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27日(金) |
からたちの駆け引き下手の花を摘む |
悩む前に逃げることだってできるのに。
さんざん頭を悩ませたのなら、
次は楽しいことを基準に選べばいいじゃないの?、
と、言われた気がした。
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からたちの かけひきべたの はなをつむ
季語=枳殻の花 |
※優しい香りの花は、葉に先がけて咲きます。白く大きな五弁の花です。
※枝には鋭いトゲがあり、その昔は生け垣に用いられました。
だから枳殻は富の象徴だったといいます。
※時間は有限で、等しく、長く短い。きょうもありがとうございます。
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26日(木) |
半身の気まずさ滲む春の雨 |
欲張りすぎれば収拾がつかなくなるもの。 |
はんしんの きまずさにじむ はるのあめ
季語=春の雨 |
※雨となっても寒さを感じない。気付けば4月も残りわずかですからね。
※連休のご予定は? きょうもありがとうございます。
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25日(水) |
とどまるも流るるも春雲の道 |
人間の記憶なんて
馬鹿らしいほどに曖昧だ、
と、思います。 |
とどまるも ながるるもはる くものみち
季語=春の雲 |
※強いようで弱い。弱いようで強い。複雑で単純。単純で複雑。
※なんて春です。きょうもありがとうございます。
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24日(火) |
ゆっくりと満ち足りてゆく春の花 |
穏やかな?、暑いくらいの陽気でしたね。
このまま夏になるのでしょうかね。
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ゆっくりと みちたりてゆく はるのはな
季語=春の花 |
※風が気持ちいい。きょうもありがとうございます。
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23日(月) |
おろかしさ捨てたつもりの春三日月 |
惰性になってきました。
どうしたものでしょうか。考えよう。 |
おろかしさ すてたつもりの はるみかづき
季語=春三日月 |
※考えます。きょうもありがとうございます。
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22日(日) |
後悔をせぬ人はなし花吹雪 |
社交辞令を見抜けぬ憐れを、
誰が助言してくれるというのでしょうか。
でも、どちらが幸せなのでしょうかね?
気付く人と、気付かぬ人と。 |
こうかいをせぬひとはなし はなふぶき
季語=花吹雪 |
※春が過ぎれば夏ですね。きょうもありがとうございます。 |
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21日(土) |
みおくりてみおくるあいま花楓 |
タダより高いものはないといいますが、ほんとうですね。
「健康」は、簡単にもとには戻りません。
どんなにお金を積んだとしても、もとには戻せない。
だから、大切にしなければならないのだね。
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みおくりて みおくるあいま はなかえで
季語=楓の花 |
※カエデといえば秋の紅葉ですが、若葉とともに咲く小花も目立たないながら趣があります。
※カエデの語源は「カエルの手」→「蛙手」なのだとか。
※健康であれ。きょうもありがとうございます。 |
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20日(金) |
忘却の縁を語る八重桜 |
独りよがりの定義というものを間違っていたかもしれん。
馬鹿らしいやら、呆れるやら。
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ぼうきゃくの えにしをかたる やえざくら
季語=八重桜 |
※気付けばもう葉桜ですね。今年は一度もお花見に行けなかったよ。
※どうなんでしょうか。きょうもありがとうございます。 |
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19日(木) |
春摘み取ればこれでおわりなのかな |
他者が離れていく本当の理由を、
本人が気付くことは稀であり、知ることも稀であると思うのですが・・・・。
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はるつみとれば これでおわりなのかな
季語=春 |
※たぶん、思う。きょうもありがとうございます。
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18日(水) |
ささくれた心がたどる花の塵 |
「知識よりも想像力」。
一方では励まされ、一方は虚しい言葉のように思う。
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ささくれた こころがたどる はるのちり
季語=花の塵 |
※桜の花の散る様子、または花びらの散り敷かれた様子をいいます。
※たぶん。きょうもありがとうございます。
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17日(火) |
春光の雲の隙間の我が身かな |
大切なものを、
どこかにしまって、しまった場所を忘れた。
いつものことだが、
これじゃ紛失と変わらないじゃないかと、
今さらながらに思う。
じつにはた迷惑なクセである。 |
しゅんこうの くものすきまの わがみかな
季語=春光 |
※空全体をつつむ白い膜のような雲や、ときにやわらかそうな綿雲や、
夏や秋のように明快なカタチをつくらないのが春の雲といわれています。
※びみょ〜。きょうもありがとうございます。
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16日(月) |
この星の水の命や落椿 |
成長しないという平和は、はたして平穏なのかしら?
