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東京ムネモシュネの俳句ストック > 今日の俳句 > 2012年2月
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2012年2月
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29日(水)
包み込む朝日の重さ蕗の薹
社会現象ともなっている、とか言われている、AKB48。
いま、そのドキュメンタリー映画が上映されているのを知っています?
仕事で観に行きました。
ここだけの話、最も有名なメンバーの顔と名前が
やっと一致しましたというくらいでした。
上映時間は約2時間、ぜったいに途中で飽きるだろうよと思いつつ・・・・
これがものすごく面白かった。
震災の記録映画という一面もあるから、賛否はあると思います。
つつみこむ あさひのおもさ ふきのとう
季語=蕗の薹
※蕗は早春にいち早く地中から顔を出す、キク科の多年草。
※蕗の薹はその蕾。大きな鱗のような葉で幾重にも包まれています。
※ほろ苦い風味が好まれます。
※単純に、2時間まったく退屈させないエンターテイメントって、すごいなと思います。
※閏年も休日にしましょうよ。きょうもありがとうございます。
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28日(火)
なにひとつ応えてくれぬおぼろなり
他人に花を持たせないものに、ひとは花を持たせない。
花が欲しいと言わないものに、ひとは花を贈ることもない。
痛いほどよく分かります。
なにひとつ こたえてくれぬ おぼろなり
季語=朧
※昼が霞なら夜は朧と呼ばれます。時間帯と明暗が違いますが、同じもの。
名前ひとつで雰囲気がかわるものですね。
※暗い小説を読んだら暗い気分になってしまった。面白かったけど。
※ひとはひとでございます。きょうもありがとうございます。
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27日(月)
春菊や束ねて解くものであり
ここが転機なのかもしれない、と思ったりもしますが・・・・
その予兆を感じていながら、
ずっと見て見ぬふりをしていたものを
転機と認めたくない気持ちもあって、複雑。
しゅんぎくや たばねてほどく ものであり
季語=春菊
※あの独特の香りが好まれます。今は1年中ありますが、本来はこの時期のもの。
※原産は地中海地方で、江戸時代に伝わったといわれています。
※春菊の花は観賞するものらしいです。その名の通り菊に似ているそうです。
※考え方次第ですね。きょうもありがとうございます。
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26日(日)
牡丹の芽取り止めもなき日曜日
不機嫌も、調子のよさも、
つまりは「甘え」なのですかもね。
ぼたんのめ とりとめもなき にちようび
季語=牡丹の芽
※ボタンの花は初夏、5月頃。ずいぶんと早くから芽吹きます。赤くて独特です。
※梅が咲いていました。桜も芽吹いていました。
※いい天気でしたね。きょうもありがとうございます。
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25日(土)
もの知らぬことを知りたる春の昼
知らないことを知る、ということほど
楽しいことはないと思うのだけれども・・・・。
ものしらぬことをしりたる はるのひる
季語=春の昼
※晴れていれば、春の昼ほど心地よいものはない。のどかで明るい。
そのくせ、どこか気怠くもある。そんな春の昼ももうすぐ。
※また雨かないな。きょうもありがとうございます。
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24日(金)
春疾風包み込んでは荒々し
すごい風です。風の音で目が覚めました。
風の擬音はビューとかピューが一般的ですが、
耳をすますといろんな音が聞こえてきます。
はるはやて つつみこんでは あらあらし
季語=春疾風
※春の強風や突風のことです。春と冠が付くとやわらかい感じがします。
でも強風であることに変わりはありません。
※春になって最初の強風が春一番です。南寄りの風で時雨をともない、
暴風雨となることもあります。
温句知新、更新しました!
※今日の強風は春何番? きょうもありがとうございます。
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23日(木)
下萌のまた一歩より始めたる
どんなものも時間を掛けて磨かなければ、
光を得ることはないのよね。
したもえの またいっぽより はじめたる
季語=下萌
※早春のころ、地中から草の芽の萌え出ることです。
※下萌という言葉は、古くはひそかな恋心の意に使ったそうです。
※なるほど読み方によっては、あはは、そうとれなくもない。
※雨ですね。きょうもありがとうございます。
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22日(水)
雨水かな地に寄らざれば落ち着かず
失って得るのか、得て失うのか。
とかくこの世は・・・・考え方によってはうまくできている。
うすいかな ちによらざれば おちつかず
季語=雨水
※雪が雨となり、雪や氷がとけて水となる。
雨水は二十四節気のひとつで、2月19日ごろにあたります。
※農耕の準備がはじまる頃らしく、実際には雪の降りやすい頃のようです。
※名前というのは面白いもので、願望のようなものが織り込まれているようです。
※考えさせられます。きょうもありがとうございます。
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21日(火)
さんしゅゆの花いっぱいに日の昇る
時間の節約も、時間の貯金も、結局のところどうなのさ?
