2008年 |
12月31日(水)
白菜や今あることにただ感謝
この正月は、数日泊まりで潜りに行く予定だったですが・・・・
生まれてはじめて(?)、インフルエンザというものにかかってしまいました!
最後の最後に、すごいあたり年です。あっはっはっ
はくさいや いまあることに ただかんしゃ
季語=白菜
※昨日の夕方に、すごい熱がでて、あわてて病院に行って検査したら、インフルエンザだと診断されました。びっくりです。風邪が直ったと思ったら・・・・
※5日間は安静にということなので、読みたかった本をまとめて読んで過ごします。それはそれでラッキーだったかも。キャンセル料がいたいけど。
※うわさのタミフルというものが処方されました。病院でインフルエンザについてのアドバイスとか、タミフルについてのお断りとか、いくつかもらった書面の内容がちょっと面白いのですが、まぁそれはまた別の機会に。
※今年も一年、本当にありがとうございました〜!来年もよろしくお願いします!
※さよなら!こんにちは! 2009年も良いことがたくさんありますように。
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12月30日(火)
躓きが重なり合って冬北斗
両手の指の組み合わせ方で、
論理的な思考の持ち主なのか、感覚的な思考の持ち主なのか、判断できるそうです。
と、言われています。
自然に自分の右手と左手を握り合わせたとき、
左の親指が上にくる場合は感覚的、右の親指が上なら論理的。
逆は非常に違和感がありますよ。
でも、それも練習すると、案外、慣れてしまいます。
つまずきが かさなりあって ふゆほくと
季語=冬北斗
※北斗七星のこと。大熊座の七つの星で、ヒシャクの形をしています。
※ヒシャクの柄の先にあたる明るい星を、漢名で揺光(ようこう)と呼ぶそうです。揺れる光? 古来、時の測定や航海の指針に利用したそうです。
※予約転送ができない?? きょうもありがとうございます。
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12月29日(月)
冬薔薇出会わぬひとの歩調かな
「こだわり」って、それを主張するときって、不機嫌なことが多くない?
そういえば・・・・、でもない?
「こだわり」が良いとか悪いとかじゃなく、「不機嫌」はいただけないやね、と、思ってね。
「不機嫌」とセットの「こだわり」なら捨てちゃいたいね。
年末だしね。
ふゆそうび であわぬひとの ほちょうかな
季語=冬薔薇
※いや、なんとなく。きょうもありがとうございます。
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12月28日(日)
さめやらぬ影のかたちの霜柱
ひとは事実よりも言葉に反応するものらしいです。
言われてみれば、そんな気もしなくもないですね。
さめやらぬ かげのかたちの しもばしら
季語=霜柱
※残すところあと3日、1年って早いですね〜。ありがとうございます。
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12月27日(土)
迷い人のひとつの合図冬の蝶
緊張がとけたら、疲れと風邪が一気にきたみたいです。
ひとの思うところはいろいろで、すべてが満足して同調するはずもない。
まよいびとの ひとつのあいず ふゆのちょう
季語=冬の蝶
※きょうもありがとうございます。
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12月26日(金)
揺りかごのひしめく沈黙冬の空
見通しの良いほんの数メートルの短い横断報道があります。
信号待ちします?
ま、信号待ちするのが当たり前なんだけど・・・・。
先日、若いお母さんが赤信号を小走りで渡っていくその後ろから、
たぶん幼稚園くらいの女の子かなぁ?、
「赤信号は止まれよ!」と言ってね、ひとりよい子に信号待ちしていたの。
そのすぐ後ろに、普段は赤信号など気にしないぼくがいってね。
信号待ちしましたよ。
ほんの少し、ぼく、何やってんだろう?、と思いながらね。
ゆりかごの ひしめくちんもく ふゆのそら
季語=冬の空
みなさんも今日で仕事納めですか?
今年一年、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
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12月25日(木)
枯れ落ちる大地の呼吸クリスマス
よいクリスマスを。
かれおちる だいちのこきゅう くりすます
季語=クリスマス
※いつもありがとうございます!
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12月24日(水)
ポインセチア傍らに謎暮れなずむ
不思議なこともあるもので、
不思議だから不思議なのであって、
そこらへんは「あ〜ら、ふしぎ」のひと言でいいのかなぁ?
