2014年12月

31日(水)

吉凶もひとまずおいて大晦日

この1年もありがとうございました。
2015年もよろしくです。

きっきょも ひとまずおいて おおみそか
季語=大晦日
※一年の最後の日なので、大の字をつけるそうですよ。
※年越しそばも食べました。きょうもありがとうございます。

30日(火)

手袋にしみ入るほどにたのしめる

世界遺産の東照宮を訪れました。
いたるところに施された色鮮やかな彫刻にびっくり。
5000あまりの彫刻があるとか。

てぶくろに しみいるほどに たのしめる
季語=手袋
※日光は少々冷えます。きょうもありがとうございます。

29日(月)

こりごりと言えばそれまで息白し

イヌだって、ネコだって、キリンだって。

こりごりと いえばそれまで いきしろし
季語=息白し
※寒さで吐く息が白くなること。人間だけとは限らない。
※寒くて当たり前だぁー。きょうもありがとうございます。

28日(日)

マフラーを居直る如く巻き直す

近ごろはもう、おしゃれより防寒!

まふらーを いなおるごとく まきなおす
季語=マフラー
※大切です。きょうもありがとうございます。

27日(土)

大根や仲良きふりもいきいきと

使いかけの大根は、
横ではなく立てて置いておくといいらしい。

だいこんや なかよきふりも いきいきと
季語=大根
※大昔から広く利用される冬の代表的な野菜です。
※春の七草の「すずしろ」はダイコンのこと。
※弥生時代に中国経由で日本に渡って来たといわれています。
※古代エジプトの時代にはすでに栽培されていたとか。
※青首大根が一般的。きょうもありがとうございます。

26日(金)

落葉にも都合のありぬはひふへほ

はらり、ひらり、ふわり、ぺたり、ぽろり

おちばにも つごうのありぬ はひふへほ
季語=落葉
※落ちる葉も落葉、落ちた葉も落葉。
※何かが落ちるときの擬音。きょうもありがとうございます。

25日(木)

なにげなく眺めて終える古暦

切り取ったら一度は眺めるでしょう?

なにげなく ながめておえる ふるごよみ
季語=古暦
※新しい年の暦に対して、旧年の暦という意味。
※どこも厚みのなくなったカレンダーがぶら下がっています。
※12月は外すのみか。きょうもありがとうございます。

24日(水)

青空の広さメリークリスマス

日本では、あらゆる神様が共存しているよ。

あおぞらの ひろさめりー くりすます
季語=クリスマス
※天晴れと。きょうもありがとうございます。

23日(火)

すれ違う赤に見飽きしポインセチア

本来は常緑低木なのですが、
クリスマスシーズン以外で、見たことないかも?

すれちがう あかにみあきし ぽいんせちあ
季語=ポインセチア
※クリスマスを彩る花として人気があります。
※中米原産で日本には明治時代に渡来したとか。
※ポインセチアといえば赤ですが、白色やピンクのほかに黄色などもあるそうです。
※お決まりのサンタ談義とか。きょうもありがとうございます。

22日(月)

拙さの歯がゆさゆるさ冬至の日

冬至から
本当の冬がはじまるともいいますよ。

つたなさの はがゆさゆるさ とうじのひ
季語=冬至
※一年中で最も夜が長く昼が短い日のこと。
※この日を境に徐々に夜と昼の長さが逆転して行きます。
※無病息災を願い、粥や南瓜を食べ、柚子湯を立てる習慣が今なお残っています。
※そういうものかも。きょうもありがとうございます。

21日(日)

ひびの手につかみどころのない夕日

冬は思っている以上に乾燥しやすい。

ひびのてに つかみどころのないゆうひ
季語=皹
※寒さによる肌荒れで、手や足の皮膚に細かいひびができること。かゆくて痛い。
※ぱっくりと赤い肉が見るかのような裂傷はアカギレといいます。
※これがいちいち痛い。きょうもありがとうございます。

20日(土)

