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東京ムネモシュネの俳句ストック > 今日の俳句 > 2012年3月
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2012年3月
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31日(土)
目覚ましのけたたましさやつくしんぼ
やりたいことと、できることは違いますってば。
めざましの けたたましさや つくしんぼ
季語=つくしんぼ
※土筆は地下で栄養茎とつながっています。どこかユーモラスな姿です。
※日当たりのよい路傍などに、雑草の間から顔を出します。
※のどかだね。きょうもありがとうございます。
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30日(金)
一様に迷いを捨てて春の草
限界を認めないと、その先は見えてこないそうですよ。
いちように まよいをすてて はるのくさ
季語=春の草
※そうかもね。きょうもありがとうございます。
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29日(木)
駒鳥の嘘とは言えぬ嘘のあり
ファストフードで「ありがとうございました。」が
「おめでとうございました。」に聞こえました。
何か当たったのかしらと不思議そうな顔をしていたら、
向こうも不思議そうな顔を。気付くのに数秒かかりました。
こまどりの うそとはいえぬ うそのあり
季語=駒鳥
※「ヒンカラカラ」と鳴きます。
※実際に聞いたことがあるのかといえば、曖昧なのです。
※人は見かけではありませんが、人付き合いもまた見かけではわかりませんね。
※あれ? きょうもありがとうございます。
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28日(水)
春色の答え染み出す昼下がり
気疲れという疲れが、明日に一番ひびくのかもしれません。
なんとなく疲れた1日でした。
はるいろの こたえしみだす ひるさがり
季語=春色
※本来、駆け引きなどしない方が良いとは思うのですが・・・・。
※思います。きょうもありがとうございます。
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27日(火)
酔わずして三椏の花咲きにけり
世の中に色褪せないものはない。
色褪せて見えだしたときに、別の魅力を見つけること。
見つけようと努力すること。
そういうもの。
よわずして みつまたのはな さきにけり
季語=三椏
※葉の出る前の枝先に黄金色の小さい花を球状に付けます。群がる花は蜂の巣に似ている。
※枝が必ず3つに分かれているので、この名があります。
※室町時代に伝えられ、その樹皮は上質和紙の原料として使用されています。
※洋紙の普及によってその数は減り、今は珍しい花木として愛でられています。
※ということで、きょうもありがとうございます。
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26日(月)
一片の欠けし紫烏貝
先天的に穏やかな人はいない、と思います。
いっぺんの かけしむらさき からすがい
季語=烏貝
※カラスガイは10センチほどの湖沼に生息する二枚貝です。
※フランス料理に使われるムール貝と混同されるそうですが、別種だそうです。
向こうは海の貝。
※成長すると貝殻の色が黒くなるのでカラスと言うそうですが、その前は何色なのでしょうか。
※子どもの頃は、「魚の皮膚に付着して育つ」そうです。詳しくは知りません。
※表面は真っ黒なのに内面は真珠のような青白色。人工真珠の母貝に用いされるそうです。
※まったくもって忘れてた。きょうもありがとうございます。
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25日(日)
はにかんで俯き加減春の水
心がいっぱいになることと、
心をいっぱいにすることは違うようです。
はにかんで うつむきかげん はるのみず
季語=春の水
※人の噂に戸は立てられませんが、自ら「口が固い」という人ほど信用できないものない、
気がします。
※ぼくは口が堅いのでなく、すべてに置いて忘れっぽい。というよりも・・・・
※信頼は積み上げた事実で、信用は勘です。たぶん、そんな違いがあると思います。
※似ているけれど。きょうもありがとうございます。
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24日(土)
言葉には出来ないことも春の雨
ほんとのことを伝えることが、
親切とばかりは言えない。
ことばには できないことも はるのあめ
季語=春の雨
※なんとなく・・・・。きょうもありがとうございます。
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23日(金)
蛇穴を出でなくしたものを忘れおり
世の中、等価交換って・・・・
そんなわけあるか?!
