• 俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2019年9月

20日(金)

間の悪さばかりの目立つ秋の雲

それでも、なんだか、
空が高くなった気がする。

まのわるさ ばかりのめだつ あきのくも
季語=秋の雲
※秋の雲といえば鰯雲に代表される巻積雲(けんせきうん)が多い。
※ぽっかりと浮かぶ雲も秋の雲。きょうもありがとうございます。

19日(木)

気安さも気まぐれさえも秋の風

秋風、秋の風は
さみしさとか、かなしみとか、
うれいを含む季語として使われることが多い。

きやすさも きまぐれさえも あきのかぜ
季語=秋の風
※涼しくて快適なのも秋の風。きょうもありがとうございます。

18日(水)

かけ上がり息詰まらせし秋の空

昼ごろからどんより、
雨模様だったけれど。

かけあがり いきつまらせし あきのくも
季語=秋の空
※変りやすいものたとえとしても使われる「秋の空」。
※「女心と秋の空」というけれど、もともとは「男心と秋の空」だったらしいよ。
※基本は爽やかな空。きょうもありがとうございます。

17日(火)

今にして思えばなんて葡萄食う

世界ではそのほとんどが
ワインの原料とされ、
日本ではそのほとんどが
美味しいフルーツとして
食用されている。

いまにして おもえばなんて ぶどうくう
季語=葡萄
※世界中で生産されているブドウ。その種類は1万品種ともいわれています。
※マスカットだったかね。きょうもありがとうございます。

16日(月)

濃竜胆時間をおいてまた明日

駅前の花屋さんに並びはじめた。

こりんどう じかんをおいて またあした
季語=竜胆
※山野に咲く紫色の花。本州から九州まで広く分布している。濃竜胆は花色の濃いリンドウのこと。
※夜や雨の日には花を閉じる。きょうもありがとうございます。

15日(日)

棘よりは柔らかきもの秋半ば

同じ30℃でも、
過ごしやすくなった、
気がします。

とげよりは やわらかきもの あきなかば
季語=秋半ば
※仲秋のこと。秋を3つに分けたときの中間。新暦の9月にあたる。
※そして9月も半ば。きょうもありがとうございます。

14日(土)

満月や足りないものを埋め合わせ

今日が満月だったらしいね。

まんげつや たりないものを うめあわせ
季語=満月
※満月という場合、俳句では仲秋の名月を指す(ことが多い)。
※秋の季語ですよ。きょうもありがとうございます。

13日(金)

いろいろがここぞとばかりあら夜長

秋分の日が近づくにつれ、
ついこの間までの夏時間とのギャップに、
驚きをもって気づく頃合いなのではないでしょうか。

いろいろが ここぞとばかり あらよなが
季語=夜長
※もちろん冬の方が夜は長いが、その変化を強く感じるのは秋です。
※東京、月、でてた? きょうもありがとうございます。

12日(木)

耳鳴りのごとくに秋の蚊のゆくえ

今夏も蚊にまるで刺されなかった。
それもこれも、凄まじい猛暑のおかげらしいが、
夕方、3、4か所、一気に刺された。

みみなりのごとくに あきのかのゆくえ
季語=秋の蚊
※蚊も活動しやすくなったかね。きょうもありがとうございます。

11日(水)

名月に近づきつつもあなかしこ

新聞によると、
今年の名月は少々小ぶりらしい。
(名月にも大小があるんですね~)

めいげつに ちかづきつつも あなかしこ
季語=名月
※いわゆる仲秋の名月のこと。今年は9月13日がそれ。
※「あなかしこ」は古語で、いくつかの意味がありますが、基本的には手紙の最後に添える言葉です。
※もうすぐね。きょうもありがとうございます。

10日(火)

かねたたき弱音吐かねばよしとする

「鐘」ではなく「鉦」。
祭囃子などに使われる、
皿のような形のあれですよ。

かねたたき よわねはかねば よしとする
季語=鉦叩き
※チンチンチンとかすかに鳴くコオロギの仲間。夕暮れ時などに聞こえてくるとしみじみと秋を感じる。
※街路樹あたりにもいる。きょうもありがとうございます。

