2008年

6月30日(月)

人参の花生まれたことに感謝

いつの間にやら1年です。
なんとなく、いやいや実際に、
似たようなことばかりを書いていますが、早いものです。
でも、1年間続けて見てわかったことがあります。
ぼくは、相当に、飽きっぽい!
あの〜、
そろそろ飽きてませんか? 大丈夫ですか?
飽きたと言われても、
「あ、そうですか。」としか、お応えできませんけどね。
いつもありがとうございます。
あなたのおかげです。たぶん。

にんじんのはな うまれたことにかんしゃ
季語=人参の花

※食用人参は、花が咲く前に採取されるため、めったに見ることができないそうです。花は種を取るために咲かせます。
※古くは「人参」といえば薬用人参のことを指したそうです。食用は「胡蘿蔔」と書いたそうです。今は漢字に区別はありません。


6月29日(日)

花榊こころがわりは生きる術

本気で、そう思っていますよ。
いまのところ。
いいも、わるいもなく。
漢字のつくりの多くは、こじつけや後付けなのだと思うのだけれど、違うのかな?
そういえば、「こだわり」は漢字で書くと「拘り」です。
想像上の怪物の「狗(いぬ)」に似ています。
ただ言ってみたかっただけなんですけどね。

はなさかき こころがわりは いきるすべ
季語=榊の花

あっ、俳句の「句」と同じだ。なで?

※神社の境内でよく見るサカキは、古来から神事や祭事に利用されてきました。
その葉は1年を通じてみどり濃く、色褪せることがないそうです。
※花は小さく目立ちません。葉の付け根に群がるように、下向きに咲きます。はじめ白く徐々に黄色味を帯びてきます。
※余談ですが、よくあるものとか、つまらないものという意味で、「犬」という言葉がつけられた植物が結構あります。
たとえば、「犬ふぐり」とか、今の時期なら「犬びわ」とか、いろいろ。
※「犬の尾を食うて回るがごとし」という諺があります。あれ、何をやっているんでしょうね?
気持ちに余裕さえあれば、かわいらしい光景ですけどね。
※本当に、いつもありがとう。


6月28日(土)

必然と偶然よせる紅の花

違和感とは戦うものなのかい?
ほんと
「助けてくれ〜!」と
こころの底から叫びたくなることもありますよ。
ないですか?
自分で自分自身を助けられない人に、
誰が好き好んで手を差し伸べてくれるのだろうね?
ま、梅雨だしね。

ひつぜんと ぐうぜんよせる べにのはな
季語=紅の花

違いよりも共通点、でしょ?

※いまは切り花や紅花油などのために栽培されているようです。
かつては山形県がその産地と知られ、染料として多く用いられたとか。口紅の原料、漢方薬にもなるそうです。
※花はだんだんと黄色から赤色へと変化していきます。別名は、紅花、末摘花(すえつむはな)など。
※末摘花として「万葉集」にも「源氏物語」にも登場するそうです。
※原産地はおそらくエジプトなのだとか。でもまだ自生地が確認されていないんですって。
※「吐く」という漢字からマイナスを引くと「叶う」という漢字になるそうです。よくできたお話です。
※季語集で「ベニノハナ」を引こうとして、「ズンダモチ」を探していましたよ。そんなときってないですか〜?


6月27日(金)

計算はすこぶる苦手みみず這う

ふと思いましたよ。
正直者が馬鹿を見るのではなくて、
計算高い正直な人が馬鹿を見ているのかもしれません、なんて。
まわりが気になる、比べる、それが普通です。
ぼくだって……、ね?