へびあなをいで なくしたものを わすれおり
季語=蛇穴を出づ
※冬眠していた蛇が春になり地上に現れること。
※今年の春は短いとか。きょうもありがとうございます。
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22日(木)
夕日より先に落ちたる八重椿
「ドボン」というトランプゲームがあるのですが、
一般的なのでしょうかね。
子どもの頃によくやりました。
ルールはもう忘れました。
ふとその名前だけ思い出しました。
ゆうひより さきにおちたる やえつばき
季語=八重椿
※気付いたことはありませんが、椿はみな上を向いて落ちているそうです。
※改良品種で一重から八重って、気の遠くなるような作業なのでしょうね。
※すごいものですね。きょうもありがとうございます。
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21日(水)
茎立の空一片を欲しけり
世界のすべてを手に入れられるわけもなし。
くくたちの そらいっぺんを ほっしけり
季語=茎立
※菜類などの野菜の茎が伸びること。薹(とう)の立つこと。
※きょうもありがとうございます。
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20日(火)
水温むただそれだけのことであり
諦めることと欲をかかないことは違うのだろうか。
違うさ、たぶんね。
みずぬるむ ただそれだけのことであり
季語=水温む
※なぜか寒い日が続きます。もう3月も中旬過ぎなのにね。
※桜と思ったら梅でした。きょうもありがとうございます。
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19日(月)
何でもないことが春の祝祭
どんなものにも優先順位というものはあると思う。
なければ、混乱するだけだ。
誰かがそうするように、自分もそうしている。
なんでもないことが はるのしゅくさい
季語=春
※桜が咲いてた。きょうもありがとうございます。
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18日(日)
ポケットの糸のほぐれや梅白し
根本的なところで恐れながら、
それでも進まなければならない。
そんな状況は・・・・悪くもないかも知れない。
ぽけっとの いとのほぐれや うめしろし
季語=梅
※ポケットに詰め込むものは、きっと少ない方がいい、と思う。
※のんびりできた? きょうもありがとうございます。
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17日(土)
目刺し焼く人それぞれのそれぞれに
真鰯の子どもが
メザシという名だと
思っていたころがあったりなんかして?
違いますよ。
めざしやく ひとそれぞれの それぞれに
季語=目刺し
※メザシにわびしい感じは持っていない。むしろ時々食べたくなります。
※定食屋のメニューにあったら普通に注文すると思います。あってもいいと思うけれど。
※美味しいですよね。きょうもありがとうございます。
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16日(金)
ものの芽の諸々ほぐれやわらかし
本当のことなど、
人はなかなか教えてくれない。
もののめの もろもろほぐれ やわらかし
季語=ものの芽
※木の芽も草の芽も、春に芽吹くものすべてを指しています。
※ともすれば、視点のぼけそうな季語ですが、「ものの芽」という響きが好きです。
※そんなもの。きょうもありがとうございます。
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15日(木)
つくしにはつくしの願い育ちけり
寒いな。朝はまだ寒いな。
油断するとほんとに寒いな。
つくしには つくしのねがい そだちけり
季語=土筆
※そのカタチが筆に似てから土筆。で、古名が、つくづくし。
※息白い。きょうもありがとうございます。
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14日(水)
あらましのすべては知らぬ春うらら
運があるとかないとか、
運を広げるとかそうでないとか。
考え出すと、なんだかいろいろ大変なんでしょうね。
あらましの すべてはしらぬ はるうらら
季語=春うらら
※いい天気がつづきますね。きょうもありがとうございます。
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13日(火)
冷め切って身ひとつずつ蜆汁
シジミはダシなのか、そうでないのか。
身まで食べるのか、食べないのか。
それなりに意見が分かれるもの、なのかも、しれない。
さめきって みひとつずつ しじみじる
季語=蜆汁
※残さない方です。きょうもありがとうございます。
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12日(月)
古木より山茱萸の花溢れおり
ポテトチップスをひと袋開けてしまうと、
その大きさに関係なく食べきるまでやめられない。
ので、買い置きができない。
こぼくより さんしゅゆのはな こぼれけり
季語=山茱萸
※小さな黄色い花を小枝にあつめて咲きます。早春にふさわしい明るい花。
※古木を彩る黄色の花々は特に趣があります。見事なものです。
※ときどきです。きょうもありがとうございます。
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11日(日)
気まずさをひらがなにして春うらら
今を、現実を、生きています。
きまずさを ひらがなにして はるうらら
季語=春うらら
※それでよいのかと。きょうもありがとうございます。
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10日(土)
ほんとうのことだと思う水温む
水が温かくなることが、
万物にとってどれだけうれしいことなのか。
温かくなったはずの水が、
また刺すように冷たくなっている。
