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東京ムネモシュネの俳句ストック > 今日の俳句 > 2012年7月
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2012年7月
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31日(火)
おんなの箱庭におとこの箱庭
なにゆえこの季節なのかね、
と思いながら使う季語ってありますよね。
おんなのはこにわに おとこのはこにわ
季語=箱庭
※古くからの遊びで、江戸時代に大流行したそうです。
※イメージ的に涼しげだからか? 苔などをよく利用するからか?
※まぁいいか。きょうもありがとうございます。
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30日(月)
白靴やずらりと並ぶ自尊心
平凡で良かったかも。
しろくつや ずらりとならぶ じそんしん
季語=白靴
※夏になると白い靴をはく人が多くなる・・・・からかどうなのか、夏の季語です。
※いい風が吹いてます。きょうもありがとうございます。
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29日(日)
それなりに乗り越えていく金魚かな
空気を読めない人も、空気を読むことがあるみたいです。
それなりに のりこえていく きんぎょかな
季語=金魚
※「金魚掬い」の金魚は、ペットショップなどでは販売できない金魚たちなのだとか。
※何の特長もない金魚の方が丈夫だったりするのかもしれない。
※どうでしょう。きょうもありがとうございます。
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28日(土)
幸運の軸足うつろ日日花
笑えない開き直りと、
笑える開き直りがありますね。
こううんの じくあしうつろ にちにちか
季語=日日花
※暑い盛りに咲き続ける、元気で愛らしい花です。
※毎日新しい花に咲き替わるため、日日草または日日花、そのひぐさ、とも呼ばれています。
※原産地・西インドあたりでは1年中花を咲かせているそうです。
※日本では寒さに耐えられず、一年草として栽培されています。
※日本の猛暑だ。きょうもありがとうございます。
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27日(金)
告知やら宣伝やらの古うちわ
オリンピックですね。
寝不足するんですか?
こくちやら せんでんやらの ふるうちわ
季語=古団扇
※団扇は中国から伝わったもので、扇子は日本人が考えたものらしいです。
※力いっぱいあおぐなら扇子よりも団扇ですかね。
※古団扇は、今年のものではなく、前年からの古いうちわのことです。
※時差8時間。きょうもありがとうございます。
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26日(木)
小説も中弛みする早桃かな
無意味なガマンは嫌いですよ。
しょうせつも なかだるみする さももかな
季語=早桃
※サモモは通常よりも早く実る品種です。
※改良品種が進んで、モモはむしろ夏の果物にすら思えますね。桃は初秋の季語です。
※ふわりと。きょうもありがとうございます。
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25日(水)
ぼんやりと炎天にあり息殺す
「あ」に濁点をつけたくなるほどに今日も暑かった。
ぼんやりと えんてんにあり いきころす
季語=炎天
※夏を司る炎帝という神様がいるそうです。怒らせると大変そうな名前です。
※考えよう。きょうもありがとうございます。
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24日(火)
おそらくは目高に生まれ変わりたり
人魚は生臭くないのだろうか?
おそらくは めだかにうまれかわりたり
季語=目高
※小さな淡水魚。上流ではなく、流れの緩やかな場所に多く生息します。
※メダカは主に関東地方の呼び方で、全国には三千もの異名が存在するのだとか。
※水盤などに飼われ鑑賞されます。昔ながらの涼しさの演出のひとつです。
※ミントは体感温度を下げるとか。きょうもありがとうございます。
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23日(月)
キャベツの葉三枚ちぎり雲の峰
お安いものは、やっぱり、それなりかもしれませんね。
きゃべつのは さんまいちぎり くものみね
季語=雲の峰
※通称は入道雲、学名は積乱雲。せり上がる雲の様子を山にたとえて、雲の峰。
※ビアガーデンの季節ですな。きょうもありがとうございます。
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22日(日)
退屈な二時間ドラマ茄子の花
不確定だから可能性があるのであって、
確実なら可能性は小さい。
たいくつな にじかんどらま なすのはな
季語=茄子の花
※ナスはインド原産といわれています。夏野菜の筆頭でしょうか。
※かつては観賞用として栽培されていたのだとか。
※ナスはすべての花が結実すると言われていますが、実際は雨やらなにやらで落花する花もそれなりにあるそうです。
※う〜ん。きょうもありがとうございます。
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21日(土)
たっぷりと笑いはじめるトマトかな
居酒屋に行くと、だいたい
冷やしトマトを注文したりなんかします。
たっぷりと わらいはじめる とまとかな
季語=トマト
※アンデス山脈の中腹あたりが原産地とされているそうです。
※トマトはナスの親戚です。きょうもありがとうございます。
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20日(金)
向日葵やひとはそれぞれ老い易く
偶然、ワードの便利な機能を見つけた。
利用価値の高い機能ほど、意外や、知らなかったりする。
ひまわりや ひとはそれぞれ おいやすく
季語=向日葵
