2011年 |
4月30日(土)
こでまりのひかりのつぶの零れおり
偶然ってどこまでが偶然なんだろう?
こでまりの ひかりのつぶの こぼれおり
季語=小手毬の花
※中国原産のバラ科の落葉低木。日本の風土に合うそうで、全国で栽培されているそうです。
※その名の通り、白い小花が鞠のように丸く集まって咲きます。
※しなやかな細い枝に先にいくつもの手まりを付けます。
※とかね。きょうもありがとうございます。
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4月29日(金)
忘却の時とかさなり暮の春
無自覚なことって結構あるんすね。
まいった、まいったよ。
間違いないと思っていたのに。
なにが?
ぼうきゃくの ときとかさなり くれのはる
季語=暮の春
※若干酔っています。ひつれい。
※誤字脱字が・・・・。きょうもありがとうございます。
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4月28日(木)
春深し眠りの中の眠りかな
「はるふかし」とふりがなを書こうとして、
間違って「はるねむし」としていました。
春は、ほんとに眠いです。
が、いつまでも寝ていられるのは若い証拠らしいです。
最近、惰眠がちょっと苦痛になってきました。
ちょっとショックです。
はるふかし ねむりのなかの ねむりかな
季語=春深し
※春深しは、花の盛りが過ぎた頃のことをいいます。
※「暮の春」などと同じ意味合いですが、それほど感傷的なものではないかもしれません。
※今日は汗ばむほどでしたね。5月になれば季語としては初夏になりますよ。
※先日、「湯島句会」という超結社の句会に参加しました。銀漢の伊藤伊那男さんが主宰しています。
※会場は伊藤さんの経営するスタンドバー「銀漢亭」です。
※当日、会場には40〜50人もいたらしいです。投句者は92名。
※見た感じ40〜50代が大多数だったかな。
※遅れていったからよくわからないけれど、飲みながら食べながらで、講評はなし、点盛りのみ。
あとは自由にやってという感じ。それがいい感じでした。
※「湯島句会」は毎月第4月曜日に行われています。事前投句、兼題3句に当季雑詠2句の計5句です。
※興味のある方は一度「銀漢亭」に足を運ぶか、電話で問い合わせてみるといいですよ。
※場所は神田神保町(神田駅じゃないよ、神保町駅だよ)。とても気さくで楽しいお店です。
※ということで、きょうもありがとうございます。
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4月27日(水)
気が付けばさくらしべのみ降りつもる
先日、神田神保町に行こうとして、
神田の駅で降りて迷いました。
最寄り駅は神保町でした。
よく調べないから、よくあります。
きがつけば さくらしべのみ ふりつもる
季語=桜蘂降る
※サクラシベが地面いっぱいに散り敷いている感じ、好きですね。
※まいどという感じです。きょうもありがとうございます。
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4月26日(火)
くいと鳴く亀の足下に我が魔物
人に会うのは億劫でございます。
会うまでは億劫だけど、会えば楽しい。
わかっているけど、会うまでが億劫なんですよ。
くいとなく かめのそっかに わがまもの
季語=亀鳴く
※亀はたぶん鳴きません。ただ、蚯蚓(みみず)鳴くなどの季語とは違って理由があるようです。
※春になると雄が雌を呼ぶために鳴くのだとか。でもまぁ、それは水を含んで呼吸する音といわれています。
聞いたことはありませんが・・・・。
※なんとなくでしょうね。きょうもありがとうございます。
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4月25日(月)
風吹いて柳の流れ生みにけり
うっかり洗濯洗剤を玄関に撒いてしまいました。
雨が降ったらやばいです。
かぜふいて やなぎのながれ うみにけり
季語=柳
※今日、超結社の句会に出てみようかと思っています。仕事が早く終わるといいのですが・・・・。
※昨日、久しぶりにフリークライミングをしてきました。壁を登っているときに揺れたら恐いですからね。
※ゴールデンウィークも近づき、元気な街の自粛ムードはそろそろ変化してきましたか。
