞します。
※花はつきますが、花弁がなく緑色なので、気づかないそうです。花があるなどとは考えてもみませんでした。
※本来、花のならない植物などないのですね。あるの?
※熱帯アジア原産で、鶏頭と同じヒユ科に属するそうです。
※いつもありがとうございます。


9月25日(木)

秋風や貴方の鬼が二度笑う

そうそう、間は「あいだ」とも「はざま」とも読むのでした。
辞書だと「あいだ」の方が、用法が多いみたいです。
「はざま」は、「あいだ」の半分くらい。
人と人の間を、人と人の間(はざま)とは言わない。
でも強調したいときには言うのかな?
壁と壁の間などは、どっちもありかな?
ま、日常会話でいちいち気にしている人はいないよね。
いないよね?

あきかぜや あなたのおにが にどわらう
季語=秋風

※秋の風は白いそうです。この場合の白とは、無色のことです。秋風は無色、なんか分かる気もします。
※秋風には、素風(そふう)という呼び名もあるそうです。
※ハザマにすると、なんとなくそれだけで高尚な感じになるのかしら? でも、そういうことも大切ですね。
※昨日の句はアイダと読むのとハザマと読むのとでは、印象がまるで変わる気がするのですがどうなのでしょう?
上手に説明できればいいのですが、残念ながら、いつもの、なんとなく。
※天才外科医ブラック・ジャックの本名って知ってます? 間黒男(はざま・くろお)っていうんだよ。
いかにも後付け、無理矢理って感じがしなくもない、と思っていたら・・・・
※なんと、マンガ「ブラック・ジャック」は、もともと短編の企画モノだったらしい。白黒の髪も偶然の産物なんだってさ。
※日本語に厳しくあることで得することって何なのでしょう? 逆に、日本語にルーズだと損することってなんなのでしょうか? どちらも適度に理解しつつ適度に使い分けられるのなら、それに勝るものは、たぶん、ないのだけれど・・・・。その使い分けが一番むずかしい、のかもね。
※言葉のニュアンスを口頭で伝えるのはむずかしい、と、強く思うことがあります。まったく同じ言葉なのに、伝わる人と伝わらない人がいたとして、大概の場合、かなしいかな、伝わらない人の意見の方が優先されるみたい。その理由は分からなくもない。けど、そのやりとりが一番つかれます。
※また愚痴ちゃった? いつもありがとうございます。


9月24日(水)

辛抱と我慢の間曼珠沙華

そういえば、お盆とお彼岸の違いってわかります?

しんぼうと がまんのあいだ まんじゅしゃげ
季語=曼珠沙華

※秋の彼岸が近づくと咲くので彼岸花ともいわれます。古くから墓地などに多く植えられていたため、死人花、幽霊花などとも呼ばれているそうです。
※マンジュシャゲは梵語で赤色という意味のようです。
※黄色い曼珠沙華もあるんですよ。古代から栽培品種だったようです。


9月23日(火)

鬼やんまいつかすべては上手くいく

時間が解決してくれるのは、過去を振り返らない人限定?
人は、相手のことを考えているようでいて、
じつは自分自身のことをしっかりと中心に据えて
思考を巡らせているものらしい。
当然の話だ。
それが見えやすい人と、見えにくい人がいるのかな?
ときに、それを責め立てる人もいるけれど、
考えてみれば、なんだか妙な話ですよね。

おにやんま いつかすべては うまくいく
季語=鬼やんま

※トンボの中の大型のものをヤンマと呼ぶそうです。その中でも最大のものがオニヤンマなのだとか。
※あまりはっきりとした記憶はないのですが、オニヤンマは迷いなどないように一直線に飛んでいるようにもみえます。
びゅ〜ん、びゅ〜ん。人がそうあるべきなのかどうかは知りません。
※いつもありがとうございます。


9月22日(月)

竜田姫月の裏には蔑みを

暗い句だと思いますか?
どうなのでしょう?
明るくはないけど、暗くもない、と、
本人は思っているのですが、どうなのでしょう?
どんな人にも、ポジティブな一面と、ネガティブな一面はあるもの。
バランスですね。ほんと、バランス。
そのバランスは自分自身でしか調節できない。
誰のせいでもないみたい。
最近ようやく気づきました。