けいさんは すこぶるにがて みみずはう
季語=蚯蚓

まいどありがとうございます。

※ミミズは嫌われ者だけど、農業では益虫とされています。釣りでは餌にされます。
※約10万uの畑に10万匹近くものミミズがいるとか。すごい繁殖力ですね。
※漢方では解熱剤や強壮剤などに利用されるそうです。そういえば、「ミミズの黒焼き」とか、ときどき耳にしますね。


6月26日(木)

空耳と割り切るこころかたつむり

意識しすぎて、
普通が分からなくなるのが、一番辛いことかもしれません。
基本的にアクセス数などは見ないようにしています。
分からないわけではないけどね。
メカ音痴で、方向音痴で、ついでに音感もないけどね。
関係ないけどね。

そらみみと わりきるこころ かたつむり
季語=蝸牛

いつもありがとうございます〜ぅ。

※でんでんむしむしかたつむり♪ 鳥、蛇、昆虫やその幼虫など天敵が非常に多いそうです。
かわいらしい姿だけど、野菜や果樹などを食害する人間の天敵だったりもします。
※つのだせ、やりだせ、めだまだせ♪ やりは生殖器、目玉は明暗を知るだけのものらしいです。諸説あるらしいです。


6月25日(水)

後悔を一段足して立葵

ある雨の日の話。
遅刻しそうだった。いつものことだけど。
地下鉄の階段を勢いよく駆け降りてさ。だだだだ……どれくらいの高さからだろう?
勢い余って階段を踏み外した。あっ!と思ったら、肩から落ちていた。
そのまま、ツーーーとホームを肩ですべりましたよ。
うそみたいだけど、雨のおかげですべりがよかったんだね、たぶん。
ツ、ツーーーってね。そりゃ見事でしたよ、たぶん。
伝わってる?
ちょうど、こけて、すべて、止まった位置が先頭車両のドアの目の前でさ。
ほんとちょうどいいタイミングでドアが閉まった。
電車の閉まるドアから見た映像を想像してみて?
すっくと立ち上がって、なぜか、そのドア越しの人々に向かって、
深々と「すみませんでした!」って頭を下げちゃった。
なんで? 30度くらい深々と、しかも元気よく。未だに謎。

こうかいを いちだんたして たちあおい
季語=立葵

ちなみに10代のときの話です。
カラダがやわらかかったんだね〜、無傷。
たま〜〜に何かの拍子に思い出します。
我ながら可笑しいです。
伝わった?

※アオイには種類が多い。現在は一般的にアオイといえば、タチアオイを示すことが多いそうです。
通常、2メートル以上も茎を伸ばし、大きな花が下から上へと順番に咲き上がっていきます。タイアオイは小アジア原産。
※ちなみに徳川家の「葵の御紋」の葵とは別品種なのだそうです。どこら辺が御紋?って思ってたけど、やっぱり違ったようです。


6月24日(火)

ふとにごり優しくなれぬ雨蛙

「神秘」と「辺ぴ」って似てる?
言われてみたら、そんな気もしてきたぞ。
うそですよ。

ふとにごり やさしくなれぬ あまがえる
季語=雨蛙

きょうからしばらくは、晴れですか?

※「過去の記憶がお前に喜びを与えるときのみ、過去について考えよ。」
読んだこともないのですけどね、「高慢と偏見」という有名な小説を書いたイギリスの女流作家、ジェイン・オースティンの言葉なのだそうです。それだけです。
※アマガエルは、緑色の小さいカエルです。木の枝や葉や草の上に住み着いています。


6月23日(月)

金魚草われのこころを覗けるか

やっぱり、
こころって思っている以上に
顔にあらわれるものなのかしらね?
そうなのかしらね?
人のふり見て我がふり直せ?
それともその人特有の見え方?
いろいろ考えちゃいますね。

きんぎょそう われのこころを のぞけるか
季語=金魚草

やっほー。

※花の形が金魚に似ているから金魚草。花の色は、紅、紫、白、黄、オレンジ、ピンクなど豊富です。
ヨーロッパ原産で、江戸末期に渡来。傍題も別名もないようです。



6月22日(日)

初蛍言い訳ひとつ無くしけり

他のひとの献身的な行為ありきで、
そんな不確かなものに期待して、
見栄っ張りな高望みを繰り返すから辛くなるのかもね。
食い違いとか、すれ違いとか、わかってみれば意外に単純。
本当に大切なことは「引き算」で、それ以外はたぶんまやかし。
そんな気がしますよ。

