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東京ムネモシュネの俳句ストック > 今日の俳句 > 2012年5月
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2012年5月
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31日(木)
一日の終わり始まり手毬花
あとひと月もすると
6年目となるわけなのですが・・・・
いちにちの おわりはじまり てまりばな
季語=手毬花
※アジサイに似た白い花で、アジサイよりも丸みを帯びています。
※テマリバナはスイカズラ科で、木の高さは1〜3メートルくらい。
※オオデマリともいい、バラ科のコデマリと対比されますが、別ものだそうです。
※梅雨は短いらしいね。きょうもありがとうございます。
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30日(水)
ぎしぎしの花つぎつぎと咲きにけり
誰も興味を持たない雑草ほど、たくましいようですよ。
ぎしぎしのはな つぎつぎと さきにけり
季語=羊蹄の花
※湿地や道端に生えるタデ科の多年草。大きなものは1メートルを越します。
※淡緑色の小さい花をたくさん付けます。葉や茎と同系色だからか、あまり目立ちません。
※花のあとサヤのなる枝を振るとギシギシと鳴るので、この名が付いたといわれています。
※羊蹄は中国名だそうです。何でウマでなくヒツジのひづめなのでしょうね。
※紫陽花が咲き出した。きょうもありがとうございます。
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29日(火)
真新しい愁いなりけり麦の秋
頑固と面倒くさがりは、
根本的なところで似ている気がします。
まあたらしい うれいなりけり むぎのあき
季語=麦の秋
※麦は、秋ではなく、夏の日の下で黄金色に熟します。
※麦の秋の「秋」は実りのときの意味。麦刈りは梅雨前の仕事なのだそうです。
※最近のノンアルコールビールが売れているらしいね。
※もうすぐ6月ですね。きょうもありがとうございます。
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28日(月)
全身を吹き抜けて行く初夏の風
銀座で天秤棒をかついだ風鈴売りに出合いました。
意外さと、心地よい音色に、衝動買いしてしまいました。
ぜんしんを ふきぬけていく しょかのかぜ
季語=初夏
※うららかな季節はいつだって短いものなのでしょうか。風鈴を飾るにはちょっと気が早かったかも・・・・。
※明日も不安定な天気なのだとか? きょうもありがとうございます。
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27日(日)
古茶新茶性根の腐る音のして
人の変わる瞬間など、わかるはずもない。
自分自身のこともわからないのに。
こちゃしんちゃ しょうねのくさる おとのして
季語=新茶
※今年の新芽のお茶を新茶、走り茶ともいいます。新しいお茶が市場に出まわると、それ以前のお茶は古茶と呼ばれるようになります。古茶も季語です。
※とりあえず、消えたデータ(今月分)を回復いたしました。ほっとしました。
※原因はわからず。きょうもありがとうございます。
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26日(土)
上澄みの過去透明な花いばら
忘れられないのではなく、
忘れたくないというのが正解だったりするのかも。
うわずみのかこ とうめいな はないばら
季語=花茨
※茨の花、もしくは花茨は、野生のバラの総称です。
※人は忘れる生きもの。きょうもありがとうございます。
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25日(金)
今日という日を繕うて朴の花
「出任せ」も「好き勝手」も「横着」も、
人間にしかできないものだったりするのでしょうかねぇ。
きょうという ひをつくろうて ほうのはな
季語=朴の花
※花も葉も日本産の落葉樹のなかでは、最も大きいそうです。
※20〜30メートルの高い木の、傘のように広げた大きな葉の上に、直径15センチもの大輪の花を付けます。ので、下からは見えにくい花です。
※ホオは包の意味。大きくて香りのある葉を食器代わりにしたことから付いた名だといいます。
※ほんとに、バックアップはマメに取っておくべきですね。hoinさんに感謝します。
※明日は明日の。きょうもありがとうございます。
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24日(木)
そら豆を噛みしめている頭蓋骨
ぎゃあぁぁぁ〜
今月の「今日の俳句」のデータがきれいに消えてしまった〜!!!
いつ? なで? なんでだ??