たつたひめ つきのうらには さげすみを
季語=龍田姫


※春の佐保姫に対して、秋の龍田姫。野山を紅葉させる秋の女神です。
※まだまだ紅葉には早いのでしょうが、すぐ近くまで来ているは確かです。
秋の足を音が、ほら・・・・、すいません、ちょっと歯が浮きました。
※秋という季節は、他の季節よりも、いろんなものが混在しています。なんとなく、そんな感じがします。
※そういえば、昔、月の裏にはアメリカだったか、ソ連だったか、合同のだったか、宇宙人のだったか、宇宙基地があるとかないとか、そんな噂話がありましたね、たしか。
アポロ計画って、何度も月面着陸していたんですかー? 知ってました? 一度だけだと思っていました。へぇ〜。ほんとへぇ〜。
※いつもありがとうございます。 


9月21日(日)

つたなさをつなぎ合わせて蓑虫に

最近、いろいろと古典の現代語訳が出版されていますね。
現代語訳になると情緒がうすれるような気がするとか、しないとか?
ま、たしかに。
小説を映画にすると雰囲気が変わるのといっしょかな?
ちょっとちがう?
ただ、それは、とても理解しやすくなったから、なのかも。
情緒って、もしかしたら
理解できない何があってはじめて
そう呼ぶことのできるものなのかもしれない、
とかなんとか、
考えてみたりなんかしちゃってね。
意味ないけどね〜。

つたなさを つなぎあわせて みのむしに
季語=蓑虫

※ミノガ類の幼虫です。
※「枕草子」の第40段に蓑虫が鬼の子として登場します。下記はその現代語訳です。
『ミノムシは、とてもかわいそうだ。鬼が生んだ子なので、親に似てこの子にも恐ろしい心があるだろうと、親の粗末な着物 ― 蓑 ― を着せて、「もうすぐ、秋風が吹き始めたら、迎えに来るからね。待っていなよ」と言い置いて逃げてしまったのも知らないで、風の音から秋を知って、八月ごろ(旧暦)になると、「父よ、父よ」と心細げに鳴く。とても哀れだ。』
「枕草子 ビギナーズ・クラッシクス」(角川書店)より抜粋、参照。
※鬼の子、鬼の捨子、みなし子、親無子(おやなしご)などがミノムシの別称です。もちろん季語です。
※ミノムシの話の典拠は不明なのだそうです。伝承の原型はどのようなものだったのかな?
※かつて、ご高齢の方ならご存じだとか、ミノムシの「蓑」を集めてつくった高級ハンドバックがあったそうです。へぇ〜、知ってました?
※昨年の10月22日に同じようなことを書いています。よかったら見てみてください。少しは成長しましたかね?
※ただいま、あさの5じはんです。ひじょうにねみいで〜す。いつもありがとうございます。ではまたあした。


9月20日(土)

芋虫や存在軽きゆえ軽し

いつも、いつも、今まで書いてきたことをプリントアウトしておこう、
とは、思ってはみるのですが、これが意外とめんどくさい。
実際はそうでもないのでしょうけど、めんどくさいものはめんどくさい。
目的は、同じようなことを書かないためか、
書きっぱなしにしないためか、紙面として通読してみたのか、
よくわかりません。
今やらないと、ますます、めんどくさくなりそうです。
あ〜、めんどくさい。

いもむしや そんざいかるき ゆえかるし
季語=芋虫

※とかいいながら、試しに先月分をプリントアウトしてみました。自分で言うのもおこがましのですが、読みやすいですね、あはは、人ごとみたいに読めます。それでいいのか? 誤字脱字も意外に、えへへ、あったりなんかして。
※デジタルとデジタルでないもの、内容は同じなのに感じ方や受け取り方が変わったりする? そこまでの違いはない? よくわかんないね。
※とにもかくにも人の思いはいろいろだ。千差万別で、八百万、すべての人を一方向に満足させるなど簡単なことじゃない。その数が多くなれば多くなるほど、きっぱり、ムリですね。
※自分をマネジメントできない人間が、他人をマネジメントすることなどできないそうですよ。耳が痛いね。
※原作の「チルドレン」も好きですが、映画の「チルドレン」も好きです。なんとなく、長いこと、観ようか観まいか躊躇していましたが・・・・。そういうことってない?
※「素直におもしろいです」って、昨日なんとなく書いたけど、それこそなんとなく昨日本屋さんで手にしたあるエッセイの中に「素直におもしろい? じゃ、楽しめない人間は素直じゃないのか?」みたいなことが書いてあってね、ちょっと笑ってしまいましたよ。別の言い方をすると「単純に楽しめます」ですか? 「じゃ、楽しめない人はひねくれているってこと?」、なんだか永遠に続きそうですね。
※調子はどう? いつもありがとうございます。


