2009年 |
10月31日(土)
泣き言の近くて遠き柿紅葉
ともすると、悪い方に悪い方に考えてしまうようで・・・・。
人はみな同じ?
生き残るため、脳に備わった原始からの機能なのだとか。
でも現在は、その心配事のほとんどは当たることがないとも言います。
そういうものなのかもしれません。
なきごとの ちかくてとおき かきもみじ
季語=柿紅葉
※柿紅葉は千差万別です。一枚一枚に表情があります。
※紅葉というにはちょっと早いかな。10月も終わりですね。きょうもありがとうございます。
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10月30日(金)
にんげんの瞳に降りし後の月
心配事のない生活、
ストレスのない生活、
諍いも歪みもない生活、
長期的にみたら、
そんなものはないですね、たぶん。
もしもあったとしたのなら、
むしろ大変かも、
周囲の人たちが、とかね。
にんげんの ひとみにふりし のちのつき
季語=後の月
※今日が陰暦九月十三日、十三夜です。名月と同じように月見をします。
※少し雲がありましたが、綺麗でしたね。きょうもありがとうございます。
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10月29日(木)
秋時雨いつもとちがうあなたかな
そうそう、良い代案がなければ反対意見は控えろ、と、よく言うでしょう。
その通りだとは思うけれど・・・・。
自分が反対されると相手に対して「控えろよ」と思うけど、
逆の場合ではさほど控えないかも・・・・。
どうなのかしら?
あきしぐれ いつもとちがう あなたかな
季語=秋時雨
※時雨といえば冬。晩秋に降るから秋時雨。
※空は晴れているのに、思いもよらず雨が降り、また晴れる。そんな感じ。
※秋と冬の交差する時期に多いそうです。
※もっと最適なアイデアがあるはずなのに、というときはもどかしいものですよね。
※人が頻繁に入れ替わる仕事って、その仕事自体に問題があるのだろうね。
※そうそう、時間は有限。きょうもありがとうございます。
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10月28日(水)
中空に災い浮かぶ石榴の実
石榴といえば、鬼子母神。
鬼子母神といえば、入谷。
入谷といえば・・・・
・・・・つづかない。
ちゅうくうに わざわいうかぶ ざくろのみ
季語=石榴の実
※ザクロはもっとも古くから栽培された果樹のひとつなのだとか。
※「恐れ入谷の鬼子母神」という言葉を時代劇とか?で、何度か聞いたことがあるけれど、「おそれいりやした」の洒落なんですってね。知らなかった。とゆうか、気付かなかった。
※ザクロは人の肉の味がするというは、鬼子母神の伝説から後付けされたそうです。
※確かめようがないから、俗説が生まれるんだね。へぇー、ザクロはギリシャ神話にも出てくるんだ。→こちら
※でしょうね。きょうもありがとうございます。
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10月27日(火)
蘆の花そして自由を奪われる
伝統がどうのとか、革新がどうのとか、
そんなことに今はぜんぜん興味がない。
それでも「花鳥諷詠」って・・・・?、
と、思ったりなんかもしたります。
あしのはな そしてじゆうを うばわれる
季語=蘆の花
※水辺や湿地、日本全土に自生しています。
※アシの音は「悪し」とも取れるので、「善し」と呼ばれることもあるとか。ほんと?