※元気な街は元気です。消費がさらに停滞したら、不安がさらに増しますよ。
※たぶん。きょうもありがとうございます。
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4月24日(日)
菜の花の往生際の悪さかな
お腹を空かせていると、10年は若返るそうです。
え、え、聞きかじりです。
お腹を空かせているとミトコンドリアがどうとか、聞きかじりです。
なのはなの おうじょうぎわの わるさかな
季語=菜の花
※菜の花の黄色は、暖かい色ですね。高く薹(とう)を立てて花を付けます。
※無駄を承知しながら、切り捨てられないことは沢山ありますね。
※俳句も若返りの秘訣かも? 吉田克美さんの小句集をアップしました。ご覧ください。
※豊かと贅沢は別もの? きょうもありがとうございます。
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4月23日(土)
カプチーノ無駄を飲み込み月朧
理解できないことでも、尊重したい・・・・
とは思うけれど。
なかなかむずかしいですね。
かぷちーの むだをのみこみ つきおぼろ
季語=月朧
※霞のかかっている状態で、ぼんやりと見える月のこと。
※どうでしょ。きょうもありがとうございます。
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4月22日(金)
春の宵この手を伸ばすだけなのに
自分に都合よく考えようと思えば、
どんなことでも自分が中心になれますからね。
気を付けよう。
はるのよい このてをのばす だけなのに
季語=春の宵
※宵には夜の意味と、夜に入る間もないころを意味します。俳句では後者のようです。
※よいよい。きょうもありがとうございます。
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4月21日(木)
中心はここではなくて春の昼
無理は拒絶の言葉ではなかったのですね。
ちゅうしんは ここではなくて はるのひる
季語=春の昼
※そうなんだ。きょうもありがとうございます。
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4月20日(水)
スイートピー声の静かに沈み行く
興味を持たないと、興味を持ってもらえないね。
すいーとぴー こえのしずかに しずみゆく
季語=スイートピー
※マメ科で、エンドウの仲間だそうです。
※花は、白、桃、赤、紫、黄色など色が豊富です。
※もともとは、白い花で水に色を付けて彩色すると聞いたけど・・・・ありゃウソか?
※嘘と勘違いは違うけどね。きょうもありがとうございます。
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4月19日(火)
冷たくもやわらかくもあり桜の夜
葉桜になりましたね。
そういえば、ながら作業というのも慣れなのですね。
苦手なんですけどね。
つめたくも やわらかくもあり さくらのよ
季語=桜
※慣れるまで繰り返さないと、どんなことでも不慣れなままですわね。
※不安を消すことはできないけれど、うすめることは大切でしょう。
※なんとかね。きょうもありがとうございます。
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4月18日(月)
波受けて海雲とともに揺れにけり
予想できない自然へのこわさは
認識しているつもりです。
「ありえない」などありえませんが、
予想できないものは予想できません。
なみうけて もずくとともに ゆれにけり
季語=海雲
※海産物のモズクです。ぬるぬるとした糸状の「もずく酢」として人気のあれです。
※海藻の一種であるホンダワラなどの枝に付着して生えるそうです。
※昨日、潜ったときに見れるかなぁと思いましたが、わかりませんでした。
※穏やかならば、それで。きょうもありがとうございます。
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4月17日(日)
紫荊群れたきこともときにあり
その逆もあって、バランスがとれているのでしょうが・・・・。
このところ毎日のように地震がありますね。
ナマズが暴れているのでしょうか?