そらまめを かみしめている ずがいこつ
季語=蚕豆
※季節ものとして、豆類の中で一番早く市場に出まわるのがソラマメなのだったそうです。
※サヤが垂れ下がるのではなく、空を向いているから「ソラマメ」なんだってさ。
※山ガール、森ガール、なんとかガール、今度の注目は、宙(そら)ガールなんですと。
※とりあえず今週分だけは修復しました。最近、バックアップをとってなかったのが、残念すぎる・・・・。
※こつこつ、直すよ。きょうもありがとうございます。
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23日(水)
優しげに人かき分けて君影草
「もしもあの時・・・・」という思考が、
一番の毒なのかもしれないですね。
やさしげに ひとかきわけて きみかげそう
季語=君影草
※鈴蘭のこと。スズランはランの仲間ではなく、ユリの仲間なのだそうです。
※その実には、愛らしい花からは想像できないほどの猛毒があるといわれています。
※昨日とは一転、いい天気でしたね。きょうもありがとうございます。
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22日(火)
新緑の身に添う影の確かなり
「〜らしさ」という馬鹿らしさ、とかね。
しんりょくの みにそうかげの たしかなり
季語=新緑
※季節が逆戻りしたような、雨の一日でしたねぇ〜。
※昨日は金環日食で、今日は東京スカイツリー開業で、メディアは賑やか。
※よいなぁ。 きょうもありがとうございます。
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21日(月)
薄暑かな金環日食を刻む
見えましたか?
金環日食の瞬間って、
思っていたほど暗くはならなかった、ですよね?
はくしょかな きんかんにっしょくをきざむ
季語=薄暑
※初夏、なんとなく汗ばむ感じになってきましたね。
※天体ショーという珍事でした。きょうもありがとうございます。
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20日(日)
金雀児や成り行きまかせの足跡
金環日食を見るためのメガネを、
わざわざ買いに行きましたよ。
晴れるといいのですが・・・・、
その前に早起きしないといけません。
えにしだや なりゆきまかせのあしあと
季語=えにしだ
※びっしりと咲く黄色い花は、底抜けに明るく、とても賑やかに感じます。
※マメ科特有の翼のような花びらを、明るく群れるスズメに見立てたのでしょうか。
※原産地はヨーロッパなのだそうです。ネットでちらほら検索してみると、魔女の箒の材料はこのエニシダなのだとか?!
※とべるのか? きょうもありがとうございます。
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19日(土)
忍冬目を逸らすこと多くなり
誰彼すべてが簡単に寛容になれるのなら、
寛容の価値なんてないじゃないですか。
すいかずら めをそらすこと おおくなり
季語=忍冬
※咲いてから2〜3日すると、その花色は白から黄色に変化します。
※常緑のつる性木本で、その葉は冬も枯れない。ので、忍冬という字があてられたとか。
※どうぞ。きょうもありがとうございます。
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18日(金)
夏の蝶追うて仕舞いの坂の上
「青い蝶だよ」と、
誰かの声が聞こえました。
振り向くと確かに、
青いかもしれない蝶が一匹、
花壇の上を舞っていました。
なつのちょう おうてしまいの さかのうえ
季語=夏の蝶
※ん? きょうもありがとうございます。
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17日(木)
クレマチス月夜の晩の砂を噛む
コーヒーが、好きです。
種類も蘊蓄もいろいろありますが、
普通に飲みやすいコーヒーが一番好きです。
くれまちす つきよのばんの すなをかむ
季語=クレマチス
※古風な呼び名は鉄線花(てっせんか)。つる性植物で、その蔓が針金のように固いのさ。
※最近はヨーロッパの改良品種が多いそうです。
※街でよく見る紫色の花の姿形は洋風っぽいかも。原産地は中国なんだけど。細い蔓にアンバランスなほどに大きい花を付けます。
※大きな花びらは花びらでなく、萼片(がくへん)が変形したものだそうです。
※なんか日中、暑いですね。きょうもありがとうございます。
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16日(水)
薔薇の木の老いの嘆きの余りある