9月19日(金)

温かい涙はいずこ蚯蚓鳴く

どんなに上手に隠しても、
妬みでいっぱいの人の助言や苦言には、
やっぱり妬みが混ざってしまうのかしら?
信じていいのやら、悪いのやら?
そんなことを考えること自体が不遜なのかしら?
すいません。
それにしても、世の中、いろんな人がいますよね。

あたたかい なみだはいずこ みみずなく
季語=蚯蚓鳴く

※ミミズは鳴きません。秋の夜、虫の声に混ざってジーと鳴いている虫がいます。ケラだという説もありますが、実のところはよく分かってないそうです。それをミミズだとするところが日本的な趣なのかも。
※「自分で決めてやめたことが、何で逃げたことになるんだ?」なのだそうです。映画「銀色のシーズン」の中に出てくる台詞です。ちょっと印象的でした。賛否あるようですが、久しぶりにボロボロと泣きましたよ。まったく泣けないという人も多そうです。むしろどこで泣くんだくらいの勢いかも? でも紹介しておきます。素直に、おもしろいよ。
※いつもありがとうございます。


9月18日(木)

秋の蝶叶わぬ想いあふれ出す

昨日、ときとぎ昼食を食べに行くお店の日めくりカレンダーに
「朝のこない夜はない」と書いてありました。
よくある言葉ですが、いい言葉です。
でも、なんで昨日なんだ?
ふと、考えてしまいました。

あきのちょう かなわぬおもい あふれだす
季語=秋の蝶

いつもありがとうございます!



9月17日(水)

上弦の月必ずや満たさるる

誤解されない言葉なんてない。
嫌なことはおとといに捨てて、また今日からがんばります。
がんばりますとも、たぶん。

じょうげんのつき かならずや みたさるる
季語=上弦の月

いつもありがとうございます!

※満月に至るまでの月を上弦の月または上り月といいます。その逆が下弦の月、下り月といいます。
※俳句では、秋に関してのみ月の一語だけで季語になります。考えようによっては、とっても便利です。
※十五夜を過ぎた今からは下弦の月なんだけどね。まいいじゃん。
※何事も続けていればいいこともあるさ、きっと、と思いたい。でもたぶん・・・・


9月16日(火)

純粋なようで中身は秋簾

最近さ、
他者の個性を活かすことで自分の個性を活かす方法もあるのになぁ、
と考えさせられることが多くてさ。
たいていは仕事上のことだけど。
ま、めんどくさい話だから詳しくは書かないけどね。
自分の着想やアイデアにあまりに固執する人は、
ぜんぜんプロじゃないのかもしれない。
自分というものがあって、うらやましい、すばらしい、
と思わなくもないけど・・・・なんか違うみたい。

じゅんすいな ようでなかみは あきすだれ
季語=秋簾

※スダレは夏の風物詩のひとつですが、日ざしがやわらかくなるとそれに対する感じ方も少し変わってきます。
長い間、吊したままだとさすがに汚れがひどくなります。


9月15日(月)

名月や無いもの強請りもう飽きた

口の達者な人って、結局なんか損をしている気がします。
口下手な人の方が目立って損をしているのでしょうが、
そもそも損の質が違うのかも? なわけない?
例えば、神様が目の前に現れて、
どっちの人生がいい、と、たずねたとしたならば・・・・
やっぱり口が達者な方がいいかなぁ〜、あはは、すいません。
ほんとうの努力家で、口が達者なら最強かもね。
ぼくは普通です。

めいげつや ないものねだり もうあきた
季語=名月

きのうの十五夜は綺麗でしたね〜。

※名月は、陰暦八月十五日の中秋の満月のこと。
※「ねだる」を漢字で書くと「強請る」なのだそうです。「ゆすり」は「強請」です。
ちょっとびっくりですが、見方を変えれば似たようなものなのかもしれません。
大辞林によると「文句や不平をいう」という意味もあるそうです。見方を変えればです。
※努力ってなんなの〜!? いつもありがとうございます。