はなずおう むれたきことも ときにあり
季語=紫荊
※ハナズオウは、枝先にびっしりと密集して花を咲かせます。
※葉の出ない前に咲く花で、その密集度はめずらしいそうです。
※花は紅紫色。蝶のようなカタチをしています。そして花のあとの葉っぱはハート形。
※地震、ナマズといえば、「鹿男あをによし」
を思い出しました。少し前だけど、原作もドラマもかなりおもしろいですよ。
※不自然なことを不自然に感じさせないって、相当な力量が必要なのでしょうね。
※こんな時期ですが、今日、海に潜ってきます。趣味です。レジャーです。遊びです。
※元気です。のんきです。きょうもありがとうございます。
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4月16日(土)
ゆっくりと花の落ち行く速さかな
桜の花が舞出しました。
花の盛りはみじかいね。
だから愛でられるのかもしれませんが、
あれほどに街を彩る花もないからかもしれません。
大げさに言えば、街中にやわらかなピンクを添えるのですから。
そんな花、他にないものね。
ゆっくりと はなのおちゆく はやさかな
季語=花(桜)
※いつも一日遅れで更新しています。まぁ大抵は夜中の1〜3時の間に更新しています。
はじめたころは早起きしていたのですが、これがなかなかつらくて・・・・。
※そもそも早起きではありません。早起きの習慣って子どもの頃に培われるものなのかもしれません。
※月曜日から更新時間を変更します。夜中の12時から3時の間に当日分を更新します。
※更新されていないときは、仕事で徹夜になったときとか、怠けているときです。
※ゆる〜くね。きょうもありがとうございます。
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4月15日(金)
春の草いちにのさんで深呼吸
つぶやくことが流行ってますね。
深呼吸みたいなものなのかな?
はるのくさ いちにのさんで しんこうきゅう
季語=春の草
※中学の修学旅行で、バズガイドさんに名前を見て「お寺の子?」といわれた。お寺の多い京都だったからか、コウキという名前はそういう感じらしい。
※最近もときどき初対面の人にお坊さんですかと聞かれます。数年前からスキンヘッドにしているからでしょうが、それにしても・・・・どうなのよ? そんな雰囲気があるのかしら?、迷いだらけですよ。
※達観なんかできますか。きょうもありがとうございます。
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4月14日(木)
アザレアや為す術もなく懐かしむ
おかしいと思うことが、おかしいのかも。
あざれあや なすすべもなく なつかしむ
季語=アザレア
※ツツジ科の常緑低木。園芸品種で、花は大きく派手でツツジの面影はありません。
※なんなんだ? きょうもありがとうございます。
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4月13日(水)
さくら散る道の角には道標
自信のないのに自尊心ばかりが強いことってありますよね。
さくらちる みちのかどには みちしるべ
季語=桜散る
※春ですね。きょうもありがとうございます。
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4月12日(火)
ゆっくりとなくした想い夕桜
うすうすは気づいていることを、
どうにかこうにか誤魔化して。
いつかすべてを、無にするのかい。
ゆっくりと なくしたおもい ゆうざくら
季語=夕桜
※朝のサクラ、夕方のサクラ、夜のサクラ
※サクラには自生種で約30種、栽培種では約300種あるといわれています。
※おしずかに。きょうもありがとうございます。
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4月11日(月)
雨の日は雨の呼吸の飛花落花
曖昧には曖昧が似合います。
具体性が欲しいのなら、それなりに、それなりの、なんだろう?
あめのひは あめのこきゅうの ひからっか
季語=落花
※俳句で花といえば、桜のことを指します。
※飛花(ひか)は落花の傍題です。桜吹雪もそのひとつ。散り際の美しさからさまざまに表現されます。
※やっぱり雨でしたね。きょうもありがとうございます。
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4月10日(日)
細々と聞かずにおくよ春紫苑
あせればあせるほどに、苦しみは多くなるそうで・・・・。
大風呂敷は、包むのも、持つもの、たたむのも大変そうです。
こまごまと きかずにおくよ はるじおん
季語=春紫苑
※キク科の多年草。雑草ですが、雑草として扱われることは少ないかもね。
※都知事選でしたね。無投票という投票もあるのそうな。
※行きましたよ。きょうもありがとうございます。
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4月9日(土)
かすみ草かくれんぼうはもうおしまい
誰にでもやさしい人って、
ほんとにやさしいのかしら?