くつろげる場所は無理をしなくてもいい場所ですが、
努力をしなくてもいい場所ではありませんね。
ばらのきの おいのなげきの あまりある
季語=薔薇
※バラにも野生種というものがありまして、その種類は世界で約200種にもおよぶのだとか。
※原種は一重の五弁花です。1000年以上の歳月を経て、芸術品ともいえる現在のバラが存在しています。
※「君はバラバラ、ハートは赤い薔薇〜♪」という曲が昔あったんだよ。なんか思い出した。
※あらあら。きょうもありがとうございます。
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15日(火)
空しさを折り込みながら更衣
進歩のない人間を、誰が褒めてくれるというのでしょう。
むなしさを おりこみながら ころもがえ
季語=更衣
※俳句では夏服に替えることをいいます。
※ちなみに、冬服に替えることは「後(のち)の更衣」と言うそうです。
※雨ですね。きょうもありがとうございます。
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14日(月)
花みずきどちらともなく途絶えおり
「想像」しないことは、
何かにつけて遠回りなのかもしれない。
なんてことをちょいと想像したりなんかして、
また1日がなんとなく終わります。
はなみずき どちらともなく とだえおり
季語=花水木
※別名はアメリカヤマボウシ。花のかたちは、なるほどヤマボウシに似ています。
※花に見えるものは苞(ほう)と呼ばれるもので、花はその中央にこぢんまりとかたまって咲いています。
※大正4年、東京市長が米国・ワシントンに桜の苗木を送った返礼として、このハナミズキ(アメリカヤマボウシ)が渡来したと伝えられています。
※花色は白、ピンク、赤。開花はサクラのひと月遅れくらいで、ゴールデンウィークの頃に咲くようです。
※サクラとは違う、なんだか明るい花で、ちょっと都会的な感じの花かもしれないね。
※日中は暑かったよ〜。きょうもありがとうございます。
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13日(日)
書き出しは前略ならずカーネーション
女性の話は前後の脈絡なく急に飛ぶといいますが、
女性に限ったことではないですよ。
かきだしは ぜんりゃくならず かーねーしょん
季語=カーネーション
※母の日ですね。カーネーションはナデシコ科なのだそうです。
※香りが良いので麝香撫子(じゃこうなでしこ)とも呼ばれるとか。
※むかし、「前略おふくろ様」というタイトルのドラマがありました。なんとなくですが、覚えています。懐かしいですね。
※そんな感じ。きょうもありがとうございます。
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12日(土)
未練などなきように見え虞美人草
思い切って本の整理をしました。
もう一度読みたい本と、
人に勧めたい本だけにしたら、
すっきりし過ぎました。
みれんなどなきようにみえ ぐびじんそう
季語=虞美人草
※虞美人草は、雛罌粟(ひなげし)のことです。
※半野生化した花が都心部の道端にも咲いています。
※四面楚歌の項羽の愛妻・虞姫の伝説から虞美人草の名が付いたと言われています。
※もとはヨーロッパ原産で江戸時代に渡来したそうです。
※勢いてこわい。きょうもありがとうございます。
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11日(金)
離れるみどり交わるみどり夏の草
離れることもその逆も、
ときに勇気のいること、だったして・・・・。
自然消滅って、そのひとつの解決法なのかもしれない。
はなれるみどり まじわるみどり なつのくさ
季語=夏の草
※成長するごとに草それぞれの若葉色が、それぞれの草色に変化して行く。みんなみんな生きているんですね。
※タンポポの綿がふわふわと目の前を飛んでいきました。
※時間は無情かぁ。きょうもありがとうございます。
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10日(木)
ときどきは葉桜として見つめおり
美点と盲点と、改善点と。
グチるなら、相手を選びましょう、と。
ときどきは はざくらとして みつめおり
季語=葉桜
※葉桜は、桜の若葉のことです。その美しさは、花を眺めたその木のその若葉にこそ、特別に感じるものなのかもしれないですね。
※変な天気が続きますね。きょうもありがとうございます。
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9日(水)