9日(月)

「めんどうだ!」強く思った秋の朝

台風一過、街路樹の落葉がすごかった。

めんどうだ つよくおもった あきのあさ
季語=秋の朝
※9月ともなると、さすがに朝は涼しさを感じるようになる。
※夜明けが遅くなってきた。きょうもありがとうございます。

8日(日)

甘辛く煮付けてもつれ秋茄子

とてもそうは見えないが、
ナスの成分の90%以上が水分なのだとか。

あまからく につけてもつれ あきなすび
季語=秋茄子
※秋に収穫するナスのこと。小粒で漬物に向くそうです。
※冷蔵庫に入れっぱなしだと縮むぞ。きょうもありがとうございます。

7日(土)

ゆるやかに我を並べる虫の声

よく「あの頃の自分に説教してやりたい!」
という言葉を耳(目)にするけれど‥‥。
50になってあらためて、
その気持ちがとてもよくわかる気がしてきた。

ゆるやかに われをならべる むしのこえ
季語=虫の声
※コオロギやスズムシなど秋の虫の鳴き声のこと。秋の夜は様々な虫の鳴き声が重なる。
※今月で51だわ! きょうもありがとうございます。

6日(金)

枝豆食う月がそっぽを向いていた

枝豆(熟す前の大豆)を
食べはじめたのは江戸時代かららしい。
そもそも、大豆の歴史は、
稲作と同じぐらい古い。

えだまめくう つきがそっぽを むいていた
季語=枝豆
※枝付きの大豆だから枝豆。十分に熟す前だからか、枝から離すと早々に味が落ちてしまうそうだ。
※月がきれいに半分。きょうもありがとうございます。

5日(木)

大いなる無駄と矛盾とこの残暑

我慢も疲労も、ひとそれぞれに
許容範囲があるからね。

おおいなる むだとむじゅんと このざんしょ
季語=残暑
※「暑さ寒さも彼岸まで」とは、昔からよく言うけれど、今年の残暑は本当に暑い。あと20日ほどのがまん?
※栄養と睡眠が大切ね。きょうもありがとうございます。

4日(水)

鶏頭やかたまりとして落ち着かず

一時期、ケイトウをよく見た気もするが、
大きな花を見る機会は減って来たかもしれない。

けいとうや かたまりとして おちつかず
季語=鶏頭
※インド産の花でニワトリのトサカのような形、質感をしています。
※ケイトウといえば深紅ですが、花色はけっこう豊富です。
※形も大きさもいろいろある。きょうもありがとうございます。

3日(火)

どしゃ降りをしばらく眺め胡桃買う

コンビニの新商品などで
季節の変わり目を認識したりなんかして。

どしゃぶりを しばらくながめ くるみかう
季語=胡桃
※旬は秋。日本に自生するクルミはオニグルミといって、やたらと殻がかたい。一般的なクルミ割り器ではまず割れません。昨年のこと、100均のペンチでも無理でしたよ。
※むき身なら一年中あるけど。きょうもありがとうございます。

2日(月)

見上げても前を向いても秋暑し

まるっきり夏の空でしたね。

みあげても まえをむいても あきあつし
季語=秋暑し
※残暑のこと。9月を過ぎると残暑感が増してくる。
※近ごろ蚊によく刺される。きょうもありがとうございます。

1日(日)

右切れば左切りたし新生姜

新生姜はシャキシャキとした
食感が好まれます。
茎の付け根の赤いところが特徴的。

みぎきれば ひだりきりたし しんしょうが
季語=新生姜
※みずみずしいショウガのこと。早いものは初夏から出回る。
※「新しょうが」と「根しょうが」の違いは収穫時期です。ふつうは秋にとります。
※防災の日。きょうもありがとうございます。

l>