• 俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2019年5月

23日(木)

脳みその沸き立つように夏めく日

ここ数日、夕日は美しいが、
昼夜の気温差に少々疲れる。

のうみその わきたつように なつめくひ
季語=夏めく
※「夏めく」は文字通り、様々なものが夏らしくなることですが‥‥。 ※昼はすでに真夏なのね。きょうもありがとうございます。

22日(水)

南天の花の記憶の不文律

それでも見れば、なんとなく。

なんてんの はなのきおくの ふぶんりつ
季語=南天の花
※秋の赤い実と同じ数の花を付けるが、見過ごすほどに目立たない。
※小さく白い花。きょうもありがとうございます。

21日(火)

紫陽花は重く静かに踊りけり

アジサイが咲きはじめましたね。

あじさいは おもくしずかに おどりけり
季語=紫陽花
※数多の園芸種が存在する。きょうもありがとうございます。

20日(月)

ほっそりと爪尖りだす夏の雨

この時期の雨は、
涼しいというより少々肌寒い。

ほっそりと つめとがりだす なつのあめ
季語=夏の雨
※新緑のころの雨は、緑雨とも呼ばれます。
※雨音が響く。きょうもありがとうございます。

19日(日)

シャワー浴び温くこわばるかすり傷

夏になるとシャワーだけで
済ます機会が多くなる(?)。
だから夏の季語となっているそうだ。
まあ、そのひとの習慣による。

しゃわーあび ぬるくこわばる かすりきず
季語=シャワー
※お風呂は入るまでが面倒だ。きょうもありがとうございます。

18日(土)

万緑や忘れるために思い出す

新緑も日に日に
その濃さを増している。

ばんりょくや わすれるために おもいだす
季語=万緑
※生命力あふれる木々の緑。きょうもありがとうございます。

17日(金)

全力を急かされそそと雲の峰

いかにも夏らしい風情の雲。
さっそく立ち上がっていたよ。

ぜんりょくを せかされそそと くものみね
季語=雲の峰
※積乱雲、入道雲のこと。雷や雹をもたらす雲。
※遠目で見るもの。きょうもありがとうございます。

16日(木)

ここだけの懺悔するなら薔薇喋る

花がしゃべるわけはないが、
花にしゃべりかける気持ちは
わからなくもない。

ここだけの ざんげするなら ばらしゃべる
季語=薔薇
※誰もが知る花のひとつ。歴史を紐解けば紀元前にまでさかのぼる。
※おしゃべりさん。きょうもありがとうございます。

15日(水)

青空にすかさず願うとき薄暑

日中、窓を閉め切っていると
少々暑い。

あおぞらに すかざすねがうとき はくしょ
季語=薄暑
※少し汗ばむくらいの暑さのこと。
※雨マークが消えた。きょうもありがとうございます。

14日(火)

もろもろの入り口に立ち棕櫚の花

「魚卵の集まったような」
なるほど、そうも見える、
花には見えない花。

もろもろの いりぐちにたち しゅろのはな
季語=棕櫚の花
※直立する幹の頂から黄色い塊が垂れる。無数の細かい花の集積。
※何とも言えない存在感がある。きょうもありがとうございます。

13日(月)

ぶり返す弱みはあれど風薫る

初夏らしい風に、
今日の夜は雨の匂い。

ぶりかえす よわみはあれど かぜかおる
季語=風薫る
※青葉若葉のころの心地よい風のこと。
※しばらく雨模様? きょうもありがとうございます。

12日(日)

可哀そうなんて言いながら冷やし中華

今年は冷夏なんて予想もあるけれど、
もう「冷し中華」の旗が出ていたよ。

かわいそう なんていいなら ひやしちゅうか
季語=冷し中華
※キュウリなどの夏野菜をのせた冷たい中華そば。
※はやいですね。きょうもありがとうございます。

11日(土)

膨れ上がる初夏のごとくに咀嚼せし

文意から外れていたとしたら、
「咀嚼」という漢字を
読めるかどうか、どうだろう。

ふくれあがる しょかのごとくに そしゃくせし
季語=初夏
※体感的には5月は「春」だ。暦的には5月5日ごろに立夏となる。
※立夏からひと月ほどが「初夏」。梅雨入り前の心地よいひととき。
※今年は「春」とは言いにくい。きょうもありがとうございます。

10日(金)

戯言の小さな疼きあざみ咲く

葉や茎には、
するどい棘がある。

たわごとの ちいさなうずき あざみさく
季語=薊
※アザミは春から秋にかけて咲く。種類も多い。そのため、夏に咲くものは「夏薊」、秋に咲けば「秋薊」と呼び分けている。
※「春薊」と呼ぶひとも。きょうもありがとうございます。

9日(木)

いちはつや無益な事のいとおしく

畑などのそばに無造作に咲いていたら、
たぶんイチハツ、と、覚えることにしたよ。

いちはつや むえきなことの いとおしく
季語=いちはつ
※姿かたちが花ショウブやカキツバタによく似ています。
※アヤメ科の中で一番早くことから、この名があるとか。
※一初草→イチハツ、だって。きょうもありがとうございます。

8日(水)

幸運の次に来るもの衣更え

季節の変わり目は、
いろいろとめんどうだ。

こううんの つぎにくるもの ころもがえ
季語=衣更え
※一般的には夏服に替えること。冬から春にかけて着ていた服もそろそろ用済み。
※クールビズには早いかも。きょうもありがとうございます。

7日(火)

気の向かぬ一日紫蘭咲くままに

10日間丸々休めたわけではないけれど、
休み明け初日の気分は、なんだか同じ。

きのむかぬ いちにち しらんさくままに
季語=紫蘭
※ラン科の多年草。育てやすいのか、住宅地の庭先でよく見る花。
※明るい紫色。きょうもありがとうございます。

6日(月)

著莪の花浅き眠りのようなもの

種をつくらない地下茎の花。
誰かがそこに植えない限り、
その場に自生することはまずない。

しゃがのはな あさきねむりの ようなもの
季語=著莪の花
※神社の境内など、薄暗い場所でよく見る花。アヤメ科の常緑多年草で、別名を胡蝶花(こちょうか)という。
※白紫の花。きょうもありがとうございます。

5日(日)

階段をのぼっておりて子どもの日

長期休暇は、長いようで短い。
でも日常は遠のく、のよね。

かいだんを のぼっておりて こどものひ
季語=子供の日
※休みもあと1日。きょうもありがとうございます。

4日(土)

ぶちまける空に大地に我に雹

ここらへんは
一瞬だったけれど。

ぶちまける そらにだいちに われにひょう
季語=雹
※積乱雲からばらばらと落ちてくる氷の粒。雷を伴うことが多い。
※みどりの日。きょうもありがとうございます。

3日(金)

あちらからこちらに疲れ夏近し

春を惜しむほど、
まだ春らしさを実感していないよ。

あちらから こちらにつかれ なつちかし
季語=夏近し
※今年は冬が長かった‥‥。きょうもありがとうございます。

2日(木)

口ずさむのみの八十八夜かな

唄でしか知らないが、
今日が八十八夜。

くちずさむのみの はちじゅうはちやかな
季語=八十八夜
※茶摘みの最盛期と言われる時期。
※立春から数えて八十八日。きょうもありがとうございます。

1日(水)

それなりにオープンマインド花は葉に

昨日からずいぶんと
改元関連の番組を見ちゃったよ。

それなりに おーぷんまいんど はなははに
季語=花は葉に
※桜の花の時期が去って、若葉になること。
※令和でこんにちわ。きょうもありがとうございます。