さんしゅゆの はないっぱいに ひののぼる
季語=山茱萸の花
※別名、春黄金花(はるこがねばな)。
早春、葉に先がけて黄色い小さな花を球状に集めて咲かせます。
※大陸から江戸時代に薬用として渡来したといわれています。熟した実を用いるそうです。
※今でいう強壮剤。昔は不老長寿の秘薬だったのかもね。
※無駄も大切と誰かが言ってたね。きょうもありがとうございます。
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20日(月)
明日には壊れてしまう薄氷や
「三丁目の夕日」の3作目が公開されていますね。
涙もろい人なら、隣に迷惑なくらいに泣けますよ。
あしたには こわれてしまう うすらいや
季語=薄氷
※春先の寒さでうすく張った氷、または解け残ったうすい氷をウスライといいます。
※旧かなで書くと「うすらひ」ですが、そのままウスラヒとも発音します。
外国の名前みたいですね。
※今日が日曜日だと思ったよ。きょうもありがとうございます。
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19日(日)
揺れ動くことに慣れたる余寒かな
忘れないためにはメモることが一番ですが、
どこにメモったのか忘れるところに難あり。
ゆれうごくことになれたる よかんかな
季語=余寒
※余寒は、寒明け後の寒さ。2月中がまだまだ寒さが残っているもの。
※結局、大どんでんで休日出勤でした。仕事をした気になる仕事は、ちょっと苦手。
※にしても・・・・。きょうもありがとうございます。
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18日(土)
早春や悪夢は続くものなのか
夢は深層心理の現れといいます。
睡眠時に記憶を整理しているとも言われています。
科学的に解明されていないことは、山ほどあるようです。
そうしゅんや あくむはつづくものなのか
季語=早春
※春早々の気配。早春は2月いっぱいくらいまでの季語です。
※そういえば、誰しも夢は見ているが、目覚めたときには忘れているとも聞きますね。
そのようにできているのだとか。
※先日、めずらしく不快な夢を見ました。でもそれがどんな夢だったかまでは覚えていない。
でも嫌な夢でした。中途半端というものが、一番気になるものなのかもしれません。
※いい天気ですね。きょうもありがとうございます。
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17日(金)
春泥やただそのままにぬかるみぬ
休日出勤を逃れたのに・・・・
結局、どこかで会社に行かねばならないのか?
忘れものをしました。
しゅんでいや ただそのままに ぬかるみぬ
季語=春泥
※春の泥、道路が舗装されていない時代と、今とでは捉え方が全然違うようです。
※なぜ春の泥が特別季語なのかといえば、雪解や凍解、春雨に関わるからのようです。
※春が来たんだなぁという思いが含まれていたのでしょうか。
※忘れたものはなんですか? きょうもありがとうございます。
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16日(木)
春寒や寄り道ばかりしておりぬ
先日手袋をなくしてから、
そろそろ暖かくなるだろうと思って
新しいのを買わずにいるのですが、
少し距離を歩くとまだまだ寒いね。
はるさむや よりみちばかりしておりぬ
季語=春寒
※冬も寒いが春も寒い、しばらくは。
※春は一進一退しながらやってくるものといいます。
※寒いときに、寒いというと寒さが増すといいますが・・・・
※それにしても。きょうもありがとうございます。
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15日(水)
せわしなき春には浅き夢を見る
郷に入れば、そこで生き残る方法を探る他ないのかもしれない。
せわしなき はるにはあさき ゆめをみる
季語=春
※と思います。きょうもありがとうございます。
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14日(火)
春めきてただそれだけのことであり
バレンタインデーですね〜。
「バレンタイン」を織り込んだ句をつくろうと思ったのですが、
あまりいい感じの句ができませんでしたよ。
案外、むずかしいのね。
はるめきて ただそれだけのことであり
季語=春めく
※少しずつ春らしくなって、少しずつ芽吹きはじめましたね。
※よい1日を。きょうもありがとうございます。
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13日(月)
薄っぺらな刻を見つめて春の雨
ひとの意外な反応を楽しむ、それもいいかもね。
うすっぺらな ときをみつめて はるのあめ
季語=春の雨
※天気予報では降水確率が出ていますが、そういえば東京都って広いんだよね。
※ほんとにね。きょうもありがとうございます。
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12日(日)
何ごともなきめでたさの二月かな
責任感ってなんでしょうか?