※曖昧じゃない要約って、どうなのかしら? 端的すぎって、どうなのかしら? 分かりやすくてよいけどね。
※諷詠(ふうえい)は、詩歌を詠むこと。
※特に意味はないです。きょうもありがとうございます。
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10月26日(月)
今昔の秋やほどなく海の底
体調の悪いときなどは、
さすがに更新するのが億劫になります。
結局、毎日その日その日に書いているのでね。
時間のあるときに少しずつ書き溜めてと、
最初は考えていたのですが・・・・
そんなに書くことなどないもんですよ。
こんじゃくの あきやほどなく うみのそこ
季語=秋
※物知りで、造詣が深く、多弁で、話題が豊富という方も確かにいますが、案外同じ話題を繰り返しているみたいです。
※上下巻の本を読んでいて、まちがって読み終わった上巻を持って出てしまったので、今日は電車の中が退屈でした。
※文庫には大抵書店でカバーをつけてもらうので、上下巻の続きでなくとも、間違うことがいままでも数回ありました、そういえば。
※普通の風邪も流行っていませんか? 気を付けてくださいね。
※空はいつだって、果てしない宇宙を背負っている。海はそのすべてを見つめ、今と昔を等しく内包している。
※だって台風だし。きょうもありがとうございます。
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10月25日(日)
知らぬ間に心に住みし暮の秋
考えない人間などいない、と思う。
夢を持たない人間もいない、たぶん。
本来、わざわざ披露する必要などない。
自慢げにそれを口にする人間だけが、
ただ目立つだけ、立派にみえるだけ、
なのかもね、とかね。
しらぬまに こころにすみし くれのあき
季語=暮の秋
※11月から季節は冬になります。暮の秋は、秋の末のこと。
※時間は人生をつくる材料なのだとか。実際、結構、かなり、無駄にしてるけど・・・・。
※てぇか、めちゃくちゃ寒くない!きょうもありがとうございます。
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10月24日(土)
喜びの災いなりや烏瓜
万人が認める才能の持ち主は、
この上なく幸せなのだろう、たぶん。
我知らず災いを招くことも
多くなるのかもしれないけれど・・・・
うらやましいです。
よろこびの わざわいなりや からすうり
季語=烏瓜
※カラスウリは樹木などあらゆるものにからみつくツル草。からみついた植物を枯らしてしまうほどに繁殖するため、「枯らす瓜」という名を付けられたとか。カラスが食べるから「カラスのウリ」という話も聞いたことがあるかな。手元にある数冊の季語集には記載されていないので、真実かどうかは知らない。
※落ちることもなく、腐ることもなく、葉もツルも枯れたところに垂れ下がる光景は印象的です。
※熟すと赤くなるからますます印象的です。
※カラスウリの種を財布に入れておくとお金が貯まるそうですよ。
※先日、老弁護士と飲む機会がありまして、ぽそりと「嫉妬心のない人間はいない」と言っていた。
※ですね、と、小さくうなずいてみた。きょうもありがとうございます。
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10月23日(金)
そぞろ寒底の知れたる命かな
「そぞろ」を辞書で引いてみたら、
「そぞろ神」という言葉を見つけました。
人の心に取り憑いて
心ここにあらずの状態にするような
神様なのだとか。
どんな神様だ?
そぞろさむ そこのしれたる いのちかな
季語=そぞろ寒
※「そぞろ」には、そわそわして落ち着きのない様子、知らず知らず、などの意味があります。
※「そぞろ寒」は、なんか寒くなってきたと感じる寒さ。冬の前の秋の寒さ。
※肌で感じる寒さよりも、気分的な寒さなのだとか。
※心ここにあらずなのに、心がここにあるように振る舞うのは、無理だよね。
※草花も虫も冬は好きではないだろう。きょうもありがとうございます。
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10月22日(木)
不似合いな夢に迷いて破芭蕉
ひとつの考えにとらわれると、
なかなか抜け出せなくなるもので。
そこから抜け出すには、
いろいろな方法があるようで、ないようで。
常にニュートラルにものを考えることができる
と、ごうごうする人がうらやましいような、
胡散臭いような・・・・。
ふにあいな ゆめにまよいて やればしょう
季語=破芭蕉
※バショウはバナナの仲間です。常緑の多年生植物。
※びっくりですが、バショウって草だったんですね。でっかいけど草なんですよ。
※高さが3〜4メートル、葉の長さは2メートルほど。バショウは、常緑だけど秋の季語となっています。
※南国のイメージがあるからか、いかにも夏っぽいけどね。
※長くて広い葉が風雨に傷んで、葉脈にそって裂けた様を破芭蕉といいます。秋は台風の季節だからかな?