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このほしの みずのいのちや おちつばき
季語=落椿 |
※なんとなくね。きょうもありがとうございます。
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15日(日) |
ふところの狭き汚れや紫荊 |
他人に手厳しいときは、
自分に確信を持てないとき、なのかもね。
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ふところの せまきよごれや はなずおう
季語=紫荊 |
※枝にびっしりと、小さい蝶のような花を付けます。
※その花の付き方は、他にないものかもしれません。印象的です。
※ほんとにね。きょうもありがとうございます。
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14日(土) |
桜鯛涙のかわく日暮れかな |
突然ですが、月曜日から昨日まで入院しておりました。
びっくり?!
救急でそのまま入院したので更新もできずに。
要は風邪をこじらせたようです。
本人が一番びっくりしたよ。
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さくらだい なみだのかわく ひぐれかな
季語=桜鯛 |
※サクタダイという種類があるのではく、春の産卵時期の雄の真鯛をこう呼びます。
※この時期には雄の腹部が赤味を帯びた婚姻色になるそうです。桜の花時と重なることから、桜鯛、花見鯛と呼ぶようになったとか。洒落ていますね。
※これまで大きな病気と言えばインフルエンザくらい。目眩とか貧血などを少々あまく考えていましたが、慢性的となると大変つらいものなのですね。
※救急車も、病院食も、見舞いされることも、車いすも、歩行器も、入院にともなう何もかもがはじめての経験でした。物珍しさも3日まででしたが。
※今日からまた(たぶん)毎日更新します。これからもよろしく。
※ご心配をお掛けしました。きょうもありがとうございます。
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8日(日) |
ささやかにたんぽぽの笑み集めおり |
気付けば蒲公英が咲いていました。
花の終わった蒲公英もありました。
これから咲く蒲公英もありました。
一から十まで規則正しいものなどないけどね。
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ささやかに たんぽぽのえみ あつめおり
季語=蒲公英 |
※良いとことがありますように。きょうもありがとうございます。
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7日(土) |
それとなく風まで光る日和かな |
簡単にしようとして、複雑にしてないかしら? |
それとなく かぜまでひかる ひよりかな
季語=風光る |
※今日あたりはお花見が多いかも。春ですね。
※なんとかなりますよ。きょうもありがとうございます。
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6日(金) |
影を踏み影を踏み越え諸葛菜 |
リスク回避は大切なことなのかもしれないけれど・・・・ |
かげをふみ かげをふみこえ しょかつさい
季語=諸葛菜 |
※諸葛菜は「三国志」の諸葛孔明にちなんだ名前です。遠征地でこの花をまいては、
食料にしたと言われています。
※花は大根の花に似ています。花期は長く、群生しながら5月頃まで咲きます。
※なんだかね。きょうもありがとうございます。 |
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5日(木) |
桜咲き涙を流すときがくる |
うれし涙ならいいですね。 |
さくらさき なみだをながすときがくる
季語=桜 |
※大あわて。きょうもありがとうございます。 |
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4日(水) |
名が体を表すならば初桜 |
名前というものは面白いものらしく、
それを付けた人の願いが込められているのだとか。
足りないものだったり、
切望しているものだったり、
失ったものだったり、
叶わないものだったり。
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ながたいを あらわすならば はつさくら
季語=初桜 |
※大風が嘘のような天気でしたね。きょうもありがとうございます。
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3日(火) |
予てより待ちわびたりし花ミモザ |
「嫌い」の理由を問われれば
山ほどあげることができますが、
「好き」の理由は・・・・
あらためて問われると答えにつまる、そんなもの。
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かねてより まちわびたりし はなみもざ
季語=ミモザ |
※2〜3月に咲きます。黄色い球状の花がなんともかわいらしい。
※フランスでは香水の原料にするのだとか。
※時間とは体力と等しの?! きょうもありがとうございます。
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2日(月) |
風待ちの柳の芽より昼となる |
思考を止めたら、それで終わりなのでしょうね。 |
かぜまちの やなぎのめより ひるとなる
季語=柳の芽 |
※柳の種類はかなり多いそうです。街路樹などにあるのは枝垂柳。
※やっと春らしくなりましたね。きょうもありがとうございます。
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1日(日) |
連翹の黄色き声の溜まり行く |
他人と庇うための嘘も、
自分自身を守るための嘘も、
人を騙すための嘘も、
多弁になるというところでは同じかも。違うかも。
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れんぎょうの きいろきこえの たまりゆく
季語=連翹 |
※モクセイ科の落葉低木で、公園などに多いようです。
※鮮やかな黄色い花を葉の前に枝いっぱいにつけます。春の喜びのような花。
※四月馬鹿ですね。きょうもありがとうございます。 |
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