何をいっているのか自分でも分かりません。
鼻水が止まりません。
ぽいせんちあ かたわらになぞ くれなずむ
季語=ポインセチア
※いわゆるクリスマスフラワー。日本ではクリスマスを過ぎると、ぱたりと見なくなりますけど・・・・。
※メキシコ、中南米原産の温室で育てる観葉植物。
※風邪に気をつけてね。きょうもありがとうございます。
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12月23日(火)
北窓塞ぐ暗がりをあずけては
風邪かなぁ?と思いながらも、
海に行ったら、
風邪を引きました。
分かり切った結果ですが、
さすがに後悔しました。
きたまどふさぐ くらがりを あずけては
季語=北窓塞ぐ
※調子を崩すのはストレスだけじゃないみたいです。そりゃそうだ。
※ぐすぐすです。きょうもありがとうございます。
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12月22日(月)
山茶花や夢の中まで夢であり
人間が人間である限り、
私情をはさまないなんって無理な相談なのだろうなぁ〜、
と思います。
どうあっても無理なんでしょうね。
無理かなぁ?
さざんかや ゆめのなかまで ゆめであり
季語=山茶花
きょうもありがとうございます。
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12月21日(日)
意識することの無意味に冬暖
こころの中の暗がりは誰もが持っている。
万葉のころから永遠につづくものとして詠われているし。
偉そうに言えるほどは、まったく、知らんけど。
どう折り合いをつけるかは、その人次第のようで・・・・。
あまり向き合い過ぎない方がいい気もしますけど、
だってほら、渡る世間が狭くなるでしょ?
いしきする ことのむいみに ふゆあたたか
季語=冬暖
※陽気の良い冬の日のこと。今日などは風のない穏やかな冬の日の快晴ですね。冬暖かです。
※ぼくは元気ですよ〜、たぶん。きょうもありがとうございます。
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12月20日(土)
ニンゲンはにんげんであり古日記
夢のある場所に夢があるように
あたたかな人にあたたかな微笑みがあつまりますように
にんげんは にんげんであり ふるにっき
季語=古日記
※古日記といっても、今年一年間使った日記のこと。
※また新しい日記を買わなくちゃ。「ほぼ日」さんの日記、おもしろいですよ。
※きのうは忘年会でした。きょうもありがとうございます。
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12月19日(金)
はじまりとおわりの間冬菜かな
人との間にひどい距離を感じることがあります。
実際の距離は近いのに。
無意識に溝をつくっているのは、相手ではなく、たぶん、自分自身。
それが逆ならば、さして悩みはしない。
そんな気がします。
はじまりと おわりのはざま ふゆなかな
季語=冬菜
※白菜や小松菜など、冬から春にかけて収穫する菜の総称です。
※風邪が流行ってますね。きょうもありがとうございます。
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12月18日(木)
くらがりに赤き舌あり山眠る
複雑なものと折り合い付けるのは大変なこと。
一事が万事、ああすればこうなるという因果関係ばかりじゃない。
むしろ、そんなものは少ない、のかもしれない。
くらがりに あかきしたあり やまねむる
季語=山眠る
※殺風景で精彩をなくした山、風も雪もないおだやかな山。そのどちらもが冬山を擬人化した「山眠る」。どちらでもない「山眠る」もあるかもしれません。
※単純なものより複雑なもの? きょうもありがとうございます。
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12月17日(水)
ゆびさして生きにくくなり枯尾花
なんどか書きましたが、
人を指さす反対の三本指は自分自身を指しているそうです。
なんども復唱しないと忘れます。
忘れてまた思い出して、思い出して忘れて。
心の中で指さすことも同じなのでしょうけど、実際はなかなか・・・・むずかしい。
ゆびさして いきにくくなり かれおばな
季語=枯尾花
※たおやかな草木も枯れれば硬直します。生命はその繰り返し。
※甘んじなければ、それでいいのかもしれません。きょうもありがとうございます。
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12月16日(火)
海底に静かにつもる冬日射
なんでこんなことはじめたんだろう?、
って、ときどき、考えてしまいます。
もちろん、やりたかったからやっているわけで、
それなりに楽しくもあるのですが・・・・。
毎日毎日なんってね、なんで続くのかよくかわらんです。
かいていに しずかにつもる ふゆひざし
季語=冬日射
※いろいろな日がありまして、きょうもありがとうございます。
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12月15日(月)
たき火して己の奢り炙りたる
人は本当にやりたくないことは、やらないそうです。
だと思います。
でも、まだ、そんなものなんだと言い切ることにも、
割り切ることにも、ちょっとばかり抵抗があったりなんかします。
うまく言えないけど。
たきびして おのれのおごり あぶりたる
季語=たき火
※理屈を否定されたら理屈の大切さをとうとうと訴え、感性をないがしろにされたら感性の重要性を理屈で説いちゃいます? 自分の中でもこんがらがってきました。ほんと、人ってめんどくさい。
※底冷えしますね。きょうもありがとうございます。
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12月14日(日)
いたわりは不揃いなりき古暦
よく聞く格言だけど、
すべての人と友人になろうとする人は、誰の友人でもないそうです。
かもね。でも、反面、とてもうらやましい。
よくよく考えてみると後悔ばかりしています。
いろんなこと。
いたわりは ふぞろいなりき ふるごよみ
季語=古暦
※今年一年間使用したカレンダーのこと。
※今年もあと半月ですね。きょうもありがとうございます。
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12月13日(土)
みなおなじみなおなじです冬満月
少しずつ上達するのが、一番いいのかも、ね?