感情があるからめんどくさい。
理性だけでもめんどくさい。
かすみそう かくれんぼうは もうおしまい
季語=霞草
※正式名称は、群撫子(むれなでしこ)というそうです。
※バラなどの華やかな花の添え花として使われています。
※たぶん。きょうもありがとうございます。
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4月8日(金)
つしんぼうきみの怠惰のほろ苦く
あせるなんとかは貰いが少ない。
そういうものなのでしょうね。
ほんとに。
つしんぼう きみのたいだの ほろにがく
季語=つくしんぼう
※自分の性格を呪うこともありますよ。
※つくづく・・・・。きょうもありがとうございます。
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4月7日(木)
晴天に伏せ字をつくり柳の芽
ドラッカーでしたっけ。
本当の変わり者は周囲から許されるが、
変わり者であろうとするものを周囲は許さない、
そんな感じのことをいったのは?
せいてんに ふせじをつくり やなぎのめ
季語=柳の芽
※垂れた枝にぽつぽつと付く柳の芽は、他にない独特の風情があります。
※東京では柳の木が少なくなったようです。子どものころは、もっと身近だったような気がしたのですが・・・・。
※大木になるし、落ち葉も大変だし、だから減ってきたのでしょうか?
※以前にもまったく同じことを書いた気がします。もういちいち覚えてられないので、だから何って開き直ることにします。
※わかる気がします。きょうもありがとうございます。
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4月6日(水)
心喪のケロイドは春に疼く
久しぶりにバリウムを飲みました。
以前より飲みやすくなった?、感じがしました。
相変わらずうまいものではありませんが、
変化はしているんですかね、たぶん。
しんそうの けろいどは はるにうずく
季語=春
※心喪(しんそう)は、心の中で喪に服することです。
※健診を逃げ回っていたら、強制的に今日の朝一に行かされました。受けておくべきものなんですけどね。
※昨日、「都忘れ」をみました。紫色のごく平凡な花です。
※ときが来れば好転しますよ。きょうもありがとうございます。
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4月5日(火)
ほろほろとうその零れる春うらら
知っているか知らないかでは全然解釈が変わってきます。
でも、すべてを知りたいと思う心は傲慢で、
知り過ぎたうえにわからなくなることも多々あります。
ほろほろと うそのこぼれる はるうらら
季語=うらら
※春の陽光の輝きはすべてをおだやかに明るく見せるといいます。
※転じて、うららは表裏のない心を表現する言葉でもあるそうです。
※たぶんあります。誰でも。きょうもありがとうございます。
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4月4日(月)
菜の花や小石いろいろ集めおり
よかったね。すべてにそう言えればいいのにね。
なのはなや こいしいろいろ あつめおり
季語=菜の花
※ナノハナは、アブラナの花のこと。たくさんの黄色の十字の花はまさに春といった感じです。
※大人になると、路傍の石ころを手にすることもなくなりますね。なんでですかね?
※ほんとにね。きょうもありがとうございます。
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4月3日(日)
たんぽぽに西か東か尋ねたる
「返答」は尋ね方により変わるものかもしれません。
でも誰が尋ねるかが一番重要です。
たんぽぽに にしかひがしか たずねたる
季語=蒲公英
※わかってます。きょうもありがとうございます。
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4月2日(土)
こんなにも苦しくなりし沈丁花
人の噂ってこわいですね。
尾ひれがついて、ほんとが伝わらなくなるんですね。
こんなにも くるしくなりし ちんちょうげ
季語=沈丁花
※沈丁花は香りを楽しむ花。暗闇でむせるような香に突き当たり驚くことがあります。
※「尾ひれはひれ」とよく言いますが誤用なんですか?
※なるほどと思った。きょうもありがとうございます。
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4月1日(金)
四月馬鹿待つことばかり上手くなり
一生突き通せる嘘などないそうですよ。
嘘か本当かはしりませんが・・・・。
しがつばか まつことばかり うまくなり
季語=四月馬鹿
※エイプリールフールでした。きょうもありがとうございます。
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