酢漿草の花は雨上がりに似合う
欲しかったものは、
手に入れた瞬間からピントがズレ始める。
と、知っていれば、何とかなるのだろう。
かたばみのはなは あめあがりににあう
季語=酢漿草の花
※日当たりのよい場所に生える野草です。花も葉も昼に開いて夜に閉じます。
※その茎は地を這うように伸び、黄色い花を次々と咲かせます。
※3枚の小さい複葉で、かわいらしいハートの形をしています。
※なんとなく雨模様でしたね。きょうもありがとうございます。
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8日(火)
春灯のなれ合いを消してください
一時的な迷いも生涯続けば、
本物なのかもしれません。
しゅんとうの なれあいを けしてください
季語=春灯
※今は、初夏?、晩春? きょうもありがとうございます。
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7日(月)
太陽の苛立ちあふれ棕櫚の花
「信用せずに、信用されたい」と、
思うてみても、
世の中そんなに甘くない。
たいようの いらだちあふれ しゅろのはな
季語=棕櫚の花
※ヤシの木の仲間で、真っ直ぐに伸びて枝分かれしない。
※公園や庭木によく見られます。金運でも良くなるのでしょうかね。
※五月晴れ。きょうもありがとうございます。
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6日(日)
太陽の匂い眠たし白つつじ
夕方の雷雨と雹には驚きました。
何が災いで、何が幸運なのか、
案外すべては、いやいや大方のことは、
考え方次第で大きく変化するようです。
たいようの においねむたし しろつつじ
季語=躑躅
※街路、公園などいたるところで咲いています。
※いい陽気でしたね。きょうもありがとうございます。
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5日(土)
木苺の花「しあわせ?」と問う暇
迷いに迷ったものの方が、
結局は正解だったりする。
なんって経験、意外にあるかもしれない。
きいちごのはな 「しあわせ?」ととういとま
季語=木苺の花
※バラ科なので茎にはするどいトゲがあります。
※木イチゴは木になるイチゴの総称です。バラは木です。
※オランダイチゴやヘビイチゴは草です。
※木と草の違い。きょうもありがとうございます。
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4日(金)
ちりぢりの思い出集めスイートピー
逃げない人は信頼できると思います。
ちりぢりの おもいであつめ すいーとぴー
季語=スイートピー
※あまり聞き慣れませんが、日本名は「麝香豌豆(じゃこうえんどう)」とか「花豌豆(はなえんどう)」といいます。スイートピーは、えんどう豆の仲間なんです。
※原産はイタリアのシシリー島だそうで、日本には江戸時代末期に渡来したといわれています。
※園芸品種の多い種で、白・淡紅、紅・紫・青・黄色などの花色があります。それぞれに淡いけれど華やか。
※たぶんそうです。きょうもありがとうございます。
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3日(木)
大きくも小さくもなく更紗木瓜
しばらくぶりの更新です。
また入院していました。
ひと月に2度も?!
これまで 大病などしたこともない人間が
いきなり同月に2度も!
しかも別の病気で!
隠しても得はなさそうなので正直に書きますが、
一度目 は「めまい」で、
正確には「 前庭神経炎」という名前です。
風邪 を長引かせたのがいけなかったようです。
まぁ数ヶ月もあれが完治するとか。よかった。
2度目、つまり先週4月28日から今日までが、
なぜかさらに 風邪をこじらせた上での
「扁桃なんとか炎」に・・・・(病名を忘れた)。
喉も腫れすぎると窒息に至る可能性があるそうで。
まさに 風邪は万病のもと。
日々の健康管理の大切をつくづく学びましたよ。
おおきくも ちいさくもなく さらさぼけ
季語=更紗木瓜
※ボケはバラ科、梅に似た五弁の花です。庭木や盆栽など観賞用としてもっぱら栽培されています。
※ボケの花でまずイメージするのは深紅のヒボケです。白地に紅のまざった花を付けるのがサラサボケです。
白い花を付けるシロボケもあります。
※もう若くはないということですね。二度と入院はしたくありませんわ。
※二度目ですが、きょうからまたよろしく。なんとも、ありがとうございます。
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