• 俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2018年12月

12日(水)

あっさりと生き恥さらす裸木です

早々と紅葉したハナミズキは、
今日の雨風ですっかり枯木立状態。

あっさりと いきはじさらす はだかぎです
季語=裸木
※冬になって葉っぱがすべて落ちた枯木のこと。
※骨格のような枝が露わになることを裸にたとえた季語。
※枯れっぷりも見事。きょうもありがとうございます。

11日(火)

寝返りは眠くなるまで布団かぶる

実際は寝ているときも
人は何度も寝返りをうちますが、
寝ているときのことはわからない。

ねがえりは ねむくなるまで ふとんかぶる
季語=布団
※冬の季語です。きょうもありがとうございます。

10日(月)

絵の中に絵のあるごとく落葉掃く

アジサイのもみじがいい感じです。
日当りに関係があるようです。

えのなかに えのあるごとく おちばはく
季語=落葉
※はははのは。きょうもありがとうございます。

9日(日)

冷めた目で繕うならば冬の鳥

愛嬌というか、
とぼけた顔をしているけれど。

さめためで つくろうならば ふゆのとり
季語=冬の鳥
※冬に見る鳥のこと。水辺にも山にも街中にもいる。
※電線にも。きょうもありがとうございます。

8日(土)

雲よりも流されやすくみな黄葉

イチョウ黄葉が見ごろです。
近所の公園では、ドウダンツツジも、
カエデもきれいに真っ赤です。

くもよりも ながされやすく みなもみじ
季語=黄葉
※木の葉が黄色く色付くことで、「こうよう」とも「もみじ」とも読みます。
※黄葉する木としては、イチョウ、ケヤキ、クヌギなどが代表的。
※東京・中野区にて。きょうもありがとうございます。

7日(金)

くしゃみして笑っています冬いちご

くしゃみも冬の季語なのですが、
これもまた一年中出るもの。

くしゃみして わらっています ふゆいちご
季語=冬苺
※古い歳時記では、冬に実る野生のキイチゴ属の木の実のこと。
※近年は、市場に出回るハウスもののオランダイチゴも含まれます。
※ちなみに旬は5~6月。12~4月はハウスもの。それ以外は輸入もの。
※時代の流れです。きょうもありがとうございます。

※昨日の句、上五「それとなく」→「ぼんやりと」に変更しました。

6日(木)

ぼんやりとこぼれた先が冬の水

ポットのお湯が長く持たない、
と感じることが多くなった。
ポットが古くなったのか、
それだけ寒いのか。
たぶん前者かな?

ぼんやりと こぼれたさきが ふゆのみず
季語=冬の水
※今日は寒かった。きょうもありがとうございます。

5日(水)

窮屈な耳鳴りほどのみかん割る

みかんの美味しい季節
となりました。

きゅうくつな みみなりほどの みかんわる
季語=蜜柑
※メジャーなのは温州みかん。日本生まれの品種です。
※本当に美味しい。きょうもありがとうございます。

4日(火)

空腹に耐えかね我に枯葉舞う

夕方、生暖かい突風に驚いた。
まるで春一番のようだった。

くうふくにたえかね われに かれはまう
季語=枯葉
※枯れた草木の葉。落ちている、樹にある関係なく枯れていれば枯葉。
※おやつを買いに。きょうもありがとうございます。

3日(月)

怒らせぬ程度の主張マスクする

人間は多くの情報を
相手の口元から得ている、
のかもしれない。
目は口より‥‥、とは言いますが。

おこらせぬ ていどのしゅちょう ますくする
季語=マスク
※風邪の季節になると、自然発生的に利用率が高まります。
※マスク=無表情? きょうもありがとうございます。

2日(日)

セーターに生活のあと袖口に

いつからか(唐突に)、
ズボンがパンツとなったように、
セーターの呼び名も(勝手に)
世代交代しているかもしれない?
(ちょっと不安になって検索してみた)
とりあえずは、まだ現役のようで安心した。

せーたーに せいかつのあと そでぐちに
季語=セーター
※冬らしく寒い日でしたね。きょうもありがとうございます。

1日(土)

託つことほどよく尽きて十二月

1年は早いです。
1か月なんてあっちゅう間です。
どうしましょ?

かこつこと ほどよくつきて じゅうにがつ
季語=十二月
※「託つ(かこつ)」とは、何かを口実にすること。
※つまり師走です。きょうもありがとうございます。