※ヒマワリの種には、若返りのホルモンや幸せを感じるホルモンが含まれているのだとか!?※まあ、納豆にも同じものが含まれているらしいが。
※ヒマワリの種というと、子どもの頃に飼っていたハムスターの餌のイメージが強いのですが、単純に美味しいのでしょうか。
※ヒマワリは太陽神アポロンに恋いこがれた海の精の化身なのだそうです。太陽を見つめすぎて、ヒマワリになっちゃったのだとか。
※週末は夏らしくない涼しさだそうで・・・・。きょうもありがとうございます。
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19日(木)
飛ぶことの出来ないものと夏の月
この暑さじゃ、じっとしていることが、つらい。
とぶことの できないものと なつのつき
季語=夏の月
※とわいえ、熱中症ってこわいらしいね。
※真夏だね。きょうもありがとうございます。
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18日(水)
枕木はコンクリートや梅雨明けむ
線路の上を、歩いたことありますか。
まくらぎは こんくりーとや つゆあけむ
季語=梅雨明け
※再利用する枕木も、最近では海外から輸入しているそうです。
※1ヶ月続いた梅雨も雷が鳴ると終わり、といわれています。
※雷雨が来た。きょうもありがとうございます。
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17日(火)
人間は無様なりけり合歓の花
お菓子のない世界も、
コンピューターのない世界も、
もはや想像できそうもないのですが・・・・。
にんげんは ぶざまなりけり ねむのはな
季語=合歓の花
※ネムの赤い花は、花のように見える多数の雄しべで、実際の花は目立たない。
※歓(よろ)び合う花ですか。きょうもありがとうございます。
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16日(月)
いろいろな星を背にして天道虫
瓢箪から、駒を進める!?
いろいろな ほしをせにして てんとうむし
季語=天道虫
※外見のかわいらしさから親しまれる。種類が多く、色も星の数もそれぞれにいろいろ。
※多くは益虫ですが、なかには害虫となるものもいるそうです。
※テントウ虫は、瓢虫とも書きます。これは中国語の表記を利用したもの。
※中国語での発音もこの漢字を使う理由もわかりませんが、知らなければぜったいに読めない漢字のひとつですよね。
※今日が海の日でした。きょうもありがとうございます。
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15日(日)
ペコペコとペットボトルのラムネかな
100年後も色褪せないものってどんなもの?
ぺこぺこと ぺっとぼとるの らむねかな
季語=ラムネ
※ラムネはレモネードの転訛なのだそうです。
つまりは、なまってラムネとなった、らしい。レモネード、レモネ・・・・ラムネ、的な?
※瓶詰めのラムネには、なにやら懐かしさを感じます。
※海の日です。きょうもありがとうございます。
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14日(土)
噴水もこんがらがってしまいけり
まさかの、予想外の日焼け。
梅雨空はどこにいった?
ふんすいも こんがらがって しまいけり
季語=噴水
※噴水も夏になると、いきいきとしているように見えます。
※暑すぎだ。きょうもありがとうございます。
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13日(金)
考えは行ったり来たり青葡萄
クレアランスセールのクレアランスって、なんですか?
かんがえは いったりきたり あおぶどう
季語=青葡萄
※青々とした熟す前のブドウ。まだ食用とはなりません。
※一掃するという意味だそうです。きょうもありがとうございます。
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12日(木)
水羊羹悲喜交々の匙加減
あんこが苦手って、どういうことさ。
みずようかん ひきこもごもの さじかげん
季語=水羊羹
※みずみずしい、夏によろこばれるヨウカン。
※子どもの頃、缶入りの水羊羹のお中元のおすそわけがうれしかった。
※以前、竹筒に入った水ようかんを食べた。めちゃくちゃ、うまかった。
※まだ梅雨でした。きょうもありがとうございます。
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11日(水)
おいそれと鳴らぬ風鈴空くきり
どうやら、風があっても
なかなか鳴ってくれない風鈴を、
衝動買いしていまったらしい。
おいそれと ならぬふうりん そらくきり
季語=風鈴
※風鈴のルーツは中国なのだそうです。江戸時代になって庶民に広がったのだとか。
※町をまわる風鈴売にかけ声はなかったそうです。チリンチリンと重なり合った音そのものが効果的な宣伝だったのでしょうね。
※風鈴もいろいろだ。きょうもありがとうございます。
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10日(火)
百万回生まれ変わりし夏の蝶
一度頭に浮かんだ疑念は、なかなか消えない。
ひゃくまんかい うまれかわりし なつのちょう
季語=夏の蝶
※夏の蝶といえば、アゲハでしょうか。夏は大型の蝶が目立ちます。
※暑い日が続きましたが、またしばらくは梅雨空が続くらしいですね。
※梅雨の晴れ間に飛ぶ蝶は、梅雨の蝶と呼ぶそうです。弱々しいのか、たくましいのか。
※〜的な。きょうもありがとうございます。
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9日(月)
あじさいはまだ咲いている青簾
勘違いは希望との食い違い。
あじさいは まださいている あおすだれ
季語=青簾
※青簾は、青竹などで編んだスダレのこと。もしくは夏のスダレの総称。
※見たままかい!? きょうもありがとうございます。
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8日(日)
からくりは解けぬままなりジキタリス
何故に上に行きたがる?