そんな当たり前のことが面白い。
ほんとうのことだとおもう みずぬるむ
季語=水温む
※驚くような余寒でしたね。きょうもありがとうございます。
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9日(金)
亀の鳴く見て見ぬふりを続けおり
風邪を引きました。
治ったと思って油断したら、ぶり返しました。
急に寒くなるなんって、
ほんとうに・・・・春ですね。
かめのなく みてみぬふりを つづけおり
季語=亀鳴く
※亀が鳴くという、この情緒的な季語が結構好きかもしれません。
※亀が鳴くことはありませんが、昔々、雄ガメが雌ガメを慕って鳴くと信じられていたそうです。
※あはは、きょうもありがとうございます。
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8日(木)
大あくび深呼吸とも山笑う
笑い方って大切なのだと思います。
まったく同じ笑い方というのはないような気がします。
でも分類はできるような気もします。
おおあくび しんこきゅうとも やまわらう
季語=山笑う
※春の山の明るい感じを山笑うといいます。今まだ微笑くらいでしょうか。
※春らしくなりましたね。きょうもありがとうございます。
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7日(水)
言い終えぬ前に赤々椿咲く
最終的には自分の目で、しっかりと確かめないと・・・・
いいおえぬまえにあかあか つばきさく
季語=椿
※春を告げる花だから、春の木と書くそうです。
※スキャニングで印刷文字をデータ化にしてくれるソフトがあります。便利な世の中です。
すごいすごいと使っていますが、やはり若干の誤差があります。
人間でないだけに、間違え方が面白い。でもそれを見落とすのは人間であるぼくなのですが。
※100%のものはないからね。きょうもありがとうございます。
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6日(火)
花ミモザ寄り道近道散歩道
小さい妥協は誰にでもできる。
でも大きな妥協には、それ相応の、懐の広さが必要なようです。
なるほど。
はなみもざ よりみちちかみち さんぽみち
季語=花ミモザ
※早春の明るい光を受けて咲く、日だまりのような花です。
※ミモザはフランス語名で、銀葉アカシアのこと。
でも銀葉アカシアといっても誰も分からないと思う。
※ですよね。きょうもありがとうございます。
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5日(月)
手を伸ばす勇気は仄か梅一輪
苦難は人を強くする。もしくは打ちのめす。
どちらであるかは・・・・
だるまさん、だるまんがころんだ、と。
てをのばす ゆうきはほのか うめいちりん
季語=梅
※梅と勇気の取り合わせには、有名な句があり使いにくい。
※ま、全然違うのだけれども、「勇気こそ地の塩なれや梅真白」
中村草田男の代表句のひとつですね。
※「地の塩」というはキリスト教に関連する言葉のようです。
生命に欠かせないものという意味なのでしょうか。
※春の雨ですね。きょうもありがとうございます。
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4日(日)
白子干目の点々とありにけり
深大寺のだるま市というものに行ってきました。
「開眼所」というところで
沢山の人がダルマに目を入れてもらうために並んでいました。
なかなか賑やかでした。
ところで、なんのためのダルマなんだ?
しらすぼし めのてんてんと ありにけり
季語=白子干
※白子干は、鰯の稚魚を茹でて干したもので、「ちりめん」とも呼ばれます。
※じゃこは白子以外の雑魚のこと。乾燥するとちりちりと丸まるので、「ちりめんじゃこ」というそうです。
※屋台で「ちりめん」が売られていました。イワシの丸干しを焼いて売っている屋台も何軒かありました。春ですね。
※梅見、少し早かった。きょうもありがとうございます。
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3日(土)
たえまなく目配せしてる飾り雛
ひな祭り、桃の節句ですね。
晴れてよかったですね。
たえまなく めくばせしてる かざりびな
季語=雛
※雛祭りというものは、いくつになってもうれしいものなのですかね?
※太陽って偉大だ。きょうもありがとうございます。
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2日(金)
出がらしのお茶で一服春の雨
ここのところ毎回のように傘を買っています。
傘を持って出るのを忘れたり、
立ち寄った店でなくなったり、電車に置き忘れたり。
でがらしの おちゃでいっぷく はるのあめ
季語=春の雨
※同じ雨でも、「春の」と付くと明るい感じに変わりますね。
※ビニール傘は間違えてもしようがないとは思いますが、だからといって傘立てにある別の傘を持っていたとしたら、他の誰かが困るかもしれないし・・・・なんだろう?
※現代人らしく(?)、他人に迷惑さえかけなければ、という考えも持っていますが、報復的な考えはとてもいや。めぐりめぐって、自ら大きな袋小路に陥ることになりそうですからね。事実そういうものなのでしょう?
※良いことがいっぱい訪れますように。きょうもありがとうございます。
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1日(木)
甘くなく辛くもなくて春の雪
今日、点滴を打ってから職場に行った。何のためにと思った。
あまくなく からくもなくて はるのゆき
季語=春の雪
※昨日はすごい雪でしたね。でも今日ですっかり解けましたね。
※朝、あまりの体調の悪さにインフルエンザか?、と思って病院に行きましたが、違った。
大量に薬をもらってきたけれど、まったくもって・・・・大げさだった。
※春なんですね。きょうもありがとうございます。
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