9月14日(日)

杜鵑草ふとひきさかれたる想い

ものすごく嫉妬深いということと、偽物であるということは、
意外と案外、結構、密接な関係があったりなんかして。
ないかもしれないけど・・・・
たんなる思いつきです。

ほととぎす ふとひきさかれたるおもい
季語=杜鵑草

まあ、まあ、まあ
いつもありがとうございます。


※花の内側にある紫の斑文が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることからホトトギスと名付けられたそうです。まぎらわしいので表記上、草の字を付けているのだとか。しかも実際は、模様は似てないのだとか。
※ユリ科の多年草で山地に自生します。園芸用としても。


9月13日(土)

花真菰ひとつふたつの取り柄かな

今どきは、どこもかしこも、ペーパーレスって感じですか? 
「資源を大切に!」ですよ、ほんとです、わかってますってば。
でもさ、モニター上よりも紙面上の方が
圧倒的に受け取れる情報量が多い気がするんですよね。
気のせいですかね?

はなまこも ひとつふたつの とりえかな
季語=真菰の花

※日本全国の水辺に群生しています。イネ科で、水に半ば浸りながら高さ1〜2メートルになります。イネの花に似た淡い紫色の花をたくさんつけます。
※その葉はアヤメやショウブに似ています。花が咲かなきゃ分からない?
※あくまでも情報としての話であって、内容の話ではないよう。広く浅くならネットに勝るものはない、けど・・・・向き不向き、慣れ不慣れなのかもな? そんな気もしてきたぞ。
※どうでもいい話。人の顔つきが良くなったとか、悪くなったとか、万人がそう感じるなら、おそらくそうなのでしょう。でも、個人が個人に対して感じる感覚は、むしろ自分自身の見方や感じ方が変化したのかもしれない。いろいろだけど。今日もいい天気ですね。
※「平家物語」で知られる、歌人であり武人であった悲劇の人、源三位頼政の若き日のエピソード。
絶世の美女といわれる女官「菖蒲の前」に懸想した頼政をからかおうといたずら心をおこした鳥羽院が、その女官に似た女性を数人並べ頼政に対面させました。見事にこの中から本人を見つけることが出来たならば、つかわそうと。懸想しているとは言っても院の女官、実際に見たことがあるわけじゃない、おそらく。それとも一瞬ちらっと、それで一目惚れ? で、まあ、頼政、「さみだれに池の真菰の水ましていづれ菖蒲と引きぞわづらう」と即座に歌で返したそうです。すごいね。五月雨で水が増せば、マコモとマヤメの違いは分かりますよ、という意味かな? つまり、わかるわけないじゃん、ってこと? 絶世の美女なのに? まあいいか。詳しくは知らないの。
※脳の研究者・池谷裕二さんの著書「記憶力を強くする」の中に、すごくおもしろいですよ、「天才とは、努力の足りない凡人の妄想によって作られた言葉です。」って一節があってね、たぶん。3年前のノートにしっかりとメモってましたよ、ぼく。あはは
※もう3年か、はやいな。といっても、俳句をはじめたのは15年以上前、長いブランクがあって3年ほど前から再スタート、当時から真剣に取り組んでいれば・・・・とんでもなく嫌な奴になっていただろうなぁ〜、と思う。あはは
※また下らぬことを書き過ぎちゃった? いつもありがとうございます。


9月12日(金)

コスモスや残せるものはなんだろう

ま、なんとなく。深い意味などないのだけれど・・・・。
ほんとに、何事もやりはじめなければ、やる気はでないものです。
わかっちゃいるけど、なかなかね。
なかなかね。

こすもすや のこせるものは なんだろう
季語=コスモス


※コスモスとは秩序ある世界の意味。その反対語はカオス、混沌の意味。
※日本に来たのは幕末。オランダ人から薩摩に伝わったとか。今では、そこら中で咲いています。
※この時期に咲くコスモスは台風にあう確率が高い。吹き倒されてもまた立ち上がり、見事に花を付けるそうです。
※いつもありがとうございます。


9月11日(木)

さぼり癖付けば付くほど野分かな

天気と人のこころは、昔のまんま?
大都会の中にあっては、一番の自然なのですか?
なるほどね。
偏見を持たない人などほとんどいない。
自分の主義主張はなかなか変えない、変えられない。
それが正しいか正しくないかなんて関係ない。
もっとも、その価値判断すらあやしいものだけどね。

