俳句ストック(シヲクム)

今日の俳句、こうのこうき

2018年8月

18日(土)

太陽は太古のままに赤のまま

正しくは、犬蓼(いぬたで)。
道端に咲いています。

たいようは たいこのままに あかのまま
季語=赤のまま
※赤紫色の小粒の花を多数つける。いたるところで見る。
※同色のタネをままごと遊びの赤飯にしたので、この名がある。
※秋らしい雑草。きょうもありがとうございます。

17日(金)

カーテンの音する秋の初めかな

久しぶりにクーラーを消して、
窓を開けている。

かーてんの おとする あきのはじめかな
季語=初秋
※立秋後の八月のこと。空気はすでに秋らしい。
※意外にも。きょうもありがとうございます。

16日(木)

まったりと崩しながらのかき氷

都内の有名なかき氷店。
お盆でもやっぱり、
それなりに並ぶのね。

まったりと くずしながらの かきごおり
季語=かき氷
※その昔は砂糖をふりかけるだけのシンプルなものだったらしいが、今やメニューが豊富でいろいろと目移りする。
※トッピングもいろいろ。きょうもありがとうございます。

15日(水)

南瓜切るコツあり八月十五日

カボチャが
かなり切りにくいことは知っていたが、
スムーズに切るコツがあるなんて
考えもしなかった。

かぼちゃきる こつあり はちがつじゅうごにち
季語=八月十五日
※お盆と終戦日。きょうもありがとうございます。

14日(火)

いくたびのないものねだり踊りけり

さっきから「ふるさと」の歌が
頭のなかで何度もリピートしていて‥‥。

いくたびの ないものねだり おどりけり
季語=踊り
※盆踊りのこと。きょうもありがとうございます。

13日(月)

落雷に瞬き二つ三つ四つ

すぐ近くに落ちたらしい。
たぶん、目の前のマンション、の避雷針。
ものすごい音だった。

らくらいに まばたきふたつ みっつよつ
季語=落雷
※身がすくんだよ。きょうもありがとうございます。

12日(日)

桃冷すニキビに似たるものつぶす

何かのはずみに、
うっかり潰してしまうことも
あるだろうよ。

ももひやす にきびににたるもの つぶす
季語=桃
※モモの実のこと。冷やし過ぎると味が落ちてしまうそうだ。
※繊細な感じのもの。きょうもありがとうございます。

11日(土)

あら虫が鳴いているのねつつがなく

まだ秋の訪れを
寂しく感じる余裕はない、
かもね。

あらむしが ないているのね つつがなく
季語=虫の声
※耳をすませば、すでに秋の虫が鳴いています。
※災害級の暑さでも。きょうもありがとうございます。

10日(金)

夕立もいまは静かに干からびる

ほんの一時、パラパラ程度の雨でしたね。

ゆうだちも いまはしずかに ひからびる
季語=夕立
※夏の夕方に降るから夕立。短時間で局地的にザアーと降る雨。
※この暑さで蝉も熱中症!? きょうもありがとうございます。

9日(木)

向日葵の誰か背中を押してくれ

今年のヒマワリは特に背が高いのでは?
自転車置き場の屋根を超えている。

ひまわりの だれかせなかを おしてくれ
季語=向日葵
※台風一家の青空。きょうもありがとうございます。

8日(水)

台風来る週刊誌には暴露ネタ

電車の中吊り広告など、
ついつい読んでしまいますわ。

たいふうくる しゅうかんしには ばくろねた
季語=台風
※続きますね。きょうもありがとうございます。

7日(火)

勉強はとにかく嫌い今朝は秋

今月の電気代に、びっくり!!

べんきょうは とにかくきらい けさはあき
季語=今朝の秋
※立秋の副季語です。
※エノコログサ(猫じゃらし)が目立ちはじめましたね。
※ため息がこわい。きょうもありがとうございます。

6日(月)

肩幅の合わぬ服にて原爆忌

「原爆忌」とは、
俳句的な省略の言い方で、
一般的な呼び方ではないようです。

かたはばの あわぬふくにて げんばくき
季語=原爆忌
※1945年、広島、長崎に原爆が投下された日。
※8月6日と9日。きょうもありがとうございます。

5日(日)

ひりひりとあしたのことを茄子料理

「未来」と書いて「あした」と読ますなどね、
なるべく当て字は使わないようにしています。
たぶん、一度も使ったことがないんじゃないかな。

ひりひりと あしたのことを なすりょうり
季語=茄子料理
※ナスは、煮る、焼く、炒めるなど、和洋中問わず重宝される夏野菜です。
※インドの原産で、中国経由で8世紀ごろに日本に。
※へんなこだわりかも。きょうもありがとうございます。

4日(土)

わくら葉の目立つ大樹の降ってくる

暑すぎるせいなのか、
そこら中の草木が
疲れているようにも見える。

わくらばの めだつたいじゅの ふってくる
季語=病葉
※青葉の生い茂る頃の変色した葉のこと。
※病気の葉だけでなく、本来は青々しているはずの葉が赤や黄色に色づくこともいう。
※なんだろう。きょうもありがとうございます。

3日(金)

何いったって何やったって西瓜は丸い

おいらはそんなに、丸くはないけどさ。

なにいったって なにやったって すいかはまるい
季語=西瓜
※「1973年に103万トンあったスイカの出荷数は、2015年には30万トン弱に」(日本経済新聞、先月29日付けより)だそうだ。
※ちなみにスイカは秋の季語。
※そういえば、だね。きょうもありがとうございます。

2日(木)

すぐ売れるジャスミンの香の白きこと

日本では鉢植えで育てるものらしい。
寒さに弱いそうだ。

すぐうれる じゃすみんのかの しろきこと
季語=ジャスミン
※真夏に咲く香りのよい白い花。キンモクセイ科。
※ジャスミン茶は、この花を乾燥させて混ぜたもの。
※じつに白い。きょうもありがとうございます。

1日(水)

そそくさと眺めるだけの釣忍

道場(合気道の)に向かう途中の
花屋の軒先に吊ってある。
売り物なのか、どうなのか。
今日もあるな、と横目で確認して
大股で通り過ぎる。

そそくさと ながめるだけの つりしのぶ
季語=釣忍
※シダ類のシノブを球形や月、船などに成形したもの。
※軒先などに吊るして観賞する。シノブの緑葉が涼しげです。
※風流なもの。きょうもありがとうございます。