※青々と優雅にそよいでいた芭蕉の葉が無惨に破れ、秋の風にただ吹かれている。その感じを何に重ねる?
※すべては主観なのだから。きょうもありがとうございます。
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10月21日(水)
面倒を抱え込みたり鳥兜
トリカブトですか?
みたことないですよ、野生のものは。
めんどうを かかえこみたり とりかぶと
季語=鳥兜
※毒薬としてよく知られるトリカブト。鎮痛剤などの薬としても利用されるとか。青紫の特徴的な花。
※花が舞楽の烏帽子に似ていることから鳥兜と呼ばれるらしいです。
※アイヌは矢にその毒を塗り、熊などを捕るために利用していたとか。
※世の中に不要なものなどないのだとか。要不要は個人が決めること?
※薔薇も桜も石榴も向日葵も、ほとんどすべて、野生のものなど見たことない、と思う。
※たぶん。きぶん。でんぷん。きょうもありがとうございます。
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10月20日(火)
水色の海に沈めし秋深し
若干、姿勢が悪い。
それこそ、長い習慣から来ているのだから、
ちょっとやそっとでは直らないみたい。
意識して背筋を伸ばしてみても、
何かに集中すれば、すぐに忘れてしまうし。
妙な力が入るものだから、疲れるし。
たいへん。
みずいろの うみにしずめし あきふかし
季語=秋深し
※海の中の季節は、地上の3ヶ月遅れでやってくると言われています。
※ふと浮かんだ言葉は自然で、意味がつかめなくとも不自然さを感じないから不思議です。あえて理由を求めると不自然を感じはじめて・・・・諦めてしまう。そんなものなのかもしれない?
※かもしれず。きょうもありがとうございます。
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10月19日(月)
ことわりは月の香りと覚えしが
ほんとになんですか、
整理整頓が悪いと必要なものを探し出すのに、
ひと苦労です。
一年以上使わないものは必要のないもの。
そう割り切って、
データや書類などは無造作に
ひとつのフォルダーなどにまとめていますが、
やはり例外はあるもので・・・・。
ことわりは つきのかおりと おぼえしが
季語=月
※秋は「月」の一語だけで季語になります。春が花なら、秋は月、なのだそうです。
※月が神秘的なのは自分自身で輝いていないからかも?
※俳句の正しいつくり方など学ぶものではない、と思います。俳句の基本は、有季定型。季語があって、5・7・5だけでいいのだから。俳句の文法などは次の段階の話、なのではないのかなぁと思います。
※ぶっちゃけ、かえって、つくれなくなっちゃいますよ。マニュアル的なものは参考程度でちょうどいいです。
※先生がよく言われる言葉に、「読んでも読まなくてもいい俳句」というものがあります。むずかしいんですけどね。何の感情もわかない俳句は、読んでも読まなくもいいそうです。
※かなしい、うれしい、たのしい、さみしい、くやしい・・・・表現できない感情とか、いろいろ。
※どんなに素敵な句でも、わからないという俳人はいくらでもいます。そんなものでーす。
※探すのがたいへん。きょうもありがとうございます。
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10月18日(日)
在り続けいよいよ軽し山葡萄
年をとるのはしようがない。
この世の中ですべてに完璧に平等なのは時間くらなもの。
ポジティブシンキングがイキイキと生活するコツだとか。
よく耳にする話し。
ありつづけ いよいよかるし やまぶどう
季語=山葡萄
※比較的寒い地域の山野に自生します。実はえんどう豆くらいの大きさ。
※ジャムの材料にもなります。
※なのか?きょうもありがとうございます。
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10月17日(土)
ぼうぜんとまつばかりなり通草道
脳天気が一番!