さぼりぐせ つけばつくほど のわきかな
季語=野分

風よふけ〜!
関係ないけど、あ〜、のんびりしたい。

※ノワキと読みます。野わけとも言います。暴風が草木を分ける意味で、主に台風のことをさすようです。
季語集によっては、雨をともなわない「風台風」みたいなものとあります。
※昔は台風の発生を予測することなどできなかったから、台風を野を分ける突風と感じたということだそうじゃ。なるほど。
※いつもありがとうございます。



9月10日(水)

どうしてもかたちにならぬ二百二十日

世の中すべてが厄日なら、頑張れば一人勝ちってこともないか?
ないか? そうか?
一人勝ちしても、いいことはないらしい。
ぜんぜん、知らないけど。

どうしても かたちにならぬ にひゃくはつか
季語=二百二十日

きょうは厄日なのだそうです。へぇ〜。
いつもありがとうございます!!

※立春から数えて210日の9月1,2日ごろを、二百十日。それから10日目を二百二十日。その前後は、古から暴風の多い厄日と言われています。ちょうど稲の開花時期。農業国ならではの恐れや心構えのようです。


9月9日(火)

大空がつめたくみえて秋あざみ

意味なんて
なければないほどいいのかもしれない、
と、思うときがあります。
コミュニケーションなんて、それでいいのかも。
でも、それだけでは成り立たないものもあるのかも?
経済活動なんか、そうなのかもね。
だから、世の中、複雑になるのかな?

おおぞらが つめたくみえて あきあざみ
季語=秋薊

あいうえお

※秋に咲くアザミを秋アザミと言います。春に咲けば春アザミ、夏に咲くものは夏アザミ。
種類よって咲く時期が異なるだけです。
※日本産のアザミはほとんどが秋に咲くそうです。ただ、春や夏にくらべ色彩が少し劣るのだとか。
※いつもありがとうございます。


9月8日(月)

花芒あやまり癖が口惜しい

だんだん書き出すのに時間がかかるようになってきましたよ。
書くことがないというより、書きたいことが見つからないみたい。
長く続ければ、そんな時期が何度もあるのでしょうね。
そんだけ・・・・。

はなすすき あやまりぐせが くちおしい
季語=芒

※いたるところに自生していますが、秋の七草のひとつです。
※この芒の葉がかやぶき屋根の材料になるって知ってました? よく知らないんですけど、らしいです。


9月7日(日)

蘆の花いつまで待てるものだろう

どんなに立派な意見も、どんなに高尚な思想も、
根のないものはネガティブ、じゃない?
「根って何?」って、聞かれてもこまるけど・・・・こまっちゃう。
やさしくないし、明るくもない、進歩的であるようでいて閉鎖的。
上手く言えないけど締め付けられるような感じ。
そんな感覚がどこかにあるんです。
あれって、なんなのだろう? わかる?

あしのはな いつまでまてる ものだろう
季語=蘆の花

※芒に似た感じのイネ科の多年草。水辺に多く繁殖しています。地下に根茎を伸ばして大群落をつくるそうです。
※穂に小花をたくさんつけます。紫色から次第に紫褐色になるそうです。
※根茎(こんけい)とは、根のように見える茎のことです。茎は通常地上にありますが、地下にある地下茎というものもあるそうです。
※日本はアシの国、「豊葦原(とよあしはら)」と呼ぶそうです。古事記などに出てくるのかな?
※大辞林によると、「豊かに葦の生い茂っている原」という、日本国の美称なのだそうです。



9月6日(土)

秋めくも辻褄合わぬことばかり

なんでもそうだけど、ほんの数年で天狗になる人と、
それが普通です、たぶん、別にせめている訳じゃない、
ただ、いつまで経っても謙虚な人、というのもいるもので・・・・。
なんか目線とか、見てきたもの、見ているものが、違うのかな?、
なんて気がしちゃいます。
たんに謙虚というのとは、違うのかな?