押しつぶされるものでは、ないはずだ。
なにごともなき めでたさの にがつかな
季語=二月
※健やかに。きょうもありがとうございます。
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11日(土)
建国の記念日に咲く猫柳
昨日は、俳句関係の出版社のパーティーに参加させていただきました。
楽しかったわ。料理が美味しくて。
ひとつ残念だったのは、
たまたま会場でちょこっと接点のあった方が、
じつはぼくの句を以前に取り上げてくださった方だったのさ、
それを会の終わりごろに知り・・・・
すぐに探したのですが・・・・
そのとき、名前を聞いていれば・・・・
けんこくのきねんびにさく ねこやなぎ
季語=猫柳
※ネコヤナギに触れたことありますか。
ヤナギのうえにネコだからね。驚くほど柔軟で、しかも丈夫なこと。
※ネコヤナギは、日本全土の川べりに自生する柳の一種です。
※といっても、大きな木ではありません。雌雄異株で、雄花は黄色く、雌花は白いそうです。
花は見たことがないです。
※この時期、きれいな銀ねずみ色の花穂を付けます。
それがネコの艶やかな毛を思わせるので、ネコヤナギというそうです。
※なんで、それがその俳人さんだと分かったのかといえば、これがまた・・・・教えない。
たいして面白い話じゃないから。
※社交性のあるような、ないよう性格を、ちょっぴり悔やんだ。
※今年は連休が少ないのね。きょうもありがとうございます。
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10日(金)
寄せ鍋や仲違いしも煮ゆるなり
物差しはそれぞれ違うからね。
わかっちゃいるけど、ほーいほーい。
よせなべや なかたがいしも にゆるなり
季語=寄せ鍋
※先日、めずらしく送別会の幹事を引き受けまして。なんとなく流れで。
※慣れないことしたら会計まちがって、ついでに手袋なくして、会社に遅刻した。
※普段は気の合わない人たちもいたりして、でもそれらなりに楽しかったですかね。
※鼻かみ過ぎて鼻がいたい。きょうもありがとうございます。
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9日(木)
沸点の零ではじまる福寿草
昨日は一日中、鼻水が止まらなくて、こまった。
風邪かと思ったら、そうでもないし。
アレルギー?、どうなんでしょう。
ふってんの ぜろではじまる ふくじゅそう
季語=福寿草
※ここら辺では見かけない福寿草。咲いてますか?
※昨日も寒かったですね。きょうもありがとうございます。
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8日(水)
針供養ふとした傷の滲みかな
今日2月8日、は針供養の日なのだそうです。
12月8日も針供養の日なのだそうです。
土地によってで、どっちが正式というものではないそうです。
はりくよう ふとしたきずの にじみかな
季語=針供養
※折れるなど使えなくなったハリを供養する日です。
※やわらかい豆腐やコンニャクに刺してハリを供養します。ハリを擬人化しているのかなぁ。
※日本って面白いですね。きょうもありがとうございます。
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7日(火)
人恋うて蝋梅ついに香を持てり
体温の感じないものって、
ほんとは苦手なんだろうなぁ、と思います。
ひとこうて ろうばいついに かをもてり
季語=蝋梅
※ロウバイが咲いています。
※その名の通り、蝋細工のような黄色い花で、半透明で光沢があります。
※梅の字がありますが、梅とは別種。香りがよく、多くは下向きに花を付けます。
※中国原産なので唐梅ともいいますが、表記が変わるとあたたかい感じがしますね。
※冷たい雨が続きますね。きょうもありがとうございます。
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6日(月)
だいたいは寒明けほどに曖昧で
高速、高速って言うけどさ、
実際、そんなに速くなくても・・・・十分だったりします。
だいたいは かんあけほどに あいまいで
季語=寒明け
※30日続く寒明けは立春と同じ、2月4日ごろです。
※寒明けといっても、「一番寒い期間が終わりましたよ」ということなので、
実際はまだ寒さが続きます。
※インターネットがさらに進化して、もっともっと速くなると、世界が変わるのかな?