短日や磨き忘れし皮の靴

急いでいるときほど気になる~。

たんじつや みがきわすれし かわのくつ
季語=短日
※冬の日がはやく暮れること。
※または、そう感じることなので、初冬から晩冬まで広く使われます。
※まもなく冬至です。きょうもありがとうございます。

19日(金)

さしあたり引き分けとせし冬日向

冷たい風があるかないかで、
冬の日はぜんぜん違います。

さしあたり ひきわけとせし ふゆひなた
季語=冬日向
※冬の日の当たる場所。つまりは、日向ぼっこをしたくなるような場所。
※ほわほわで。きょうもありがとうございます。

18日(木)

口癖につけこむ如く北風は

東京も初霜がおりたようで。

くちぐせに つけこむごとく きたかぜは
季語=北風
※刺すような冷たさの冬の季節風。
※昼夜の区別なく吹くので、日向でも身体の芯から冷えてしまいます。
※年末も見えて来ましたね。きょうもありがとうございます。

17日(水)

マスクして言葉のはしをつまみおり

北風のあまりの冷たさに
マスクを付けたらどうかと思い付きまして。

ますくして ことばのはしを つまみおり
季語=マスク
※子どもの頃のマスクといえばガーゼを幾重にも重ねたものでした。
※今は使い捨てが主流。紙製かと思ったら、「不織布(ふしょくふ)」と表記されています。
※「不織布」とは、熱処理などによって作られる織ってない布のこと、なのだとか。
※古い季語集を見ると、北国などでは防寒に用いていたかのような様子も。
※マスクが一般化したのは大正時代。インフルエンザが大流行したそうですよ。
※風邪予防にもなるが、声がこもるので。きょうもありがとうございます。

16日(火)

あれこれと意地を張らずに笹鳴けり

これから一羽で冬枯れの中を生き抜くそうです。

あれこれと いじをはらずに ささなけり
季語=笹鳴
※冬のウグイスの鳴き声のこと。
※秋、冬は誰もが知るホーホケキョとは鳴かず、チャッチャッと鳴きます。
※ウグイスは秋の末に山をおり、多くは笹原などで暮らします。ゆえに笹鳴です。
※限られた冬の花の蜜を吸い、ゴキブリなどの昆虫を食べるのだとか。
※春まで大変だ。きょうもありがとうございます。

15日(月)

気まぐれに親しみ深く冬の蠅

飛び込んで来たハエは、
どこか弱々しかったよ。

きまぐれに したしみぶかく ふゆのはえ
季語=冬の蠅
※冬になって生き残っている蠅のこと。
※ブンブンいわなけりゃ。きょうもありがとうございます。

14日(日)

濡れることお構いなしにみぞれけり

12月14日は赤穂浪士が
討ち入りをした日なのだとか。
「討入の日」というマニアックな季語もあります。

ぬれること おかまいなしに みぞれけり
季語=霙
※雨が混じりシャーベット状となって降る雪のこと。
※ミゾレには動詞があります。「霙(みぞ)る」といいます。
※ミゾレでも初雪となるらしい。きょうもありがとうございます。

13日(土)

優劣のあるかのごとく枇杷咲いて

果実はよく知られていますが、
この時期に花が咲いていることに
気づく人は少なそうです。

ゆうれつの あるかのごとく びわさいて
季語=枇杷の花
※黄色みを帯びた白い五弁の小花。ひと言で形容するならば、じみーな花です。
※夏に実がなり、冬に花が咲きます。つまり逆転しています。
※甘い香りがします。きょうもありがとうございます。

12日(金)

面倒がときに楽しく冬の草

枯草を含むかどうかは解釈しだい。

めんどうが ときにたのしく ふゆのくさ
季語=冬草
※冬の中にあるすべての草のこと。
※語感としては、冬でも青々としている草か、いまだ青みの残る草のこと。
※すっかり黄色くなった草も。きょうもありがとうございます。

11日(木)

傘立ての傘を数えし木の葉雨

街路樹の木の葉掃除
というのも大変そうです。

かさたての かさをかぞえし このはあめ
季語=木の葉雨
※木の葉が落ちる様子や音を雨にたとえたもの。
※天気が一転しましたね。きょうもありがとうございます。

10日(水)