というけれど、これでいいのだ、
と、割り切れないことだってたくさんあります。
自然体は自然体を意識した時点で、
むずかしくなるものなのかも。
ぼうぜんと まつばかりなり あけびみち
季語=通草
※通草の実は熟すと、肉厚の皮の表面が縦に割れて、果肉が露出します。素朴な甘みがおいしい。
※東北生まれの母は、小学校の通学路の途中にある通草が熟すのを、いまいまかと楽しみにしていたのだとか。
※いろいろ違います。きょうもありがとうございます。
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10月16日(金)
ひとつずつわだかまり捨て熟柿かな
誰もが分かっていることを、
わざわざ言葉にする必要などないのかもしれません。
口に出さない方がずっと賢い、たぶん。
それがなかなか、できずに困っています。
わかっちゃいるけど、ついみたいなね。
ひとつずつ わだかまりすて じゅくしかな
季語=熟柿
※紅く熟した柿のことです。渋柿すら甘くなります。
※いやほんとに、がんばってますよ。きょうもありがとうございます。
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10月15日(木)
厚紙の表と裏や秋の月
「会社組織の中で上手くやっていけないのなら、
独立など考えない方がいい。」
という話しを聞いたことがあります。
まあ、そういうものかもしれないです。
あつがみの おもてとうらや あきのつき
季語=秋の月
※どんなことにも例外はあるもの。でも、自分だけは例外だと思うと、大抵は痛い目を・・・・みるのだろうね、やっぱし。
※がんばってますよ。きょうもありがとうございます。
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10月14日(水)
ふと我に返るときなりいのこずち
責任の所在のなすり合いは、
ひじょ〜に、いじょ〜に、疲れます。
組織って、めんどくせ。
肩がこっちゃって、こっちゃって。
ふとわれに かえるときなり いのこずち
季語=いこのずち
※楕円刑の小さな実にはトゲがあり、衣服につきやすい。それで動物などが種子を遠くまで運んでくれるのだから、効率的ですね。
※イノコズチは、ドロボウグサとも呼ばれるみたいです。知らぬ間に家にまで入ってきているから?
※いのこずちの地下茎は薬になるらしいですよ。へぇ〜
※また雨ですね。きょうもありがとうございます。
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10月13日(火)
からからと音の乾きを落花生
面白そうだなと思って買った本でも、
たまに途中で放り投げてしまうことも、あるでしょ?
なのに、数年後に改めて手に取ってみたら、
非常に面白かったなんてことも、あるでしょ?
選り好みが激しい人は知的に見えたりもするけれど・・・・。
口が達者なら尚更。
実際は逆なのかもしれない。
からからと おとのかわきを らっかせい
季語=落花生
※花が落ちてから生るのは普通の草木です。落ちた花から生るから「落花生」というのだとか。
※ラッカセイは、その黄色い花が終わると一部(子房)を地中へ伸ばして、サヤと豆になるそうです。
※つまり、自分で種まきをする珍しい習性を持っています。さらにつまり、種子が生るためには、お日様ではなく闇が必要という変わり種です。南米原産の一年草。
※なんてね。知ったかぶり。きょうもありがとうございます。
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10月12日(月)
草の実を食べて昨日を忘れたり
大昔を引き合いに批判する人は、
「今」を感じることができないのかもしれません。
それは現代感覚などというものではなく、
単に「いま生きている、今」なのかも・・・・。
わかりません。
くさのみを たべてきのうを わすれたり
季語=草の実
※秋草の実の総称です。
※穂に実るものが多いのですかね。殻がはじけ実を飛ばすものもあるそうで、見たことはないんですけど。
※300年前の俳句が今に通用するのなら、現代人の俳句のほとんども300年前の時代に違和感なく受け入れられるのかもしれません。
※で、俳句の現代感覚ってなによ?、と思うことがあったりなんかします。すぐに陳腐化するものは、そもそも俳句には向かない気もしたりなんかしますが、なんとなくですけどね。それもありだとは思うのですが・・・・。
※なにかなぁ? きょうもありがとうございます。
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10月11日(日)
秋の雲あしたときょうが入れかわる
「意志」は「想像」には勝てないそうです。
悪い想像ばかりが頭に浮かび出したら・・・・
まぁ普通はめげるよね。
なかなか消し去れないものですものね、そういえば。
あきのくも あしたときょうが いれかわる
季語=秋の雲
※秋の雲といえば、鰯雲や鯖雲などの動きのあるものが代表的です。
※秋らしい高く澄み切った空を、形を変えながら軽快に流れる普通の雲もいいものです。
※深呼吸。きょうもありがとうございます。
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10月10日(土)
無花果や握りかえした手の温み
土台がしっかりしていなければ、どだい無理な話で・・・・。
つまらない洒落のようですが、そうなんですけど、
「どだい無理な話」の「どだい」も土台と書くのだそうです。
知らなかったです。どうだい?