あきめくも つじつまあわぬ ことばかり
季語=秋めく

※接頭語の「めく」は、〜らしくなる、〜のようになる、〜のように見えるなどの意。主観を多く含む季語です。
※夏なのか秋なのか。確かに暑いけど、もう夏という言葉は使いたくない、心情的に。かといって、秋という言葉にもまだまだ抵抗があったりなんかして。そういう時季の東京です。きょうも晴れています。
※じつは辞書的な索引が苦手です。おそらくですが、辞書的なものを活用する頻度は日頃から高いとは思うのですが、でも、むずかしいんです。わかります? まず2音目でひっかかる。50音が、考えないと出てこないというのが理由かな?、たぶん。スムーズに、さらさらと引けないのね。だから、銀行のATMでの振り込みや本屋さんやDVDなどの検索機も苦手なんです。根本がね。でもね、あまり気にしていない。あはは。ただ社会に出て辞書がスムーズに引けないと、かなりのお馬鹿さんに見えることもあるから気をつけてね。そんな人、少ないか? いろんな人がいるからね。そんなことで損をするのは馬鹿らしい。ごまかし方は簡単。狭量な人の目の前では引かなければいい。引くときはしっかり集中して引く。それだけ、簡単でしょう?
※それでも電子辞書はめったに使いません。なんかね、発想的な広がりには不向きなような気がするのね。生意気ね。とても便利なので使い分けています。
※いつもありがとうございます。


9月5日(金)

野菊咲く似たもの同士なのかもね

でもないかも?
すべてこの世は思い込み?
ま、よくわかりません。
すべてを知ろうとすれば大切な何かを失うのかも。
でも知ろうとしなければ近づくこともない。
むずかしね。むずかしく考えると、あはは。

のぎくさく にたものどうし なのかもね
季語=野菊

いつもありがとうございます!

※野菊は野生化した菊全般をいうのだそうです。そうでしたか。


9月4日(木)

色草やつまらぬことも生きること

アドバイザーとかオブザーバーとか、
なんか邪魔みたいな立場を好みますよね、わりと人って。
ぼくだってじつは好きですよ、たぶん。だって気分よさそうだもん、たぶん。
想像以上に無責任な立場だろうし・・・・。
単なる忠告者や観察者にだけはならないぞと、決めたところで微妙かも?
誰だって、楽して、重要視されたい。
ひどい矛盾。

いろくさや つまらぬことも いきること
季語=色草

※秋の雑草や草花の総称。花を咲かせるもの、実をつけるもの、穂を付けるもの、末枯れするもの、無用に繁茂したもの、いろいろ。
※秋草、秋の草、千草、八千草。秋の七草も含まれます。


9月3日(水)

むなしさもつもればみごと萩の宵

俳句はどうしても、一人称?
別に不満はないんだけど。
ただ、もしも、
読み手自身が一人称として読んでいるとしたら?
それはいったい誰のことなのかしら?
作者を想像している?
それならそれは三人称なのかもよ?
えっ?
うそです。

むなしさも つもればみごと はぎのよい
季語=萩の花

案外、些末なことですか?


※ハギは秋の七草のひとつ。
※古来から秋を代表する草だったそうです。で、草冠に秋と書いて萩ですか? 国字なの? へえ〜。
※で、も〜、本当は木なんだってさ。どっちでもいいよ。古来から草と感じさせる木なのでしょう? 萩は萩。なんてね。
※そういえば、「一つ家に遊女も寝たり萩と月」芭蕉の有名なこの句、歴史的事実としてはあり得ないのだとか。たしか、そんな記述を読んだことがあるような、ないような? 詳しくはなんだったけ? いつも曖昧で、すいません。ま、正直、興味がないだけなんだけどね。ないなら書くな? ですよね。ごめん。
※いつもありがとうございます!


9月2日(火)

蜩や我が身のためにただ鳴くも

そもそも人って、
自分の性格や価値観や経験などを基準にすることなしに
ものごとを判断することなんてできないんだよね。
どんなに頑張ってみても、そうなんだよね。たぶん。
すっごく単純なことなのに、すぐに忘れちゃう。
ほんと、忘れちゃう。

ひぐらしや わがみのために ただなくも
季語=蜩


※カナカナと夕暮れ時などによく鳴きます。夜明けにもよく鳴いているそうです。そうなの?


9月1日(月)

紅芙蓉あなたのようになりはせぬ

なんだそうだったんだぁ〜、みたいなことがいっぱいあるけど、
自分自身のことは意外とわからないもののようでございます。
仕事と両立させるにはどうすればいいのかな?
いろいろあります。

季語=芙蓉

天気が悪いとモチベーションも下がりますか?

えっ!もう9月!

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