はつぼたる いいわけひとつ なくしけり
季語=初蛍

いろいろありますよ。
いつもありがとうございます。


6月21日(土)

夏薊きのうの昼は何食べた

忘れぽくって何がわるいのさ!?
ところでさ、「!?」と「?!」があるじゃない。気づいてた?
どっちがどっちだったかは忘れたけれど、表記的な正解があるらしいのよね。
詳しくは知らない。というか興味がない。ごめん。
でも、仕事上では、こだわる人はこだわる。
指摘されれば、「はい、はい」という感じで、さして抵抗はしない。
案外、そんなものです。

なつあざみ きのうのひるは なにたべた
季語=夏薊


※アザミといえば、普通は春の季語とされています。その種類は50種近くあり、春・夏・秋に渡って咲きます。
※ナツアザミという固有種はありません。自生するノアザミなどそのほとんどは夏に咲くそうです。
つまりは、その総称です。夏に咲くアザミには蝶がよく来るとか。
※花の形が化粧の刷毛に似ていることから、「まゆつくり」とか「まゆはき」などとも呼ばれていたらしいです。
※少し前ですけど、「化粧師(けわいし))」という映画を知ってますか? なんとなくタイトルとかパッケージとかで損をしていそうな感じなんですけどね。ぼく的に、ですけどね。でも、これがね、びっくりするほど素敵な映画なんですよ。
※ついでにね、もうひとつ、タイトルやらなんやらで嫌煙しない方がいいかなぁと思った最近の映画があるんです。
フランス映画の「中国の植物学者の娘たち」です。DVDがすでにレンタルされていますが、お店ごとのジャンルの認識によって、ちょっと探しにくいかも。年齢性別に関係なくオススメしたい映画なんですけどね。どうなんでしょうね? ちなみにモントリオール世界映画祭で「観客賞」と「最優秀芸術貢献賞」をダブル受賞した映画なんですよ。公開当時の公式サイトが残っているので、そちらにもリンクしておきますね。


6月20日(金)

解釈は自由にどうぞ花かぼちゃ

どっちでもいいですよ、とか、
あまり口にしない方が無難なようです。
そんなの当たり前ですか?
うっかり口癖になりそうでした。
気を付けよう。

かいしゃくは じゆうにどうぞ はなかぼちゃ
季語=南瓜の花

ここでは書くけどね。
いつもありがとうございます。


6月19日(木)

間引き瓜転がる速さうすみどり

コロコロコロ〜〜。あれ〜!
似たところを探そうと思えば、そういう目線で最初から見ていれば、
みなどこか似ているものかもしれませんよね。
なんとなくね。
ほら、似ています。

まびきうり ころがるはやさ うすみどり 
季語=瓜

※瓜は、胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、南瓜(かぼちゃ)、冬瓜(とうがん)、糸瓜(へちま)などの総称。メロンも瓜の仲間です。
※昔は瓜といえば、中国系の甜瓜(まくわうり)のことをさしたそうです。戦前までのことですかね?
※1960年代、甜瓜と西洋メロンとの交配品種が「プリンスメロン」として流通するようになったそうです。
名前だけなら、マスクより高級そうです。混乱します。
※甜瓜とマスクメロンは先祖が同じだそうです。東洋で果物として改良されたのが甜瓜。
※作物を大きくおいしく育てるために、適度につみ取って、数を調整することがあります。摘果ともいいます。


6月18日(水)

薫風やあしたもきっとかくれんぼ

個人的にはどうでもいいことでも、
ルールやら義理やら何やらで
不親切にせざる得ないことって誰にでもあると思うんです。
ギスギズとか、ガサガサとか、コソコソとか、パサパサとか、
ドロドロとか、グリグリとか、ガリガリとか、キイキイとか、しそうです。
こころがさ。
タフと鈍感って似ている? じゃあ、繊細は?