からくりは とけぬままなり じきたりす
季語=ジキタリス
※1メートル以上の茎を、ハンドベルのような花が順々に咲き昇って行きます。
※本来は強心剤を精製するための薬草だったとか。今はもっぱら観賞用です。
※「きつねのてぶくろ」という可愛らしい別名もあります。俳句では使われないようです。
※眺めか。きょうもありがとうございます。
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7日(土)
七夕や居心地悪き雨にあう
せっかくの願い事が
雨で流されないといいですね。
たなばたや いごこちわるき あめにあう
季語=七夕
※本来は6日の夜から7日の朝にかけての行事だったそうです。
※七夕は夏と秋の交叉の祭りだといいます。
※東京などは新暦の7月7日の行事ですが、多くは8月7日なんですね。
※たなばたといえど、どたばた。きょうもありがとうございます。
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6日(金)
サルビアのかかと笑いて飛び火する
「悩ましい」をひらがなにすると、
なんかだかなやましい
さるびあの かかとわらいて とびひする
季語=サルビア
※ブラジル原産のシソ科。花色はいくつかありますが、サルビアと言えば赤。
※和名もその赤色から緋衣草(ひごろもそう)といいます。
※日本でパンダの赤ちゃんが誕生したって。どんな名前がつくのでしょうか。
※晴れるかな。きょうもありがとうございます。
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5日(木)
昼顔の咲きてしばらく知らぬふり
こうもいきなり気温が上がると
やる気が、あるようなないような、やる気が
吸い取られていくようだ。
ひるがおの さきてしばらく しらぬふり
季語=昼顔
※ヒルガオは日中に開き夕方に閉じる一日花です。
※アサガオよりも花はやや小ぶりですが、根が深く強いらしい。
※日当たりの良い場所で、ヒマワリが咲いていました。
※熱中症に気を付けましょう。きょうもありがとうございます。
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4日(水)
いつまでも揺れるにまかせ夏柳
なんか聞いたことがあるというフレーズは、
なんか微妙な感じでなんかみたい。
いつまでも ゆれるにまかせ なつやなぎ
季語=夏柳
※葉柳はその涼しげな様子を捉えた季語です。川辺の柳はほんとに涼しげです。
※傍題が夏柳です。涼しいというニュアンスはうすれるかも。
※ちなみに春の季語である柳は、芽吹きの美しさを称えています。
※暑かった。きょうもありがとうございます。
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3日(火)
ころころと転がっている実梅かな
ダイエットの文字が、あっちこっちで氾濫しています。
ころころと ころがっている みうめかな
季語=実梅
※梅雨時に黄色く熟したものを実梅。
※この雨の時期に梅が熟すことから梅雨。
※転がるにも・・・・。きょうもありがとうございます。
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2日(月)
煮え切らぬ人なりにけり半夏生
あっ!という間の半年でしたか。
にえきらぬ ひとなりにけり はんげしょう
季語=半夏生
※半夏生とは、1年を72分割した季節のひとつです。新暦では7月2日ごろになります。
※この前後が田植えを終える目安とする日なのだそうです。
※かつてこの日には、「野菜を食べるべからず」「竹林に入るべからず」などのさまざまな禁忌が存在したとか。
※この頃に葉っぱの半分が白くなる、半夏生という同名の植物があります。ドクダミ科の多年草。半化粧が名前の由来とも。
※7月かぁ。きょうもありがとうございます。
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1日(日)
愛の不思議俳句の不思議ハンモック
人生っておもしろい
と、思えたらそれでいいのかもしれない。
それだけでは納得できない
欲張りな部分も残しつつ・・・・
あいのふしぎ はいくのふしぎ はんもっく
季語=ハンモック
※ハンモックも季語だった。ちょっと驚いた。
※共通点はな〜んだ? 
※まるっと今日から6年目。きょうもありがとうございます。
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