• 俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2021年10月

18日(月)

十三夜小さなことをふつふつと

じゅうさんや ちいさなことを ふつふつと
季語=十三夜
※旧暦八月十五日の十五夜に対し、翌月の旧暦九月十三日の月のこと。「後(のち)の月」とも呼ぶ。少し欠けた月を愛でる。
きょうもありがとうございます。

17日(日)

肌寒や大事なことをないがしろ

はださむや だいじなことを ないがしろ
季語=肌寒
※晩秋、何か羽織るものが欲しくなる肌感覚としての寒さをいう。
きょうもありがとうございます。

16日(土)

実紫ただただ丸くただ丸く

みむらさき ただただまるく ただまるく
季語=実紫
※紫式部の実のこと。可愛らしい紫色の実をつけ、林や野原に自生する。庭木としても人気だが、多くは小式部という近縁種。
きょうもありがとうございます。

15日(金)

天高し体内時計すれ違う

てんたかし たいないどけい すれちがう
季語=天高し
※秋晴れの空は他のどの季節よりも高く感じる。
きょうもありがとうございます。

14日(木)

早口となって真っ赤な月を見る

はやくちとなって まっかな つきをみる
季語=月
※古くから秋は月の美しい季節とされています。
きょうもありがとうございます。

13日(水)

朝寒や鏡の中のみぎひだり

あさざむや かがみのなかの みぎひだり
季語=朝寒
※晩秋の朝の寒さ。
きょうもありがとうございます。

12日(火)

勝ち負けを勝手に決めて秋深む

かちまけを かってにきめて あきふかむ
季語=秋深む
※晩秋に向かっている感じをいう。
きょうもありがとうございます。

11日(月)

ぎんなんを避けたつもりで何か踏み

ぎんなんを さけたつもりで なにかふみ
季語=銀杏
※銀杏(いちょう)の実のこと。同じ漢字でギンナンとも読む。丸い黄色い実が熟すと落下するが、その種皮がひどく匂う。中心にあるのがあのギンナンだ。
きょうもありがとうございます。

10日(日)

小鳥来る溜まったものを返却す

ことりくる たまったものを へんきゃくす
季語=小鳥来る
※秋になって日本に渡ってくる小鳥、または山地からおりてくる小鳥のことをいう。
きょうもありがとうございます。

9日(土)

歩きけりぽつりぽつりと金木犀

あるきけり ぽつりぽつりと きんもくせい
季語=金木犀
※キンモクセイは江戸時代に渡来した中国原産の花木。秋の香り高い花として親しまれ、庭木として人気がある。
きょうもありがとうございます。

8日(金)

コスモスや嬉しくなってメロンパン

こすもすや うれしくなって めろんぱん
季語=コスモス
※メキシコ原産のキク科の1年草。高さは1メートルくらいで、いくつも枝分かれしてその先端に花を付ける。高いものでは2メートルにもなるという。
きょうもありがとうございます。

7日(木)

ものぐさや魚の骨に秋の夜

ものぐさや さかなのほねに あきのよる
季語=秋の夜
※秋の夜は長い。夕方5時台にはすでに暗く、あらためて驚く。
きょうもありがとうございます。

6日(水)

正面にごまかしきれぬ秋の風

しょうめんに ごまかしきれぬ あきのかぜ
季語=秋の風
※風は確かに秋を感じるのに、気温だけが妙に高い今日この頃。
きょうもありがとうございます。

5日(火)

人ごみを避けてあちらに秋日和

ひとごみをさけて あちらに あきびより
季語=秋日和
※今日も少々暑いくらいでしたが、とにかくよく晴れた。
きょうもありがとうございます。

4日(月)

毎年やテレビの中の赤い羽根

まいとしや てれびのなかの あかいはね
季語=赤い羽根
※毎年10月に行われる福祉事業などの共同募金。募金をすると赤い羽根がもらえる。この時期になると政治家やテレビのアナウンサーなどが胸に赤い羽根を付けている映像をよく見る。
きょうもありがとうございます。

3日(日)

要るような要らないような秋簾

いるような いらないような あきすだれ
季語=秋簾
※秋になっても掛けてるスダレのこと。夏の日差しと雨風に長いことさらされ痛みくすんでいる。
きょうもありがとうございます。

2日(土)

彼方から飛び込んでくる秋の雨

かなたから とびこんでくる あきのあめ
季語=秋の雨
※秋は意外と雨が多い。今日も降るとは思わなかった。
きょうもありがとうございます。

1日(金)

やや寒し些細なことに機敏なり

ややさむし ささいなことに きびんなり
季語=やや寒
※秋中盤から後半に感じる寒さのこと。「やや」には、「少しばかり」「だんだん」という意味がある。
きょうもありがとうございます。