くんぷうや あしたもきっと かくれんぼ
季語=薫風

わかんない。

※夏の南風のことです。風薫る、風の香ともいいます。いわゆる、さわやかな夏の風です。
クンプウとカンフーは? 冗談です。



6月17日(火)

蝙蝠や月の香りを嗅ぎに行く

巷の噂で、
新しいOSの「Windows Vista」は、使いにくいとか、ダメだとか、
散々な評価を耳にしていたので、
最初は使い慣れた「XP」を探して買おうと思ったんです。
旧バージョンということで安くなってる?
でも、いきおいで「Vista」にしたんです。
PCの話は苦手ですか? じつは、ぼくもですよ。
「Vista」、ふつうに、便利な気がします。
いままでのOSと全然違うだけ。
同じだと思って使うと、確かに腹立たしいかもね?
そんなものかもね。

こうもりや つきのかおりを かぎにゆく
季語=蝙蝠

なぜかえる必要があるんだ!
って意見もありますよね。そりゃそうかも・・・・。


コウモリ、見たことあります? まじかで見たことはないけれど、東京の住宅街にもいますよ。
団体さんでは見たことないけどね。
※西洋では吸血鬼や魔女の化身だったりします。かつての日本では夏の宵の風物だったそうです。
中国では縁起ものらしい(?)。コウモリだけに、どっちでもいいけどね。


6月16日(月)

生き方もいろいろありてころぶ蟻

とうとう!
パソコンが壊れました〜!
おめでとう!うれしくないけど!ありがとう!
使い切ったぜ!って感じだよ!うれしくないけど!
びっくりマークが多いなぁ・・・・。
もう、ウンともスンとも言わない。
で、新しいパソコンを買ってさ、あわてて。
一から設定していたら、もう大変ですよ。
基本、機械音痴なので大変でしたよ。
ま、
時間をかければ
大抵のことはなんとかなるもんだけどね。
めでたし、めでたし。

いきかたも いろいろありて ころぶあり
季語=蟻

アリが転ぶか?!
知りません、そんなこと。

※アリは日本だけでも100種類はいるそうです。地上で見るのは、もちろん働きアリです。たくましい労働者です。


6月15日(日)

のんびりと目線を低く花かぼちゃ

なんでもかんでも勝ち負けを基準にしていたら、ろくなことがない。
負けて勝つということも、なるほど、普通にある。
「意味」にとらわれてしまった人間には、
もう壊すこと以外に方法がないのかもしれない。
わからないけど・・・・。
それ自体を壊すか、自分自身を壊すか。
そんなとこ。

のんびりと めせんをひくく はなかぼちゃ
季語=南瓜の花

※地を這うように茎を伸ばします。カボチャの花は鮮やかな黄色で人目を引きます。
※カボチャは漢字で書くと、南瓜。中国名の和読みです。カンボジア原産? いま多く栽培されているのは寒地でも育つ西洋カボチャ。中国語ではこれを北瓜と言うらしいよ。へぇ〜。でも読み方は知らない。
※意味を理解していながら意図的に意味をはずすことのできる人に勝てるわけがない。もっともはじめからそんな芸当のできる人間などいない。たぶん、いない。
※理解すると言っても、感覚で理解するのと、理屈で理解するのとでは、これまた出力に違いがあって当然なのかもしれない。なにいってる?
※横尾忠則さんの展覧会に行ってきましたよ。正直なところ、すごいと感嘆・圧倒されるばかり。ぼくなどに理解できるわけがない。2000年作の「赤い風景を描くミッキー」というアクリル画を見たとき、思わず吹き出しちゃった。ひとそれぞれだよ。
※呆れるほど自主的に創作活動を続けられる人が、はじめて芸術家と呼ばれるべきなのだろうなぁ〜、と思ったよ。呆れられている人が呆れるほどの人。
※葛飾北斎でしたっけ? 死に際に(?)、あと5年寿命があったのなら本当の絵描きになれたのに、みたいなことを言ったの。なぜ、世の中の多くのインテリが嫌われるのか、なんとなく理解できるエピソード。
※ついだらだらと書いてしまいましたよ。細かい字でごちょごちょとすいませんぬ。



