• 俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2019年11月

16日(土)

酔う為の抗う為の寝酒哉

冬の季語です。
最近では「寝酒は身体に悪い!」
というのが常識らしい、ですけどね。

ようための あらがうための ねざけかな
季語=寝酒
※「寒い夜に体を温めるために飲む」という目的が必要(?)
※今どきの季語ではないのかな。きょうもありがとうございます。

15日(金)

文脈をゆるりとつなぐ冬日かな

春と勘違いしたのか、
ツツジが咲いていた。

ぶんみゃくを ゆるりとつなぐ ふゆひかな
季語=冬日
※冬の太陽、日差しのこと。
※夕暮れがはやい! きょうもありがとうございます。

14日(木)

貝殻のごとくに紅葉もみじかな

大きな桜の木の下にて。

かいがらの ごとくにもみじ もみじかな
季語=紅葉
※ご近所の小さな子がね。きょうもありがとうございます。

13日(水)

じわじわと十一月となりにけり

いよいよ最低気温が
10℃を下回りましたよ。寒いよ。

じわじわと じゅういちがつと なりにけり
季語=十一月
※例年、上旬は穏やかな日が多く過ごしやすい。
※中旬はまさに冬への助走。きょうもありがとうございます。

12日(火)

やましさも包み隠さず花八つ手

白い花。
といっても、小さな花が寄り集まって、
ボールのようなカタチをしている。

やましさも つつみかくさず はなやつで
季語=花八つ手
※冬に咲くウコギ科の八つ手の花。地味で目立たないが庭木として人気がある。
※晴れた日は光ってみえる。きょうもありがとうございます。

11日(月)

鼻すする初冬の月の歩幅にて

日に日に寒さを感じる
のは、夜になってから。

はなすする しょとうのつきの ほはばにて
季語=初冬
※昼は、秋。きょうもありがとうございます。

10日(日)

稚拙さを幾重と重ね紅葉する

紅葉の季節になると、
東京って横長なんだな、と思う。

ちせつさを いくえとかさね もみじする
季語=紅葉
※近場の見ごろは12月頃。きょうもありがとうございます。

9日(土)

明るさも暗さもひとつ石蕗の花

庭の片隅の石の近くに
植えられていることが多い。

あかるさも くらさもひとつ つわのはな
季語=石蕗の花
※菊に似た黄色い花。海辺や岩場に咲き、葉や茎はフキに似ている。
※葉茎は佃煮などにして食べる。きょうもありがとうございます。

8日(金)

冬来たるがさつなことが隠れ蓑

暦の上では冬到来ですね。

ふゆきたる がさつなことが かくれみの
季語=冬来たる
※二十四節気の立冬のこと。11月7、8日ごろ。
※木枯らしはまだまだそうだ。きょうもありがとうございます。

7日(木)

ない交ぜの記憶の底の火の恋し

使用中の火鉢、
見たことあるような、
ないような。

ないまぜの きおくのそこの ひのこいし
季語=火恋し
※ストーブなどの暖房器具が欲しくなること。古くは炭火など、まさに火をおこすものを指した。
※空の火鉢なら何度か見た。きょうもありがとうございます。

6日(水)

逃げ道の少なくなりし草は実に

赤や黒の美しい実もあれば、
衣服に引っ付く迷惑な実もある。

にげみちの すくなくなりし くさはみに
季語=草の実
※秋の草になる実のこと。その総称。
※色々見つけた。きょうもありがとうございます。

5日(火)

窓際が明るく見えた冬隣り

快晴とはいえ、
日差しが弱まってきたね。

まどぎわが あかるくみえた ふゆどなり
季語=冬隣
※冬が近いこと。冬の気配を感じること。
※窓際は背中が冷える。きょうもありがとうございます。

4日(月)

柿紅葉脈絡もなく今朝の夢

街中によくある身近な木。

かきもじみ みゃくらくもなく けさのゆめ
季語=柿紅葉
※つややかな厚手の葉っぱ。紅葉すると複雑に色が混ざり合い独特の味わいがある。
※紅葉の季節だ。きょうもありがとうございます。

3日(日)

杜鵑草咲くやそれぞれやや小ぶり

茶花として愛でるそうですが、
咲いても気づかないほどに地味。

ほととぎすさくや それぞれ ややこぶり
季語=杜鵑草
※本来は山野に咲く六弁花で、花びらの赤紫色の細かい斑点が特長的。
※ユリ科のわりに小さい花をたくさん付ける。
※花壇などにも。きょうもありがとうございます。

2日(土)

馴染むこと馴染まぬことや菊日和

菊の花が咲き誇る頃の
秋晴れの日。

なじむこと なじまぬことや きくびより
季語=菊日和
※よく晴れました。きょうもありがとうございます。

1日(金)

振り返るゆえの疲れや桜紅葉

古来からの名のある木々の中で
真っ先に紅葉するらしい。

ふりかえるゆえの つかれや さくらもみじ
季語=桜紅葉
※厚みのない葉っぱだけに散るのもの早い。
※はじまったみたい。きょうもありがとうございます。

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