いつのまに着ぶくれている昨日今日

ダウンを着るとダルマのようだ。

いつのまに きぶくれている きのうきょう
季語=着ぶくれ
※寒さにたくさん着込むこと。重ね着。
※または厚手の上着などでふくらんで見えること。
※赤色じゃないけど。きょうもありがとうございます。

9日(火)

冬青空見たさに低き姿勢かな

「なんか偉そう(笑)」というのは、
それなりの悪口なのかもしれないね。

ふゆあおそら みたさにひくき しせいかな
季語=冬青空
※晴れわたる日は、冬ならではの気持ちよさがあります。
※もちろん雨や雪の日もあります。どちらもあるのが冬の空。
※晴れの日が続いています。きょうもありがとうございます。

8日(月)

今さらはどうにもならぬ日向ぼこ

なぜこのタイミングで?、
ということは、よくあること。

いまさらは どうにもならぬ ひなたぼこ
季語=日向ぼこ
※陽だまりで温まること。冬は特に陽だまりがありがたい。
※くさくさしたら‥‥。きょうもありがとうございます。

7日(日)

ときおりは子どもに返る冬林檎

冬はリンゴがお手頃ですから。

ときおりは こどもにかえる ふゆりんご
季語=冬林檎
※リンゴの収穫期は秋。8月ごろから始まり11月には終わるようです。
※収穫後に貯蔵され、冬に出回るものを冬リンゴと呼びます。
※めっきり寒くなりましたね。きょうもありがとうございます。

6日(土)

夜更かしの頭に浮かぶシクラメン

この時期の花屋さんの店先にも、
温室育ちのシクラメンがいっぱい並んでいます。

よふかしの あたまにうかぶ しくらめん
季語=シクラメン
※シクラメンの旬は3~4月なので、多くの季語集では春の季語とされています。
※シリアからギリシャにかけてが原産地とされ、日本には明治末期に渡来したとされています。
※育て方によっては春まで咲くのだとか。寒い冬に彩を添える花として人気があるようです。
※和名はカガリビバナ。きょうもありがとうございます。

5日(金)

切り捨てた時間を求め冬満月

夜空が明るいと思ったら、
満月の一日前でした。

きりすてた じかんをもとめ ふゆまんげつ
季語=冬満月
※冬は月の高度が高くなり、小さく見えます。
※その分、月明りから生まれる影も短いものとなります。
※溢したことに気づかずに。きょうもありがとうございます。

4日(木)

折れることおぼえて葱を刻みおり

日本料理に欠かせない
ネギの旬は冬。

おれること おぼえてねぎを きざみおり
季語=葱
※ネギは紀元前から栽培される野菜なのだそうです。
※日本に渡来したのは奈良時代だといわれています。
※関東では白い部分を好み、関西では青い部分を好む。
※ネギがユリ科? きょうもありがとうございます。

3日(水)

冬茜沸かしたお湯も温みおり

すっかり寒くなれば、
ポットのお湯もそう長くは持ちません。

ふゆあかね わかしたおゆも ぬるみおり
季語=冬茜
※冬の夕焼けのこと。冬は冬で趣があります。
※すぐに暮れてしまうので、気づかないこともありますが。
※いいお天気だったけれど、時折りの北風が冷たかった。
※身体も冷えて当たり前ですね。きょうもありがとうございます。

2日(火)

足ふきの冷たく湿る不機嫌に

簡単には乾きませんね。

あしふきの つめたくしめる ふきげんに
季語=冷たし
※肌で実感する冷たさのこと。感触としてのこと。
※不快なりね。きょうもありがとうございます。

1日(月)

駆けだした楓紅葉の十二月

今年はとても
キレイな色が出ている気がします。

かけだした かえでもみじの じゅうにがつ
季語=楓紅葉
※モミジの代表といえば、カエデモミジです。
※なかでもイロハモミジは、新緑のときも、紅葉のときも、とにかく絵になります。
※街中ではそんなカエデが見事に紅葉しはじめました。
※とうとう12月です。きょうもありがとうございます。

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