6月14日(土)

花胡瓜ほとんど知らぬ名簿など

「誰かのために」
「誰かをよろこばすために」
それはとても素敵なこと。
でも、うっかりすると、
ときどき
「自分はうれしくないけれども・・・・」が
交ざってきます。
生きていく上には、それも必要です。
そんなことは知っています。
やりたいことしかやらない奴に、
大きなチャンスなど巡ってくるはずもない、
と思う・・・・思います。
ちょっぴり弱気です。

はなきゅうり ほとんどしらぬ めいぼなど
季語=胡瓜の花

いつもありがとうございま〜す!

※初夏にしわくちゃの黄色い花を咲かせます。しおれているわけではなかったんですね〜。
知らなかったよ〜。ごめんね〜。
※キュウリの原産はインドと言われています。日本では1,000年以上も前から栽培されているとか?
※天下の副将軍、正確には違うらしいけれど、水戸光圀は胡瓜のことを「毒多くして能少なし、植えるべからず、食べるべからず」と説いていたそうな・・・・おもしろ。
※見る方向で見え方はまるで変わるもの。物の本によると、好々爺のイメージの強い水戸黄門も、かなりの偏屈じいさんだったらしいよん。
※学校と会社は違います。趣味の会など、本来そのどちらでもありません。なのに・・・・いつの間にか、年功序列、縦社会、まるっきりお役所的、面白半分に組織的。不思議な話ですね。シェ〜〜!?
※今のおいしい胡瓜は、江戸末期からの品種改良によるものらしいですよ。


6月13日(金)

紫陽花や一途のようでまた違う

人って、ほんとうに、
話してみないと分からないものですね。
よくもわるくも。
なにかがちょっとだけ見えた気がしましたよ。
そんな昨日でしたよ。ふん〜。

あじさいや いちずのようで またちがう
季語=紫陽花

平穏です。

※アジサイは日本原産の園芸植物なのだそうです。花が咲いてから、その色彩が変化するため七変化などの別名があります。他に、手鞠花、四葩(よひら)の花、八仙花、かたしろぐさ、刺繍花、たま花などとも呼ばれます。


6月12日(木)

南天の花に面子の或るごとく

えっと、なんだっけ?
やっほ〜!
はい、ごいっしょに、やっほ〜〜!!
あそっれ、やっほ〜〜〜!!!
え〜っと・・・・・・
何を書こうと思ったんだっけ?
あは、忘れちゃいました。

なんてんの はなにめんつの あるごとく
季語=南天の花

「クスリ」って逆から読むと「リスク」なんですね。
単なる思い付きです。

※ひっそりとした花を咲かせます。11月頃に赤い実が熟します。正月飾りなどとしてよろこばれます。
※目出度い席の赤飯には、ナンテンの葉が添えられるそうです。「難を転ずる=難転」なのだとか。
知らなかったです。


6月11日(水)

桜んぼここにいますと艶やかに

人間ですものね。
がんばりましょう。そうしましょう。
なんども
同じようなことを書いている気もすけれど、
気のせいじゃないけど、そんなのいちいち気にしていられません。
どんなことにも、一長一短がありますものね。

さくらんぼ ここにいますと つややかに
季語=さくらんぼ

※西洋みざくらの花は貧弱で観賞向きではないそうです。
西洋みざくらに口があったのなら、大きなお世話だ!ってとこでしょう、たぶん。
その実が、おいしいチェリーや桜桃と呼ばれています。美しい花を咲かせる日本の桜の実は食用しません。


6月10日(火)

十薬のどっさり咲いて悪びれず

期限とか、期日なんって、だいっきらいだぁ〜〜〜〜!!!!
また、忘れてた。
今度は、このサーバーの更新手続き。
もう、こんな自分がいや
でもないから、困ったものかも?