いちじくや にぎりかえした てのぬくみ
季語=無花果
※イチジクはアラビア原産。旧約聖書に出てくる、エデンの園の「知恵の木の実」はイチジクだったとか。
※無花果と書きますが、簡単に言うと、イチジクの花はその実の中に隠れています。というよりも、密集した小花が変形して実になります。言葉で正確に説明しようとすると、ちょっとばかりややこしいです。
※日本のイチジクは、ほとんどが雌の木なのだとか。理由は・・・・長くなるので、興味のある方は検索してみて。検索ワードは、「無花果 メスの木」で。
※ひとりとみるか、ふたりとみるか、で、鑑賞の仕方は変化します、たぶん。
※人は言葉の空白を経験と想像で埋める。俳句はそれを楽しむ文芸なのかもしれません。だから人それぞれ。実生活でそれが勝りすぎると、たぶん、こころが風邪を引いてしまいますけどね。
※なんとなくで。きょうもありがとうございます。
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10月9日(金)
葉鶏頭一番先に見えるもの
なにが見えますか?
はげいとう いちばんさきに みえるもの
季語=葉鶏頭
※花のない植物はないそうです。
※葉鶏頭は美しく色づく葉を観賞する植物で、庭園用に栽培されます。花は目立たないだけ。
※ケイトウという名なので、近い種ではあるそうですが、ぜんぜん違いますね。
※8月ごろから茎の上部の葉が、赤や黄色に変わり、緑色の葉との対比が美しい。
※赤と緑といえば、クリスマス?
※クリスマスの赤は、キリストの流した血の象徴。緑は、常緑樹のモミの木から永遠を表しているそうです。
※自然界での赤と緑の組み合わせは魅力的ですよね。色彩学では、補色でしたっけ?
※補色とは、反対色のこと。混ぜ合わせると黒になります。光の場合は、白に。大雑把にいうとですけどね。
※古名は「カマツカ」といいます。カは接頭語。つまり、真っ赤という意味らしいです。
※まっくろけ? きょうもありがとうございます。
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10月8日(木)
振り絞る喜びの数秋の月
よーく考えてみれば、
ダメかもと思うことも、
他の誰かがうまくやっているのなら、
はじめからダメかもと決めつけることもないかもね。
ふりしぼる よろこびのかず あきのつき
季語=秋の月
※得手不得手はあるけどね。きょうもありがとうございます。
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10月7日(水)
菊人形ときおり首をすげ替える
びっくり。
昨日もしっかりと更新したつもりだったのだけれども、
書くだけ書いて更新ボタンを押し忘れたようです。
いつもは、心配で何度も確認するのだけれども・・・・。
でも、書く話題ができてラッキーだったかも?
大した内容ではないけどね。
ほんと、頭を入れ替えたい気分です。
きくにんぎょう ときおりくびを すげかえる
季語=菊人形
※菊の花や葉を組み合わせて衣装のように細工する人形。
※顔や手は作り物で、歌舞伎などの名場面を再現しているものが多い。
※菊人形をつくる職人は、菊師と呼ばれるそうです。
※花を入れ替えることはあるのでしょうが、実際に首をすげ替えるかどうかは、知りません。
※台風直撃? きょうもありがとうございます。
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10月6日(火)
椿の実信じることがつらくなる
「人に与えて、己れいよいよ多し。」
ほんとうですか?