いきなり上手い人もいるけれど、
慢心とゆか、プライドなのか、なんかね、
いずれはどこかで長く停滞するみたいだし・・・・。
実際、そういうものだと思うし。
評価するのは常に他者で、自己評価ほどあてにならないものはない。
みなおなじ みなおなじです ふゆまんげつ
季語=冬満月
※きょうは、満月です。
※もともとプライドの固まりのような人だから「プライドなんていらない」と思うようになるのだろうなぁ〜と思います。
※多くの時間を必要とするものもあるのかもね。きょうもありがとうございます。
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12月12日(金)
道草に道草かさね懐手
できることは、必要以上に言い切らないかも、むしろ。
どんなことにも100%なんてないのだろうから。
ありえないなどということは、ありえない。
みちくさに みちくさかさね ふところで
季語=懐手
※季語として機能するのは和服の場合なのだそうです。ポケットに両手をつっこんで歩いている仕草は季語ではないそうです。今どき、コートは季語ですが・・・・ちっと残念です。
※やっと早起きできた。きょうもありがとうございます。
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12月11日(木)
枯山吹ひとつくらいの長所かな
「人間がいい」という人は、いるもので。
なんとなく、恥ずかしくなる思いでした。
陰口、悪口は、まぁ、控えた方が無難ですね。
ほんと、恥ずかしかった。
とにかく、本人の耳に入るかもしれない範囲では、もうやめよう。
とゆうか、努力してみよう、と、思いました。
かれやまぶき ひとつくらいの ちょうしょかな
季語=枯山吹
※山吹は日本固有の植物なのだそうです。緑色の細枝は、葉の落ちた冬でも簡単に見分けることができます。
※また忘れませんように。きょうも、ほんとに、ありがとうございます。
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12月10日(水)
冬木立気づかぬふりですれ違う
誰かに好かれたいとか、尊敬されたいとか、
そんな気持ちさえなければ、ずっーと生きやすいのだろうね。
当たり前だけど。
ましてや、すべての人になんて、ね?
誰だって嫌われるより好かれたいさ。
ふゆこだち きづかぬふりで すれちがう
季語=冬木立
※銭湯って、今どき、いくらか知ってる? 450円! びっくりでしょ!? 地方の温泉とたいしてかわんないね。
※さまざまですね。きょうもありがとうございます。
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12月9日(火)
哀れみの表と裏や足温め
すべてを把握したいという欲求は、意外と不健康なことなのかもね。
なんとなく、そんな気がしただけですけど。
あわれみの おもてとうらや あしぬくめ
季語=足温め
※机の下に置き、足を温めるために使用するフタ付きの小さい火鉢。フタの上に足を置き温めるそうです。それらを総称して「足温め」と呼ぶのだとか。今は足温器ですね。
※わけもなく哀しくなることってない? きょうもありがとうございます。
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12月8日(月)
形振りが途方に暮れて隙間風
「私の不運は私の欲望から生じたものに他ならない」
いつも適当にメモっているから、誰の言葉だったかなぁ?
ただ、まぁ、妙に納得したことだけは、覚えています。
どう?