※それにしても利用しているサーバが年に数回はトラブる・・・・。毎日更新しているし、そんなに詳しくないし、実際あせります。最近では100%稼働可能なサーバもあるようで、変えた方がいいのかなぁとも考えています。
※雨でしたね。きょうもありがとうございます。
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5日(日)
冬苺ひとつ手前でもがれおり
本の整理をはじめたら、
買ったまま読んでない本の多いこと多いこと。
はたして読むのかしら?
ふゆいちご ひとつてまえで もがれおり
季語=冬苺
※イチゴは常緑蔓状の小低木の実。トゲはないけど、バラ科です。
※冬イチゴは西日本に自生するものらしいです。本来、イチゴの実は夏。
※温室栽培される大粒のオランダ苺も、最近では冬苺とされています。
※何故か本は増えていくばかり、知識は増えない。時間も増えない。
※そんなもの? きょうもありがとうございます。
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4日(土)
立春の隙間に埋める詩を詠む
詩なんて、さっぱり知らないけれど。
りっしゅんの すきまにうめる うたをよむ
季語=立春
※節分の次の日が、暦の上での春となります。
※一年を24に分けたものが二十四節気。立春はそのひとつです。
結構、細かく分かれているのですね。
※豆まいた? きょうもありがとうございます。
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3日(金)
鬼やらい不確かなもの纏いけり
鬼は外、福は内です。マメです。
マメといえば、ピーナッツもマメで。
「ピーナッツ」といえば、
何をやらせてもダメなチャーリー・ブラウンがいて・・・・
おにやらい ふたしかなもの まといけり
季語=鬼やらい
※節分の夜に、神社で豆をまいて鬼・悪魔を追い払う行事のことを「追儺(ついな)」といいます。
※年男が「福は内、鬼は外」と豆をまき、その豆を縁起物として人々が貰い受けます。
※ツイナは平安朝の頃からの儀式で、当時は毎年大晦日の夜に行っていたそうです。
その傍題が、鬼やらい。
※節分とは季節の変わり目のこと。今では、立春の前日だけを節分と呼びます。
※「ダメ」と「思いやり」は表裏なのかしら? きょうもありがとうございます。
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2日(木)
神の手を遠くに掲げ寒の木瓜
大安とか仏滅とか、友引とか先負とか、
まったく根拠のないものなんですってね。
占いでもないのかな?
かみのてを とおくにかかげ かんのぼけ
季語=寒木瓜
※寒ボケ、冬ボケは特別な種ではありません。ボケは春の花ですが、
日当たりのよい場所では冬のうちから咲きます。
※寒空の中に、健気ととるかボケととるかは人それぞれなのでしょうね。
※その実がウリに似ているので、木のウリ。なんで「ボケ」と読むのかは知らない。
※「六曜」は、先勝・友引・先負(せんぷ)・仏滅・大安・赤口(しやつく)の6種。
太陰暦における吉凶の基準とさせています。
※諸葛孔明が考案したとも言われているそうです。これも定かではないらしいけど。
※幸せになりたいがための占いも、度を超せばその幅を狭める原因になるとか。
※ほどほどに。きょうもありがとうございます。
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1日(水)
これ以上ないものとして福寿草
年が明けたと思ったら、あっとびっくりもう2月なんですね。
当たり前が、驚きって、いい予兆なのかもね。
これいじょうないものとして ふくじゅそう
季語=福寿草
※旧暦では雪を押し上げて新春に咲く花だったので、福寿草、元日草の名が付きました。
※今も正月用に栽培されています。自生する福寿草は群生して咲くそうです。
※花のカタチは菊に似ています。黄色のふくよかな花は、いかにもめでたいといった感じかも。
※暦の上では春ですが、東北地方ではまれにみる大雪らしく・・・・、なんといえばいいのか。
※きょうも来てくれ、ありがとうございます。読者がまた増え出しています。
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