ならいんですけど。
つばきのみ しんじることが つらくなる
季語=椿の実
※ツバキの実は、10〜11月ごろに完熟して割れ、暗褐色の堅い実をのぞかせます。
※実の中には3〜5個の大きな種子があります。
※伊豆大島の名産品として知られる椿油。頭髪用、食用、灯用、機械油用など、案外その用途は広いそうです。現在も頭髪用以外で使用されているかは知りませんけど。
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10月5日(月)
林檎むく言葉の塊をほどく
最近、何も思い付かないことが多い。
きょうもずっと考えているけれど、何も浮かばない。
いろいろな資料やメモをひっくり返しても何にも・・・・。
時間ばかりが過ぎて・・・・。
習慣は大切だけれど、慣れはこわい。
りんごむく ことばのかたまりをほどく
季語=林檎
※リンゴについても、特に書くことはないです。きょうもありがとうございます。
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10月4日(日)
満月の光を浴びて揺れている
チャンスの神様があらわれて、
「目先の満足」と「その先のずっと先の大きな満足」と、
どっちがいいと聞かれたら、どっちだ?
まんげつの ひかりをあびて ゆれている
季語=満月
※昨日の中秋の満月、名月、十五夜、見れました? 今日は十六夜(いざよい)です。
※やる気をまるっきりなくさない限り、失敗はないとか。そんなものですかね。
※海の中からも満月って見えるのかな? きょうもありがとうございます。
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10月3日(土)
千振やうその三つも付けばよし
苦手意識を取り除くのも、
行動すること以外には、ないのかもね。
せんぶりや うそのみっつも つけばよし
季語=千振
※センブリの名前の由来は、熱湯の中に入れ、千回振り動かしてもなお苦味が残ることから、なのだとか。すごくない?
※煎じて飲むと胃痛によく効くそうです。病によく当たるので、当薬という別名もあるそうです。
※かなり苦いらしいのですが、猫にはマタタビと同じくらいの効果があるとか?
※「千三つ」という言葉あります。大嘘つきのことで、千回に三回くらいしか本当のことを言わないという意味です。そうなんだ。
※耳に苦い。きょうもありがとうございます。
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10月2日(金)
道草の行き着くところばったかな
気にするから、気になるのであって、
考えても分からないことは考えるのをやめましょう、と。
わかっちゃいるけど、やめられない。
思考の癖を直すには根気が必要みたいです。
みちくさの いきつくところ ばったかな
季語=ばった
※俳句では「はたはた」という呼び名もあります。
※ぱたぱた。きょうもありがとうございます。
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10月1日(木)
十月さようならそしてこんにちは
さんまの美味しい季節。
さんまの句をつろうと挑戦してみるけれど、どれもいまいち。
食べ物の句、特に「美味しい=幸せ」という季題は、案外むずかしいのかな?
というか、自分の句柄にあってないのか?
んなわけはないか?
じゅうがつ さようなら そしてこんにちは
季語=十月
※単純だと思うでしょ、単純なんです。でも俳句です。
※草木の実る爽秋。大気は少しずつ冷え、山や野は美しく紅葉しはじめます。
※子どものころ、いくつくらいだったかな、祖母の家に遊びに行って、喉に魚の骨が刺さって大騒ぎしたのですが・・・・
そのとき、ばあちゃん、かわいい孫にどうしたと思う?
※東京人の好物といわれるサンマは、大正時代まで季語ではなかったそうです。
※秋刀魚の当て字も、大正のころにつくられたそうですよ。ってことは、芭蕉にも一茶にもサンマの句はない?
※ちょっと意外。きょうもありがとうございます。
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