なりふりが とほうにくれて すきまかぜ
季語=隙間風
※隙間風って、一年中あるものだけどね。寒さを感じない限り、忘れているもの?、ですよね。
※たった数行書くのに悩みに悩んで三時間。ときどきあることだけど、なんか変な欲が出てきたかな?
※気をつけましょ。きょうもありがとうございます。
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12月7日(日)
どこまでが夢のつづきの枯野かな
経験というものは、皮肉なものらしい。
それが、自分を規制してしまうのだから。
自分という虚像を、強固につくり上げてしまうのだから。
なんてね。深呼吸しましょう。
どこまでが ゆめのつづきの かれのかな
季語=枯野
※さすがに虫の声は絶えたようです。すっかり冬ですね。
※きょうもありがとうございます。
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12月6日(土)
冬月や半分だけが欠け落ちて
きょう海で、もう二度とお目にかかれないかもしれないという
海中生物を2種類も見てしまいました。
当分の、「運」とやらを、使い切っていなければいいのですが・・・・。
ほんと、びっくりしました。
ふゆつきや はんぶんだけが かけおちて
季語=冬の月
※綺麗な半月でしたね。きょうもありがとうございます。
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12月5日(金)
偶然が必然を責め冬桜
伝わらないのは、相手に伝えようとしていないから。
誰かが言っていた。
理解力や知識レベルの相違を嘆くのは、
そもそも伝える気がないのと等しいんだって。
厳しいね。
裏返せば、それ以上の必要性を感じていないということかもね。
かもしんね。
ぐうぜんが ひつぜんをせめ ふゆざくら
季語=冬桜
※冬に咲く桜です。白梅に似た一重咲き。12月から1月にかけて咲きます。
※夕方から雨でした。きょうもありがとうございます。
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12月4日(木)
北風のひかりにまじる残滓かな
少年と青年の中間くらいの時期って、
世の中の淀みとか、けがれとか、
カオスとか、不条理とか、
あとなんだろう?
マイナスなイメージだけど、
どこか詩的な言葉に惹かれなかった?
わからなくもないけれど、なんでなんだろう、ね?
きたかぜの ひかりにまじる ざんしかな
季語=北風
※十代のころに読んだ、カフカ短編集 に収録されている「橋」というお話を、いまだにふと思い出すことかがあります。ちょっと読み直してみたのね。ほんとに短い。印象が少し違った。
※本箱をひっくり返したら、萩尾望都さんの「11人いる! 」というマンガを見つけた。子どものころ夢中で読んだっけ。少女マンガなんだけど、SFサスペンス。今読んでもすこぶるおもしろい。
※先生は、中島敦の「山月記 」という物語が大のお気入りなのだそうです。教科書で読んだかも? もう何十回となく繰り返し読んでいるとかで、いまでも涙するそうです。ぼくも二度ほど読んだけど・・・・読んだけど・・・・
※残滓は、残りかすのこと。容器の底に残っているかすとか。
※すっかり師走です。きょうもありがとうございます。
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12月3日(水)
心中の燻りつづけ湯ざめせし
叶わないからこそ、
そうと心のどこかでは知っているからこそ、
しがみつき、こだわり、固執するのだとか。
かもしれない。
しんちゅうの くすぶりつづけ ゆざめせし
季語=湯ざめ
いてててて・・・・。きょうもありがとうございます。
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12月2日(火)
混迷と無印良品冬日向
自分のプライドを満たすためだけの言葉なんか、
不要なんだけどね。そりゃそうさ。
わかっちゃいるけど。おかしいたら、かなしいたら。
こんめいと むじるしりょうひん ふゆひなた
季語=冬日向
※補足説明した方がいいのか、しない方がいいかわからないから、補足しない。
※ほほほのほ。きょうも、ありがとぅございま〜すぅ。
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12月1日(月)
冬三日月うちあげられた忘れもの
昨日、今日の午後5時過ぎ、
中空にわずかに夕日の色が残るころ、きれいな三日月が見えました。
見てました?
あっと気づいて、しばらくすると
雲に隠されてしまったのか、まったく見えなくなりました。
印象的なものって、そんなものかも。
ふゆみかづき うちあげられた わすれもの
季語=冬三日月
※いつの間にやら十二月。きょうもありがとうございます。
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