じゅうやくの どっさりさいて わるびれず
季語=十薬

びっくりしちゃったなぁ、もう。
いつも、ありがとうございます。

※十薬は、ドクダミのことです。語源は「毒痛み」と言われています。民間薬として、いろんな痛みや毒出しに使われたからなのでしょうか。意外とあちこちに群生しているので驚きます。
※先ほどまで、実は根などに「毒」があるのだとばかり思っていました・・・・。茎や葉に強い臭気があるので、嫌がる人もいるそうです。が、その茎や葉や根に薬用があります。
※来年になったら、また、すっかり忘れている自信が大いにあります!ピース。



6月9日(月)

幻想の中にほほづえ梅雨に入る

梅雨ですね〜。いつの間にやら、梅雨ですね〜。
先日、左の胸元に大きく
「ヨン様」とプリントされたTシャツを着た方とすれ違いました。
白地にそれだけなので目立つのです。
一瞬、「ヨソ様」と見えました。それだけです。

げんそうの なかにほほづえ つゆにいる
季語=梅雨に入る

逆かもね。

※梅雨入りの気配は古来より定かではないそうです。暦上では6月11日、12日ごろが入梅とされています。
それから30日間前後、梅雨が続くそうです。暦上では、です。


6月8日(日)

デイゴ咲く言葉の綾はかく燃ゆる

不幸とは、それを予期しながら行動している人のもとに訪れたがるそうです。
なんともひねくれた、というより、なんとも合理的な奴です。
そんなものなのかもしれません。

でいごさく ことばのあやは かくもゆる
季語=デイゴ

※デイゴは沖縄の県花です。原産地はブラジルの豆科。最近では東京でも見かけるようになりました。
先々週くらいに、練馬区の牧野記念庭園の近くで見ましたよ。
見間違い? 温暖化? よく似た別種? デイゴが東京の風土に馴染んだ?
※デイゴは、梯(はしご)の姑、「梯姑」と書きます。理由は知りません。
別名は「海紅豆(カイコウズ)」といいます。



6月7日(土)

激情をおさえし行方花楝

「嘘」と「本当でない」は、違うようです。
「嘘」と「勘違い」は、さらに別ものです。
何が言いたいのか分からない?
当たりでーす。
自分でもよく分かっていませんから〜〜。
どんな偉業も「勘違い」からはじまるもの、とか、違うとか?

げきじょうを おさえしゆくえ はなおうち
季語=楝の花

あしたはあしたの、追い風さ。

※オウチは古名。一般的にはセンダンと呼ばれています。
5〜6月、梢にたっくさんの淡い紫色の花を咲かせます。はらはらと散る様も美しい。
※センダンは庭木や街路樹として親しまれる落葉高木です。せいぜい6メートル程度、10メートルを超えることはほとんどないそうです。ただ自生するものは30メートルを超えるのだとか。すごい。
※「おうちのはな」と聞いて「お家の花?」と思ったのは、あなただけではございません。


6月6日(金)

したたかに夢を紡いで苔の花

「ほぼ日刊イトイ新聞」さんが、本日創刊10周年を迎えたそうです。
おめでとうございます。
正岡子規の本当(?)の偉業は文章改革をしたことなのだそうです。
「ほぼ日」主宰の糸井重里さんも、
平成の正岡子規と称されるくらいすごいことを
現在進行形で行っていると思うのですが・・・・いや、たぶん。
兎にも角にも、おめでとうございます!
すげぇなぁ〜。

したたかに ゆめをつむいで こけのはな
季語=苔の花

そもそも迷いのない人間なんっているのかい?

※コケは、胞子で増える植物だということを学校で習った記憶がかろうじてあります。
正確にはコケに花は咲かない。花に見えるものは、雌器(しき)体、雄器(ゆうき)体、子嚢(しのう)類などと呼ばれるもの。梅雨のころ、地面いっぱいに広がるその情景は、まるで小宇宙、幻想的です。
※「苔の花」のことを、先生はまるで大地の子宮のようだと言っておった。なるほろ〜。


6月5日(木)

蛍袋小さき願い託さるる

絶対に大勝ちするコツなどは知りませんが、
たぶんそんなものはない、
あるわけがない、あってほしくもない、
あってたまるかいみたいな感じ。
くどい?
でも絶対に大負けしないコツはあるそうです。
内緒です。
では、またあした。
内緒ですってば。

ほたるぶくろ ちいさきねがい たくさるる
季語=蛍袋

統計は、真実じゃないと思うよ。

※知ってた、知ってた? ホタルブクロって本当に蛍を入れるから、ホタルブクロって言うんだってさ。
昔の(?)子どもたちは、そうやって遊んだんだってよ。びっくり。
※蛍は熱に弱いらしく、ずっと手の中に入れておくと弱ってしまうそうです。筒状鐘形であるホタルブクロの花に入れて持ち歩くのだとか。ホタル提灯。さすがに長時間は無理らしいけどね。
別名は、釣鐘草、提灯花、風鈴草。


6月4日(水)

花石榴いずれ自重に呻くべく

社会に出て、経済的に独立して、
それでも子ども時代を後悔する大人は大人じゃないらしい。
どこか稚拙かもしれない。
多かれ少なかれ、誰にもある断片だとは思うけれど・・・・。
程度の問題なのだろう。
たえず成長することができる、変化できる、
それを大人と呼ぶらしいよ。

はなざくろ いずれじじゅうに うめくべく
季語=石榴の花

負けたら、負け。勝ち過ぎも、たぶん負け。


ザクロの花は、梅雨の時期に咲きます。庭木としてときどき見かけます。
実のなる石榴と、実のならない石榴の二種類があるそうです。


6月3日(火)

追懐にますます肥えるひきがえる

言っていることと、やっていることが、違うじゃないか!
ほんとだ。すいません。
思い出でも、追憶でもいいのだけれどもね。
なんとなく違うんだよなぁ〜って思いながら探していたら、
「追懐(ついかい)」なんていう見慣れない言葉を見つけてしまったのよ。
リズムもよくなるし、字の並びもバランスも、
「懐」と「肥える」の関係も、
ほら、なんとなく、
え〜っと・・・・ほら・・・・気のせいか・・・・
あ、時針が・・・・いや、自信が・・・・。

ついかいに ますますこえる ひきがえる
季語=蟇

いつもありがとうございます。

※ヒキガエルは、日本産のカエルの中では最も大型なのだそうです。
イボガエルとも呼ばれます。ガマも、ヒキガエルの異名なのだとか。
※追懐=昔をなつかしく思い出すこと。昔をしのぶこと。追憶。
※ちなみに、追憶=過去を思いしのぶこと。昔を思い出すこと。追懐。
同じかな? (三省堂「大辞林」より)


6月2日(月)

むずかしい言葉が泳ぐ初鰹

初鰹の季節です。鰹のたたき、おいしいですよね。
おろしニンニクをたっぷり入れないと、なんとなく味気ない気がします。
でも、平日はちょっとね、遠慮気味になってしまいます。
ぜんぜん気にしないって人もいるけど・・・・。

むずかしい ことばがおよぐ はつがつお
季語=初鰹

※ずっと以前の話、調子にのって焼き肉を食べ過ぎてさ、ニンニク臭かったんだろうね。
当時の上司に、「お前のせいで仕事ができない!」って怒鳴られたことがあるよ。あははのは。


6月1日(日)

夕薄暑澄み行く刻の流れかな

小さなことを、大げさでなく、
やけに喜ぶことのできる人って、いいですよね。
もてる人って、そんな人、かもしれないね。

ゆうはくしょ すみゆくときの ながれかな
季語=薄暑

※ハクショは、ハクションというサムさとはまったく関係のない、初夏の暑さのことです。
※急に思い出した、「ハクション大魔王」って知ってる? クシャミをすると壺からとぼけた大魔王が、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンって出てくる昭和40年代の人気アニメ。何度も再放送されてた。一度くらい、なぜクシャミって思わなかった?

Copyright (C) TOKYO MNEMOSYNE All Rights Reserved.